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【IndieGame界隈トピックまとめ】「『魔法少女ノ魔女裁判』クラファン大成功」「『アクアリウムは踊らない』新展開」|4/19~4/25

 瑞牆(みずがき)です。
 元ゲーム会社勤務・現小規模ゲーム開発者の筆者が、IndieGame界隈のトピックを毎週木曜日にまとめています。
 インディーゲームは"好き"を形にする領域ですが、より多くの人に遊んでもらうためには界隈の情報が必要不可欠。スキマ時間に直近のトピックスをサクっと追えるマガジンにできたらと思っています。

 それでは今週のトピックスをご覧ください。



【1】『魔法少女ノ魔女裁判』のクラウドファンディングが5日で達成率397%

 シナリオ制作会社・Re,AERのプライベートブランド「Acacia(アカシア)」による、Steam向けサスペンスアドベンチャー『魔法少女ノ魔女裁判』が、4月19日にクラウドファンディングを開始。開始5日目となる現在、目標金額2,000,000円に対して達成率397%となる7,954,410円が集まっています。すごい。
 以下は21日時点の公式のポストです。


【2】『アクアリウムは踊らない』新展開

 ホラー嫌いが作るホラーゲームこと、人気フリーゲーム『アクアリウムは踊らない』から新しい展開が続々発表された週でした。

(1)アパレルコラボ決定

 4月19日、アパレルブランド・Favoriteとのアパレルコラボを発表されました。作者・橙々氏によるデザインとのこと。柄シャツかっこいいです。


(2)アナログ盤サウンドトラック発表

 全13トラックを収録のほか、キャラクター達による楽屋トーク付きライナーノーツなどの特典があるとのこと。


(3)ドラマCD化決定

 豪華すぎて腰抜かす声優陣が担当されるとのこと。期待。


【3】『Hookah Haze』主題歌MV公開

 4月20日、シーシャ(水たばこ)屋経営ADV『Hookah Haze』の主題歌「Hookah, whoo!」のMVが公開されました。
 スタッフはサウンドプロデュースがDECO*27氏、作編曲がtepe氏、歌唱をVTuber・藍月なくる氏が担当されています。

 余談ですが、マーケティングの話題が大好きな筆者・瑞牆、本作は「なあ! 『NEEDY GIRL OVERDOSE』っぽいテイストで『コーヒートーク』やろうぜ!!」という企画会議の様子が眼に浮かぶようで、非常に注目しております。(失礼)

 ニディガがピンク・青を用いたのに対し、同じ文脈で寄せつつも差別化するため、もう少しロックに振って紫を採用。『コーヒートーク』の店に相当するネタは、1~2年前の流行であるサウナ屋、シーシャ屋、ポーカー屋から選定。アートはもちろんピクセルで、楽曲の歌唱は「INTERNET OVERDOSE」の歌ってみた動画が非常に魅力的な藍月なくる氏にご依頼……という具合だったら、とてもロジカルで、面白いなと。
 イベントで試遊させていただいており、出来栄えも素敵だったので、発売と結果が楽しみです。


【4】約20万本売上の性格診断ゲーム『Refind Self』開発者インタビューが公開

 ゲームメディア・AUTOMATONは4月20日、性格診断ゲーム『Refind Self』開発者・Lizardry氏と、パブリッシャー・PLAYISM代表の水谷俊次氏へのインタビュー記事を公開。
 作品が生まれるまでの軌跡が語られていました。


【5】Discord上で遊べるゲームのコンテスト「Discord App Pitches 2024」が開催

 先月、Discord社は、誰でも「Discord」上で遊べるゲームを開発できる「埋め込みアプリソフトウェア開発キット」を発表しており、今回はそれを用いたゲームアイデアとプロトタイプを募集しています。
 全く新しいプラットフォームでの先駆者は、後続たちよりも実績を残しやすい印象です。我こそはという方は気軽に申し込んでみると、パイオニアになれるかもしれません。


【6】「実況されても売上が変わらないことへの対策について」議論活性化

 『メグとばけもの』で知られるゲーム開発会社OdencatのCEO・Daigo氏による以下のポストを皮切りに議論が成されていました。

 多くの有識者や開発者により意見が表明されています。実績おありな方の例としまして、VRゲーム『サマーレッスン』のプロデューサーである玉置絢氏の反応も興味深かったです。ぜひチェックを。


【7】Z世代のゲームに関する意識調査が話題

 株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキュウラボ)』は、15~24歳のZ世代を対象に、外部調査パネルによるWEB調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワークによるインタビューから「Z世代のゲームに関する意識調査」を行った……とのこと。

 ゲームハードとしての「スマホ」の圧倒的優位や、ゲームジャンルの嗜好などが語られています。いつの時代もトレンドを作るのは若い世代。企画・開発・販促の参考にされてみても良いかもしれません。


【8】忘れちゃダメ! 近日開催のIndieGame系イベント

 筆者・瑞牆の備忘録を兼ね、近日開催されたり参加が締め切りとなるIndieGame系イベントをまとめています。


(1)デジタル等クリエイター人材創出事業『創風』

 エントリー締め切り:2024年4月26日(金)


(2)東京ゲームダンジョン5

 開催日:2024年5月4日(土)


(3)『INDIE Live Expo 2024.5.25』

 開催日:5月25日開催


(4)『MY GAME FES』

 開催日:2024年12月14日、15日
 5月 サークル参加申込予定


(5)『ゲームメーカーズ スクランブル2024』

 開催日時:2024年5月25日(土)
 参加費:無料(事前登録制)


(6)TOKYO SANDBOX 2024

 開催日:2024年6月22日(土)
 現在、出展ゲームを募集再開中。


(7)NHK「神ゲー創造主エボリューション2024」

 エントリー締め切り:5月17日(金)15:00


(8)BitSummit

 開催:2024年7月19日〜21日


(9)東京ゲームショウ2024

 開催期間:9/26〜9/29
 一般の出展応募締切:5/24
 Selected Indie 80の応募締切:4/30


【おわりに】

 お読みいただきありがとうございました。
 今後も筆者のペースでまとめていけたらと思っています。
 モチベーションになりますので、よろしければ記事への♡筆者のフォローをいただけると嬉しいです。

 連載しながら情報感度や精度を高めていきたく、もし「こんな出来事もあったぞ」「うちのゲームも掲載しておいて」など、ご指摘やご要望がありましたらお気軽に筆者・瑞牆のXアカウントのDMまでご連絡くださいませ。

 それではまた次回。






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