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田丸雅智『おとぎカンパニー』読了
初読み作家さん。現代ショート・ショートの旗手として活躍している。
ショート・ショートといえば、星新一はもちろん阿刀田高も大好きで、私自身もショート・ショートを書いている。
お伽話を現代に置き換えるという手法は新しく、『同期で一番』と『眠らせ姫』はオチもすっきりついて面白かった。
しかし、それ以外については結末がわかってしまい、惰性で読んだところもあった。
ショート・ショートの命はキレがある
もしも子供ができたなら(詩)
もしも結婚して
妻が子供を生んだなら
初めての笑顔や笑い声
初めての言葉にならない言葉
それらを妻と一緒に見ていよう
夜泣きしたら
妻の代わりに抱っこしよう
乳はあげられないけれど
でもこれだけは妻には負けたくない
絶対に
ママより先にパパと呼ばせよう