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救命講習に行ってきました…2/2

上の傷病者人形:青木さん50代男性・たくや君5才・はなちゃん

一回目の様子は、下記にアクセスして下さい。
救命講習に行ってきました…1/2|みずえ (note.com)

<二日目>
 この日は、傷病者が乳幼児・子供の場合。
 参加者は、22名で、若い方が多かった。男性は2名。主に、乳幼児・小学生を対象にした職業の方が参加されている様だった。
 スタッフは、一日目と同じ方々で、講師はYさん。この方も、長年救急隊や救急電話の取り次ぎをされていたベテランさん。さまざまな体験談を交えた、楽しく、解りやすい講義だった。

講習の内容
・子供の場合、救急車を呼ぶケースは、怪我が多い。心停止の場合は、呼吸原性が多いので、是非、胸骨圧迫だけでなく、人工呼吸もして下さい。
・胸骨圧迫の深さは、目安としては、成人は5㎝・子供(1才~16才)は胸の圧さの1/3(約3~4㎝)、乳児(1才未満)は、自分の指2本で押す。いずれも、解らない時は、身体の大きさで判断する。
・人工呼吸の時、気道確保の仕方が、大人・乳児・子供は違う。
 これは、とても難しいと思った。大人と子供だと、気管の形が違うそうだ。それで、適度な角度も違ってくる。乳児の場合は、鼻をつまむ事が難しいので、鼻と口を自分の口で覆いながら、人工呼吸をする。
・子供と、高齢者は、突然『ガクン』と、悪化するので、特に注意して目を離さない。
・乳幼児は、喉に異物が詰まっている場合、口の中を見ると、見える場合が多いので、取り出す。取り出し方を、人形を使って教えていただいた。乳児の場合、落とさないように、しっかりと抱きかかえながら背中を叩いたり、小学生くらいだと、腹部突上方などでも良い。

 今回も、とても勉強になった。
 胸骨圧迫を2分間続けるのは、とても体力がいる。胸骨圧迫30回+人工呼吸2回と言うのも、体勢を移動しないといけないので、ずっと続けるのは大変だ。誰かが近くにいたら、声をかけて交代してもらったり、手伝ってもらった方が良いとおっしゃっていた。その通りだと思った。今回の練習で、私は、手の平の手首に近い膨らんだ箇所の皮が剥けた。
 私は、地域の小学校の、登下校の見守りボランティアをしている。登下校中に、事故が起きて、救命措置が必要な場合に備えて、今回の講習を受けたけれど、これ、実際におこったら、自分はどこまで出来るんだろうか?と思った。考えるより先に、身体が反応するだろうか? それとも、結果を躊躇って何も出来ないだろうか? 自分には、何が出来て、何が出来ないのか? 
 こういう事は、実践を積み重ねて学んで行く事だと思うが、実践がおこらない事の方が良い訳で、それを切に願っている。