水川健人

思考がもっとも大事だという考え方を軸に、日々考え思うことをつらつらと書いてます。

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マガジン

  • 思考に関する基礎知識

    うまく思考するために最低限押さえておきたいポイント。

  • 創作から学ぶ

    映画、ゲーム、漫画、小説など創作物から現実に役立つ考え方を学ぶ記事まとめ。

  • 本紹介マガジン

    個人的に面白い、学びが深いと思えるような本を紹介していきます。

  • 価値観の整理

    自身が情報発信や人と関わる際にどのような価値観を持ち、 どのような姿勢であるかを整理したきじをまとめたもの。

  • 習慣化するための方法まとめ

    何かしら良い習慣を形作るために大事なことをまとめています。

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思考が大事という自分の理念を改めて考え直し形にしてみる

はじめにお話しておきますがこの記事は僕の理念、 情報発信とか人と関わるうえでもっとも大事にしているものを、 一度じっくり考え直してみようと思い書いた記事です。 公開することで改めてそれを大事にしていくという、 決意表明のような側面もあります。 なので、興味がないならせっかく開いてくれたのに申し訳ないですが、 閉じてもらって別のことに時間を割いてください。 読んでみようという奇特な方であれば誤字脱字や構成などは整えたものの、 基本的には考えついたことをつらつらと書いていっ

    • 人に好かれること、良好な関係を築くために必要なもの

      人に好かれる、良好な関係を築ける人の特徴として、 相手の話をよく聞く、発するものを受け止めるのがうまい。 そのような特徴がよく挙げられる。 その一方で相手の求めることをきちんと汲み取って提供できること、 価値を与えることが大事とも言われます。 表面的には真逆なことを言ってるように見える、 どちらの方が人に好かれる要素なのか。 良好な関係を築くうえで重要なのかと思うこともあるかもしれませんが、 この2つは本質的には同じことを説いていると考える。 ようは相手と自分のエネ

      • 終りの精神性を取り入れることの意義

        武士道とは死ぬことと見つけたり。 昔の日本のより良い精神の有り様を表すものとしてよくあげられる武士道、 その元となった葉隠れという書の最初に書かれている言葉。 この言葉だけが大きく広まったことで様々な解釈がなされていますが、 葉隠れの序文を読み解くとその真意は命をかけるみたいな話ではなく、 ただ終わりを日常として意識し物事に向き合いなさいと説いている。 命はいつ終わるかわからない、明日にでも死んでしまうかもしれない、 だから今、この瞬間に終わっても良いと思えるような毎日

        • 成功の仕方よりも間違え方の方を早めに覚える方が良い

          何かを成したいと思った時、大抵は成功するための何かを求める、 成功法則や成功哲学といったものが必要だと考える傾向は強いと思う。 ですが成功方法、特に知識としての成功方法は直接そこまで役立たない、 普遍化され抽象的になったものか誰かに向けにカスタマイズされていて、 それを元に結局は自ら試行錯誤しなければならないことが大半だからです。 もちろん、それは無駄とか無意味というわけではない、 試行錯誤するにもまったく方向性が定まらないよりも、 ある程度、進むべき道がわかっている方が

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        記事

          良い創作、物語から学べないなら現実から学ぶことも難しい

          創作、物語はしょせん作り物で現実感がなく実際には役立たない。 そんな意見をよく聞きますが個人的にはそう思わない、 良い創作、物語であれば特に精神的な要素の場合、 大いに学ぶもの、現実に役立つものがあると考える。 むしろ創作から何も学べなければ現実から何かを学ぶことは、 少なくとも意識的な側面においては難しいでしょう。 と言うのも、まず創作における現実感のなさとはどこから来るのか? ここで言う現実感とはファンタジーなど世界観的な話ではなく、 世界観の中に存在する登場人物

          良い創作、物語から学べないなら現実から学ぶことも難しい

          現実的であるほど現実に影響力がない理由

          もっと現実的に考えるべきみたいな表現がある。 データはどうとか論理的にこうとか科学的にそうとかみたいな、 現実を見ろ、現実はこうだ、現実的じゃないから意味ないみたいな。 とにかく現実現実繰り返す場面、見たことあるかもしれません。 実際、言うだけあってきちんと現実を捉えている人もいますし、 中には冷静に結果を出している人もいます。 しかし、社会における影響力という観点から見ると、 現実と繰り返す人ほど影響力が低い傾向があると思う。 例えば科学者とかってその典型だと思う

          現実的であるほど現実に影響力がない理由

          神もどきの視点で生きるか、人間として生きるか

          個人的に全ての物事、結果にはそうなった原因がある、 現状の結果は過去の蓄積から生まれる必然だと考えます。 しかし、同時に人間にはこの必然性を主観的に超克する力があると考える、 理由は2つあり1つは人間の認識力に限界があるからです。 全体を完全に俯瞰し把握できる認識力を仮に神の視点とでも呼びましょう、 もしそういう視点があれば全体の流れは必然であり全ては予定調和になる。 しかし、人間は歴史として多くの知識や情報等を蓄積させてはきたけれど、 個人としてそんな視点を持つことは

          神もどきの視点で生きるか、人間として生きるか

          自我の増長が自我の希薄化につながるという皮肉

          人は脳の機能として意識と無意識、2つの思考傾向を同時に生み出す。 自我とは意識、自らを客観視し自他と自身の境界線を自覚し、 明確に違う個人であるという思考により表れるものです。 逆に無意識は現実の流れの中、あらゆる存在と関係し作用しあい、 感情など反応的、衝動的な思考傾向、引いては言動を表す。 両者の思考は常に自身という存在がどのような方向に進むかについて、 影響を与えようと衝突していますが持続力、思考速度において、 無意識の方が長く速いので影響力も強くなる傾向にある。

