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現代語訳『伽婢子』

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江戸怪談ものの火付け役となった『伽婢子』の現代語訳です。
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2019年12月の記事一覧

現代語訳『伽婢子』 伊勢兵庫仙境に到る(2)

 一方、伊勢の乗る船は風に吹き流されて南に向かった。昼夜十日ほど進むと少し風が弱まり、あ…

たま
4年前
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現代語訳『伽婢子』 伊勢兵庫仙境に到る(1)

 伊豆《いず》国の北条氏康《うじやす》は、関八州(相模《さがみ》・武蔵《むさし》・安房《…

たま
4年前
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現代語訳『伽婢子』 原隼人佐鬼胎(2)

 その昔、原昌俊《まさとし》は逸見《へんみ》氏の娘を妻にしていた。昌俊は常に諸方を転戦し…

たま
4年前
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現代語訳『伽婢子』 原隼人佐鬼胎(1)

 甲斐《かい》国を治める武田信玄の家臣・原《はら》隼人佐《はやとのすけ》昌勝《まさかつ》…

たま
4年前
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現代語訳『伽婢子』 焼亡定まる限り有り(2)

 奇妙なことだと思いつつも、急いで家に帰った久内《ひさうち》は家財などを持ち運んで別の場…

たま
4年前
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