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ため息俳句14 寒椿

      

俺は首どこで落とした寒椿


 人に切られた訳でない。

 自分がどこかに忘れてきた。

 あるいは、見捨てて、どこかの木偶の首とすげ替えた。

 この歳になるまでには、いろいろある。