          自我の増長が自我の希薄化につながるという皮肉

          困難の中の余裕が思考を洗練させる

          心理学、脳科学的な観点から人間の精神、思考の傾向を学び、 そんな思考から生まれる様々な人達の様々な思想等に触れるにつけ、 考え方や心が生まれる過程の複雑さに圧倒される。 脳の機能として思考を見れば基本的には余裕がある方がうまく働く、 物質的にはそれなりに余裕がある現代社会であれば思考はより働き、 より良いものが、思想等が生まれると考えられるでしょう。 しかし、確かにもの、技術などの観点で見れば発展し続けている、 ですが精神的な観点から見ると全体的には劣化していると。 そ

          困難の中の余裕が思考を洗練させる

          難しさと受け入れやすさ

          日本書紀によると仏教が日本へ伝わったのは6世紀頃であるとされている、 それから現代にいたるまで様々な宗派が生まれ発展し影響してきた。 そんな仏教の宗派の中で、日本国内で最も広く信仰されているものは何か? 浄土真宗であると言われてますがではなぜ、 この宗派はそこまで信じられたのか? 素晴らしい歴史があるから?極めて示唆に富んだ教えがあるから? 自らを律する、精神の成長に大きく役立つからでしょうか? もちろん、そういう視点から信仰する人もいるでしょうが、 広まった理由はそ

          難しさと受け入れやすさ

          やった方よりやられた方が忘れられない理由

          例えばいじめなんかもそうですがやられた方は心に大きく傷が残る、 いつまで経っても忘れられないことが往々にしてある。 だけど、やった方は少ししたらきれいさっぱり忘れていて、 いじめた相手に対してすら何もなかったかのように振る舞うこともある。 時にはいつまでもそんな昔のことをとか開き直ったように見える態度で、 さらに相手を傷つけるようなこともあります。 何事もやられた方はいつまでも忘れられず後々に影響することも多いのに、 やった方は些細な日常の一幕だったかのようにすぐに記憶

          やった方よりやられた方が忘れられない理由

          自分を持つ、能動的であるということ

          人間が能動的に意思決定するには葛藤が必要だと考える。 葛藤なき意思決定に自分が介在する余地は存在しない、 自分とは選択により形作られ、選択は同程度の価値の重みが、 少なくとも2つはないと行えないからです。 人間は生まれた頃から自分、自我を生む意識を持つわけじゃない、 最初、人間も他の生物と同様に本能、無意識しか持っていない。 本能のまま、他人や環境と交わり経験や知見を無意識に蓄積させ、 それを元に様々な価値基準を形作っていく。 自分のベースとなるものは発達した意識を得

          自分を持つ、能動的であるということ

          終わりのない世界に終わりを見出した人間はそれ故に停滞する

          この世界、現実に終わりはないと考える。 全てのものはその形やあり方を変え続け別の何かとなって、 あるいは別の何かの糧になって世界を動かす一助となる。 もし本当の意味で世界が終わるとしたらそれは全ての動きが止まった時、 あらゆる存在が循環せず停滞した時でしょう。 しかし自我を得た人間は現実の循環から外れた精神性を獲得し、 精神的に停滞することがあり得るようになった。 その最たる概念が死だと考える。 特殊な思考傾向により世界から断絶した個人としての自我を持つからこそ、

          終わりのない世界に終わりを見出した人間はそれ故に停滞する

          現実と幻想の間を揺らぐのが人間という生き物

          知識や情報、データを集めることは現状を認識するうえで大切な要素。 しかし現状を認識してからこの先どうするかの方針を定めるうえでは、 人間社会の中では必ずしも役に立つものではなかったりする。 人間は現実的な法則ではなく想像による幻想によって動くからであり、 主に人間同士の相互関係、作用によって動く人間社会において、 必ずしも現実の正しさが即座に結果に反映されるわけではないからです。 わかりやすく言えば現実がそうだからそのように動くわけではなく、 自分がそう信じているからそ

          現実と幻想の間を揺らぐのが人間という生き物

          現代の生きづらさの一因は夢(我儘)と現実のバランスが取れなくなったことにあるのかもしれない

          近年、もし何の制限等がないのなら何をしたいか? 自分が何も考えずとも走り出したくなるような情熱や信念は何か? つまり夢は何かという問、そしてその夢のまま走り出せば良い、 そんな表現をよく見かけるようになった。 頭で考えたりじっくりプランを練ったりする暇があるなら、 自分の夢を実現するために行動すれば良いとも聞きますし、 誰もが夢を叶える権利があるという表現もある。 この傾向は自由主義、個人主義が支配的な思想となったことにより、 個人の幸せを重視する考え方が強まったことに

          現代の生きづらさの一因は夢(我儘)と現実のバランスが取れなくなったことにあるのかもしれない

          自由とはつながりから隔絶される覚悟を持つこと

          現代って自由を絶対視する傾向があり強く求める人も多いように見える。 ですが、個人的には本気で自由を求めてる人ってそんなにいない、 と言うより自由というものの実態をきちんと理解してないように思えます。 自由とは自らに由ると書くようにあらゆる意思決定の基準を、 他者や社会ではなく自らに由って定めることを言う。 これは言葉にするほど簡単なことではないと思っています。 まず人間は社会という集団の中でしか生きていけない以上、 精神的にはともかく物質的には必ず他者や社会とつながる

          自由とはつながりから隔絶される覚悟を持つこと