#187 家具リメイク、お店の近況あれこれ
昨日の記事に続いて、再生したものを売るお店、ReSTOREのことをお話しようと思います。
クリスマスシーズンのReSTOREでは、中央に古い木製の脚立を使い、クリスマスオーナメントなどを売っていました。
お店のなかには、私個人で手掛けた物も置いてもらっています。昨日の記事内のランプなどがそれにあたり、売り上げの何%かがお店に入った後は私の利益になります。
例えばこんなもの。
うちの夫も、ボロかった屋外バーベキューなどで活躍するButler's Tray (バトラーズトレイ) を素敵に再生させました。
木は汚れを取り、サンドペーパーで擦った後、ワックスを塗るだけで、これほどに美しい色艶が出るのですよね。なんだか魅力が尽きません。
こんなふうに、ボランティアとして労働を提供する私と、自宅で手掛けたものをお店に出す私が両立しています。
冬景色に合わせて、ウインドウディスプレイをしたのは私。
教会のクリスマスに使ったことのある飾りがなんとなく家に残っていたので、これもリサイクルです。
さて、January SALEも先月いっぱいで終わり、クリスマスのものもすっかり片づきました。
「ミズカ、ウインドウディスプレイをバレンタイン仕様にしたいんだけど、なにか考えてくれる?」
そう言って色とりどりのコピー用紙を手渡されました。
その時点でみんなの頭の中にあったのは、赤やピンクのハート💗を切り抜いて飾ることだったと思うのです。
でもバレンタインは今から2週間で終わってしまうのです。どうせ時間をかけて作るのならば、またすぐに作り直すのは効率が悪いというもの‥‥
そこで、コピー用紙を正方形に切って、折り紙の風船を作っていきました。
もう季節感云々よりも、春を待ちわびてハッピーな気分になれるようなら色もガンガン入れちゃう。
それらが窓の位置のどの辺にくるかを大まかに計算して、木綿の糸を通していきました。
出来上がったのがこんな感じ。
なんやかんやと、一日かかってしまったのですが、
マネージャーから、夏が終わる頃まで行けちゃうね~と、喜ばれております。
新しいストックもたくさんお目見えしています。
私が気になるのはこれ。
ピンクのドールハウスです。
もちろん、中には部屋ごとに木製のミニチュア家具が揃っています。
このドールハウスは14歳の自閉症の女の子によるものです。支援員さんと一緒にボランティアに来て、彼女一人で黙々と塗られました。ピンクの壁の花は実は側面にも裏側にも丁寧に描かれています。
とっても乙女チックで夢があふれていますよね。
このドールハウスを買ってもらえる子どもさんも幸せだなぁ、と愛情が手渡しされていくのも感じます。
そして、
最近外にお目見えした巨大Doragon Fly (トンボ) です。
もちろん、すべて要らなくなったものをリサイクルして作られています。何をどう使ったらこんなトンボになっちゃうのか、本当に恐れ入ってしまいます。
お店の前には、いい感じに苔生した石の‥‥とここまで書いて、これは何だったのか、よくわからない自分がいます。
木製のアヒルが脱力している感じも笑みを誘ってくれます。
これが、仕事ができなくなってからの私を社会に繋げ、直して使う工夫を学ばせてくれている場所なのです。
入り口は赤くペイントされた木製ドア枠です。
これが開かない日があったりして、何度も修理を繰り返してきました。ガラスのヒビも応急処置のままです。
トントンカンカンできてしまう場所なので、みんなの手でここまで踏ん張りましたが、とうとう業者さんがドアを入れ替えてくれることになりました。
次回、投稿できる際には、入り口ドアが新しく頑丈になっていることでしょう。
またのお越しをお待ちしております。
昨日の記事です。
《投稿後記》
上の石の置き物の写真の話になります。車輪だなんて、ふざけたことを言いましたね。
夫に訊いてみました。
これはりんごを入れて潰してサイダー(発酵りんご酒)にするサイダープレス器だったようです。
上に載っかっている円形の石に木の棒を差し込んで石の台の周りを人が回ります。そうすることで、中のりんごが潰されてジュースになるわけですね。
なるほど〜、丸い形と中心の出っ張りにはそんな意味があったという報告でした。
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