見出し画像

川上弘美『水声』読了

久しぶりの川上弘美作品。
著者はいろいろな恋愛の形を追究しようとしているのだろうか。

どことなく瀬尾まいこの小説を思わせる滑り出し。
パパ、ママ、わたし、陵の4人家族の不思議な関係は突然変異し始める。しかし、その突然変異は前からそうなると決まっていたかのように見える。段々と透明になって、最後は私には見えなくなってしまった。その透明感に『水声』というタイトルがピッタリと当てはまる。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?