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マイバッグを持参しよう -心の落とし穴にはまらないように-

毎日ブログ 166日目(2020/8/12)

2020年7月1日、容器包装リサイクル法の関係省令をの改正法が施行されました。これによりレジ袋が有料化され、買い物の際にマイバッグを忘れてしまうと、1枚3~5円を支払う事になります。

そして今、レジ袋3円を支払うのが嫌なのか… マイバッグの盗難が増していて、社会問題になっているとか…

今日の記事は辛目です。

犯罪歴とは

たった3円で犯罪歴がついてしまうのですよ。その瞬間は深く考えていないのでしょう。ですが、ここはさすがにもう少し考えてみてください。
金額的にみれば「たった」3円。たかが3円、されど3円。3円で人生を棒に振らないで下さい。

罰を出される男性

有料であっても無料であっても商品などを勝手に盗るのはもちろん犯罪です。どんな理由があってもです。

犯罪歴とは… 改めて言う事でもないくらいに皆さんもわかると思うのですが、あえて書きます。

犯罪に関する経歴。犯罪の経験。前科ともいう。

それによりあなたは犯罪者となってしまいます。

犯罪者になってしまうと、その後の生活や今まで築いてきた社会関係やキャリアがどうなるか、わかっていますか?

犯罪を犯すと…

言うまでもなく、犯罪を犯すと所属している会社や、家族に連絡が行きます。場合によっては会社でも評価に響き、最悪解雇などすら有り得てしまいます。
解雇にまでなってしまうと、家族ともども路頭に迷う事になり、家庭が崩壊してしまうかも知れません。

せっかく持ち家を持っていても、近所に知れ渡れば住み辛くなります。本人は自業自得ですから我慢すればよいのかも知れませんが、パートナー(妻・夫)や子供たちが耐えられず、引っ越しなどもあり得ない話ではありません。

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そして改めて再就職を目指しても、履歴書にはその犯罪歴を正確に記載しなければなりません。正確に言えば、欄が無ければ書く必要もないのですが、問われれば正確に答えなければいけないのが賞罰です。

企業側に嘘をつくと、今度は経歴詐称として、それを理由に解雇という悪循環に繋がります。
「わかっていれば採用しなかった」
という理由が通るようになるからです。

医師や看護師、薬剤師などは、罰金刑でも懲役刑でも、資格が取得できなかったり、免許取消・業務停止の処分を受ける可能性があります(医師法4条3号ほか)。また、地方公務員や一般職の国家公務員は、禁固以上の刑を言い渡されると、その執行が終了するか受けることがなくなるまでは、必ず公務員の職を失うと定められています(地方公務員法16条2号、28条4項ほか)。

一時の「気の迷い」で、貴方は自分が歩んできた、思い描いてきたキャリア、またはその両方を捨ててしまう事になるのです。

ちなみに警察官に関しては、警察応援キャリコンの山田さんに伺ったところ、

警察官であるものがレジの袋を1枚とったなら‥間違いなくクビです。
犯罪歴のあるものが警察の職務につくことはできません!

との事です。詳しくは山田さんのnoteをご覧くださいね。きっと近い内に書いてくれます^^; 書かないかも知れません^^;

窃盗も殺人も同じ犯罪です。

実際のところは先ほどまでの文章は「警告」の意味も含めて大げさに書いています。最悪のルートを読み上げていると思ってください。

とは言え改めて書きますが、どんなに金額的安かろうと、それは相手の資産です。それを勝手に盗る事自体は法にも倫理・道徳にも触れます。
極論を言えば貸した本を「請求しても返してくれないから」といって勝手に持って帰るのも「窃盗」に該当します。

世の中には便利な道具があふれています。
車は重い荷物を運んだり、遠い場所まで家族でドライブに行くこともできる便利な道具です。ですがちょっとした油断で簡単に人を殺せてしまう道具なんです。
包丁も非常に便利な道具です。料理をするときには必需品です。ですが…
言いたいことは分かっていただけていると思います。

マイバッグを家に忘れてきてしまって… ホンの出来心で…
それでも「自分と他人の人生を狂わす」という意味で言えば同じことです。

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今の自分の環境を自分で悪くするようなことの内容に気を付けて生活をして行きましょう。

社会的な信頼関係を守る

私は今年の新入社員研修の中でコンプライアンス研修も担当させていただきてきました。
そこで私は彼らに「心にブレーキを」として伝えてきました。

つい魔がさして…
これくらい許されると思った…
上手くやれると思っていった…

全部ダメですよ。

コンプライアンスとは、法律を守る事だけではありません。法律等遵守なのですです。
この「等」の中には「倫理・道徳・暗黙の了解・他」などが入ります。これらすべてを「遵守」するのがコンプライアンスなのです。言い換えれば互いの信頼を破壊する行為全てを許さないのです。

法律とはその社会で暮らす人が安全で平等に生きるための最低限のルールです。我欲のためにそれを犯すことは許されません。
実際のところはマイバッグを一つ盗ったからと言って、先に書いた様にはならないとしても、決して人に受け入れてもらえない事には違いありません。

買い物でマイバッグを忘れたからと言って、マイバッグの盗難が続くというのは、既に異常事態だと気づいてください。
本当にこの社会で暮らす上での信頼関係をないがしろにする行為です。

こればかりは他人事と捉えず、いつか自分に襲い掛かるかも知れない自分事と捉えていた方がよいのかも知れませんね。


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