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無駄な消費を抑える方法3選

ゴミを減らすための3R(スリーアール)とは、リデュース(Reduce:減らす)、リユース(Reuse:繰り返し使う)、リサイクル(Recycle:再資源化する)の頭文字を取った総称ですが、この3つのアクションに優先順位があることをご存知ですか?

環境負荷が小さい順にリデュース、リユース、リサイクルで、この優先順位で考えたり行動したりすることが大切だと言われています。つまり、大量に消費した物を全部リサイクルするより、できる限り消費を減らしてリサイクルをしないほうが環境負荷が低いのです。(参考記事「3R(スリーアール)の意味とは 優先順位はリデュース、リユース、リサイクル」

なんとなく買ったけど使ってないまましばらく経つ、冷静に考えたら要らなかったな、って物ありませんか?

エコの観点からだけではなく、一生懸命働いて稼いだお金を、たいして欲しくもなかった物に使って、結局その整理整頓や処分に時間を費やさなければならなくなる、という構図に気づいてから無駄な消費をできるだけ抑えようと心がけてきました。

今回は私が無駄な消費を抑えるために意識して行っていることをシェアします。

広告に触れる機会を極力少なくする

まずはできるだけ広告を見る機会を減らし、そもそも欲しいと思っていなかった物に対する購買意欲を抑えましょう。

DM・カタログ・マーケティングメールの購読解除する

郵便で送られてくるDMやカタログ、Eメールで送られてくるマーケティングメールは時間のあるときに購読解除をしています。セールの情報を見ると何か買っておこうかなという気になりますが、そういうときに買った物は結局あまり使わないことが多かったので、セール情報自体が目に入らないようにしています。

定期的に利用するお店の本当に使うクーポンなどは、インボックスには受信せず、普段はチェックしないフォルダーに受信するように設定し、利用したくなったときだけそのフォルダーを見にいくようにしています。

広告ブロッカーを使う

広告ブロッカーとは文字通り広告をブロックして表示しないツールです。Safari、Chromeなどのブラウザー用とAndroid、iOS、PCのデバイス用があり私は両方使っています。この記事にメリット、デメリット、おすすめの広告ブロッカー等詳しくまとめられています。ネットを使う上で広告が表示されないのは快適です。

コンテンツを見るときは広告非表示のオプションを選ぶ

Spotify、Youtube、Hulu等視聴の際に無料で見る場合は広告が表示され、月額料金を払うと広告非表示というプライシングが多々あります。広告非表示のオプションがあるときは月額料金を払うようにしています。月額料金を払って無駄な消費を抑えたほうがエコだし、結果的に節約になるという考えです。

PRとか購入品紹介が多すぎるインフルエンサーはフォローを外す

PRとか購入品紹介の頻度が高すぎると感じるインフルエンサーはフォローを外すようにしています。普通の広告よりも広告感が少ないですが、SNS上のテレビショッピングみたいなもので、ずっと見てると何か買いたくなってしまう心理になるので、目に入れないようにしています。

持っている物のお世話をする

毎シーズンごと、毎年ごとに新しい物をとっかえひっかえな人よりも、こだわりの物を長く大事に使っている人の方が素敵だなと感じることが増えました。観葉植物のお世話をするように、物のお世話をしていくと愛着が湧いてきて、より大切に使おうという気持ちになります。

簡単なお手入れ

靴を磨いたり、電化製品の汚れを拭いたり、洋服にブラシかけたり、本をきちんと並べたり。買い物をする前に、持ってる物を一手間かけてお手入れすると、長持ちもするし、むやみやたらと消費しようという意欲が減退します。

まだ使えそうだけど使わない物を売る・寄付する

もし、まだ使えそうだけど手放したい物があったら、メルカリで売ったり、寄付をしましょう。購入品をエコな形で処分する労力を知ると、次に買う物はよく考えようと思います。

注:大抵の場合、無料だからといってどんな状態の物を寄付してもいいわけではありません。状態を考慮して寄付しましょう。

リペア(補修)してみる

壊れたり、穴が開いたりした物はリペアを試みます。穴が開いた靴下や洋服はダーニングをしてみたり、あて布で補修したり、古くなった部品を新調したり、専門の修理屋さんにお願いしたり。捨てる前にリペアを試みると、物の寿命を伸ばすことができるだけではなく、次に購入するときに気を付けるポイントがわかるようになります。

くたくたになった物はリユース

もう寄付もできなくて、リペアもできない物は違う使い道で再利用できないか考えてみましょう。例えば伸びきったヒートテック。適当な大きさに切ったら、クイックルワイパーのシートになります。バスタオルは雑巾にアップサイクルしたり、使い切ったジャムの容器は保管容器にリユースしたりできます。捨てる布は小さく切ってウエスにすると、使い捨てのシート系を買う必要がぐんと減ります。

買い物をするときはよく吟味する

こだわりの物を長く大事に使っている人は大抵持ち物にストーリーがあります。旅行先で買ったとか、親から記念でもらったとか、アニバーサリーにお揃いで買ったとか、このブランドのファンとか、持ち物について聞くと語り始める人って素敵だなと思います。なんとなくセールで安かったから買うよりも、悩み抜いて、比べて、長く使えるものを選んで購入するようにするようになりました。

予算内でメリハリをつける

まずは予算を見直すことから始めました。例えば昨年度を振り返ったとき、一ヶ月一万円なんとなく物を買っていたとします。年間12万円です。

ある年から、毎月一万円なんとなく使うのではなく、半年に一回5万円の予算でこだわりの物を買うようにしました。年間の予算は変えず12万円で、こだわりの物2個10万円、そのほかに必要な物を2万円で買います。

予算を高めに設定することで、買う物を吟味するようになり、なんとなく買う衝動買いが減ったように思います。そのほかの必要な物への予算が低いですが、買う量自体が減ったり、中古で買ったりと、意識的に消費をする感覚を身につけることができました。

上質で修理可能な長持ちする物を選ぶ

買う物を選ぶときには持ち物をお世話した経験が生きてきます。ケアをしながら愛着をもって大切にしたいもの、壊れたら修理ができるもの、寿命が来たらほかの目的でリユース出来るもの、を吟味にして選ぶようになりました。

少し高いですが、一生涯の製品保証であるライフタイム保証がある商品を選ぶことも増えました。ライフタイム保証がある商品はメーカー側も丈夫に作っていてすぐにへこたれないし、修理が必要な場合は修理可能で、修理ができない場合もメーカーが新品の物に交換してくれます。

ブランドについて調べる

購入前にブランドについて調べるようにもなりました。サステナビリティに気を配っているか、こだわりを持って生産しているか等、オンライン上で把握できる範囲だけでもリサーチするようにしています。

ファッションブランドに関してはGood on youというブランド評価サイトを使っています。このサイトはファッションブランドを環境、人権、動物愛護の観点から評価しているサイトです。ブランドをチェックするときにまずはこのサイトに行けばいいので便利です。

中古で買えるかチェックする

買うものを決めたら、購入前に中古で買えるかもチェックします。中古に抵抗がある人もいるかと思いますが、最近はタグ付き新品同様の中古品も売っています。出品者が売るのをあきらめて捨ててしまう前に買うのも大事だと思うので、念のため中古市場もチェックします。

購入だけでなく、もし使わなかった場合の売値もわかるので、情報として知っておいて損はないかなと思います。「えっこんなに値が下がるの」と購入を踏みとどまることもあります。




以上無駄な消費を抑える方法3選をまとめました。何かの参考になったら嬉しいです。