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一年以上生理用品を買ってない話

サステナブルな暮らしに興味を持ってから、使い捨てない生理用品があると知り、少しずつ試していきました。現在は完全に使い捨てないものだけを使っています。

気づくと一年以上生理用品を買っていません。

そこで、どんな生理用品をどのように使っているかをご紹介します。

注意書き:私は低用量ピルを服用しているので、経血が少ないです。ピルについては人によって考え方が違うと思いますが、生理痛、PMS、経血の量が多い、ホルモン性の肌荒れなど生理の悩みがある人には個人的にはおすすめです。

使っているアイテム

現在は月経カップ1つ、吸水ショーツ2枚、布ナプキン3枚を併用しています。購入合計金額は$100ほどです。

月経カップ

Saalt 月経カップ

月経カップは医療用シリコンでできていて、タンポンと同様に、腟内に挿入するタイプの生理用品です。繰り返し使えるので環境にやさしく、ナプキンやタンポンより長時間続けて使用できます。

月経カップの挿入や取り出しには少しコツがあるため、何度か使って慣れる必要があります。一旦慣れると、蒸れない・臭わない・漏れもあまりない、といいところづくしで使用しているのを忘れるほど存在感が薄いです。

漏れるときにも、ナプキンの堰を切ったような漏れ方やタンポンのコップから溢れるような漏れ方ではなく、じわっと漏れる感じです。(個人差があるかもしれません)

短所としては取り出すのが手間なこと、取り出したときに水洗いをしなければならないことです。あと、タンポンに抵抗がある人には向いていないかと思います。

長所・短所
経血保持力  ★★★(経血が多いときでも長時間つけていられる)
外出時交換  ★★ (洗面所があるトイレでなら交換可)
交換時の手間 ★  (取り出したときの水洗い必要、手が汚れる)
手入れの手間 ★★ (取り出したときの水洗いと1日1回の石鹸洗い、月経期間後の煮沸消毒)

吸水ショーツ


Rael 吸水ショーツ

吸水ショーツは吸水性や防水性を備えた布を何層にも重ねて1枚のパンツにしたもの。ナプキンをつけずにこのショーツを履くだけでいいのです。

吸水ショーツの長所は経血吸収力があること(Rael 吸水ショーツはタンポン3本分)、蒸れないことです。

短所は外出時に交換するのは現実的ではないこと(血だらけのショーツを持ち運ばなければならない)、洗うのが布ナプキンより面倒なことです。

長所・短所
経血吸収力  ★★ (半日ぐらいなら持つ)
外出時交換  ★  (経血付きショーツの持ち歩き必要)
交換時の手間 ★★ (ショーツを脱ぐ作業が必要)
手入れの手間 ★  (経血付きショーツ洗うのは大変)

布ナプキン


Rael オーガニックコットン布ナプキン

布ナプキンは昔からあるもので、通常の紙ナプキンと同じようにショーツにつけて使います。使用したら洗って繰り返し使います。

長所は交換が楽で、洗うのも比較的楽、短所は経血吸収力があまりないことです。

長所・短所
経血吸収力  ★  (数時間なら持つ)
外出時交換  ★  (経血付きナプキンの持ち歩き必要)
交換時の手間 ★★★(在宅時なら苦にならない)
手入れの手間 ★★ (吸水ショーツよりは洗うの楽)

使い分け方法


生理が始まりそうな日・初日

生理が始まりそうな日から吸収ショーツを履いて、長時間外出するときは月経カップを持ち歩きます。生理がはじまって経血の量が多いときには、月経カップを使用します。

経血量が多い日

経血量が多い日は月経カップ+布ナプキンを使用します。月経カップは基本的に自宅で外出前と帰宅後に経血を捨てて洗浄し、また装着しますが、量が多い日は外出先で出し入れが必要になるかもしれません。

経血量が普通の日

経血量が普通の日は月経カップのみを使用します。自宅で外出前と帰宅後に経血を捨てて洗浄し、また装着します。

経血量が少なくなってきたら

経血量が少なくなってきたら、自宅では布ナプキン、外出時は吸収ショーツを履きます。

月経カップに抵抗がある人は

月経カップを使わないと、布ナプキンと吸収ショーツの洗濯が大変になるかと思います。月経カップを使うのに抵抗があって、洗濯が大変なのが嫌な人は、生理が始まりそうな日・初日と経血量が少なくなってきた期間に布ナプキンと吸収ショーツを使い、ほかの日は使い捨てナプキンを使うのが現実的かな、と思います。

お手入れ方法


月経カップ

月経カップは経血を捨てた際に水洗いまたは石鹸で洗います。私は普通のハンドソープを使っています。月経期間後には水を入れた容器の中で電子レンジで煮沸消毒をし、乾かしてケースに保管しておきます。

布ナプキン・吸収ショーツ

布ナプキン、吸収ショーツは使用後にアルカリ性の洗浄剤(重曹、セスキ炭酸ソーダ、過酸化ナトリウム)を入れた水につけておき、大体の汚れを取った後に手洗いか洗濯機で洗います。

経血は、卵と同じようにタンパク質で高温になると固まるため、冷たい水で洗うのがいいそうです。

まとめ

使い捨てない生理用品というと洗うのが大変そう、というイメージがあるかもしれませんが、月経カップを併用することでがっつりと経血がついた布ナプキン、吸収ショーツを洗う必要がありません。

$100程度ですべてのアイテムが揃い、使い捨ての生理用品を買う必要がなくなるのは気が楽です。また、経血がついたゴミがでないので、ニオイも抑えられます。

もし興味が湧いたら、使い捨てない生理用品も是非試してみてください。