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現代語訳『伽婢子』

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江戸怪談ものの火付け役となった『伽婢子』の現代語訳です。
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2019年6月の記事一覧

現代語訳『伽婢子』 幽霊逢夫話(2)

 時は秋も中頃で月は明るく、爽やかな風が吹き、壁で蟋蟀《こおろぎ》が吟じ、草むらでは虫た…

たま
5年前
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現代語訳『伽婢子』 幽霊逢夫話(1)

 野路《のじ》忠太《ちゅうた》は近江《おうみ》国の者である。妻は同国野洲《やす》郡の平民…

たま
5年前
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現代語訳『伽婢子』 入棺之尸甦怪(2)

 大内義隆《よしたか》の屋敷で女房が死去し、野に送り出して埋葬しようとしたところ、突然息…

たま
5年前
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現代語訳『伽婢子』 入棺之尸甦怪(1)

 古くから今に至るまで世に言われている話だが、人が死去し、棺《ひつぎ》に納めて野辺《のべ…

たま
5年前
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現代語訳『伽婢子』 一睡卅年の夢(2)

 ある日、京都から二人の使者がやって来た。召集命令に従って急いで上洛《じょうらく》すると…

たま
5年前
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