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ゆりかごの街・神戸

どうも。瑞野蒼人のnote「#みずのおと」です。

さて、今回のテーマは「#この街がすき」です。

現役大学生である私は、関西のとある大学に通いながら一人暮らしをしています。コロナウイルスが流行する前には、休みの日に様々な街を歩いてみたりして、関西の空気をたっぷり楽しんでいます。

で、ここからが本題。そんな自分が一番よく聞かれるのが、「関西だとどの街が一番好き?」という質問。九州出身の私からすれば、関西の街はどこもものすごく魅力的なんですよ、普通なら難問です。しかし、そういうときには私は真っ先に「神戸!」と答えます。


大阪湾と六甲山に挟まれた、横に細長い港町・神戸。江戸末期の開国以降、日本の海の玄関口のひとつとして、重厚長大な産業都市に育っていった神戸。みなさんも地理の授業などで一度は耳にしたことあるんじゃないでしょうか?

その神戸ですが、実は最近の関西人的には評価は低いらしいです。

実際に私の知り合いに神戸の印象を聞いてみても「中途半端な街」「神戸に行く用事が思い浮かばない」と言った感じで、いまひとつ魅力に欠ける街というようなイメージが先行しているようです。京都や大阪はインバウンド観光客を大きく取り込み好景気に沸くことができたものの、エキゾチックで異国情緒あふれる港町を売りにした神戸は、外国人にはウケない。そのうち、国内の観光客もそっぽを向き始め・・・というのが、いまの定説なんだとか。

でも、言わせてもらうと、
私はそんな中途半端なところが好きなのです。

例えば、中心地である三宮には未来的な高層ビルやマンションがたくさん立ち並んでいて、とても発展している都心のような雰囲気を醸しだしています。ところが、電車で3~4駅すすんだ、新開地という街は、時代が昭和で止まってしまったかのような空気があるんです。昔懐かしい八百屋や魚屋、立ち食い屋が立ち並ぶ商店街、前時代に作られたタイル作りのレトロな地下街、今が令和であることを忘れてしまうほど、昔の雰囲気を漂わせています。

1995年の阪神淡路大震災をきっかけに、神戸は急速に再開発され、街並みが一気に近代化しました。しかし、その被害を免れたエリアには、いまも昭和の街並みが、下手すると戦前の街並みが残っていたりするのです。このごった煮感が、私はたまらなく好きなんです。

海と山のあいだの狭い空間に、昭和・平成・令和という3つの時代が同居して、それを許容しながらゆっくりとした時間が流れる。その姿はまるで、ゆたりと揺れるゆりかごのよう。

だから、心が疲れると、私はこのゆりかごで眠りたくなって、神戸に足を運ぶのです。そして、六甲山の緑と、キラキラと輝く神戸の海を見るたびに、心が洗われ、神戸への愛をさらに深めていくのです。#みずのおと では、これからも様々な神戸の魅力を語っていきたいと考えておりますので、ぜひお楽しみに。


それでは今回はこの辺で。

次はどんなハッシュタグでお会いいたしましょうか?


#この街がすき

#みずのおと

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