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三河サドベリースクール・シードームとプラトンの教育思想〜善いことについて〜

先日、愛知県岡崎市にあります『三河サドベリースクール・シードーム』さんを見学させていただきました。

こちらを知ったのは、苫野一徳さんの共同著書『教育観を磨く〜子どもが輝く学校をめぐる旅〜』でサドベリースクールについて興味をもったからです。

サドベリースクールには『とにかく自由!』という教育方針が特徴のようです。

でも…みんながみんな自由だったらどうなるのかな?

まったくイメージのできないままでの訪問になりました。

実際に伺ってみると…

そこには、安心感しかない(笑)

だれかからの【評価】なんて微塵もない

ただただ、自分の思いをゆっくりと言葉にできる空間でした。

苫野一徳さんが「シードームの子どもたちは大人っぽい」と表現されていましたが、何をもって【大人っぽい】というのかも、わかる気がしました。

自分の自由を守るからこそ、自分の考えをもち、表現する。
他者の自由にも耳を傾け、想像する。

そこに、自治が生まれる。

彼らは、自分で立って生きているから
【大人っぽい】のだと思いました。

表題の【プラトンの教育思想】について
プラトンは【善】について
「わたしたちは、絶対の真理については“絶対に”は欲さない。知りたいけど…別に、なくてもいい。無くても、我慢できる。絶対の美もそう。」「でも、善は違う。善きことというのは、道徳的に正しいことではない。善きことというのは、自分にとって、善い【生】を過ごしたい、全うしたい。自分にとって善くない生を生きたいとは誰も思わない。だから、善のイデアがイデアのイデアだとプラトンはいうのです。」「だから、みんなが納得できる【善きもの】について【善き生】【善き国家】【善き社会】を目指し、了解可能性をみつけることに、哲学の意義があるのでははないか。」と苫野一徳さんは解説で言っています。

たぶん、人間はそこを目指して生きるのかな?

だから、存在認証が大切。

「自分の思っていることを、伝えてもいいんだな。」

その安心感が、教育の前提なんですね。

三河サドベリースクール・シードームさんからは、まだまだ学べることが多そう!
子どもたちや、スタッフさんとももっとお話しがしたい♡

直近のイベントをご紹介します。
必要な方に届きますように♡

「『教育観を磨く』出版記念イベント  子どもが輝く学校“シードーム”をもっと知る旅」
〔日時〕2024年1月14日(日)
     14時~16時 (13時30分開場)
〔場所〕岡崎市民会館 1階会議室
〔定員〕30名程度(お子様連れ可・託児はありません)
〔内容〕シードームの紹介と、生徒やスタッフとじっくり話ができる時間を持ちたいと思います。本ができるまでの裏話もあるかも!?
〔参加費〕当日カンパ制
〔お申込み〕以下の申し込みフォームよりお申込みください
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8f3dd8d3805385
※当日、書籍「教育観を磨く」の販売があります。(数量限定)





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