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ニューヨークで使っているエコなアプリ

アメリカ在住の方の参考になったり、日本の似たサービスを使うきっかけになれば、と思いニューヨークで使っているエコなアプリをご紹介します。それぞれサステナブルファッション、ギフトエコノミー、フードウェイスト、シェアリングエコノミーに関するアプリです。

ThredUP | スレッドアップ

スレッドアップは2009年にアメリカで創業されたオンライン古着売買サイトです。2022年発表の再販売レポートによると、2021年には1億2500万着の服を処理したそうです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.thredup.android&hl=en_US&gl=US&pli=1

私にとっての一番の魅力は洋服を売るのがすごく簡単だったこと。

アプリ上で断捨離キットを注文すると、80㎝四方ぐらいの大きさの袋が届き、その中に服を入れて提携している配達業者に引き渡すだけです。その後、洋服の撮影、出品、再販売をスレッドアップが全て管理してくれます。

断捨離キットの袋

売上の一部がアプリ上で支払われ、アプリ上のクレジットとして使えたり銀行振込で受け取れるようになっています。

しばらくは断捨離の目的で使っていたのですが、今年に入って初めて購入もしてみました。購入時も使い勝手がよく、従来の古着購入とは全然違う体験でした。

購入時の画面例

前述のレポートによると、世界の古着市場は世界のアパレル市場全体に比べて3倍の速さで成長すると予測されているそうです。市場が急成長しているのも納得の購入体験でした。

こちらの記事「米サステナブルファッションの牽引役、thredUP(スレッドアップ)の成長戦略」にビジネスモデルについて詳しく記載されています。

BuyNothing | バイナッシング

バイナッシング(意訳:何も買わない)は「ギフトエコノミーが機能していれば、コミュニティはよりたくましく、持続可能で、公平で、楽しくなる」という信条のもと活動している非営利団体です。

https://buynothingproject.org/

アプリ上でGive-Ask-Gratitude(あげる、もらう、感謝する)の投稿ができ、使ってないけど誰か使いそうかな?というものをあげたり、買いたくはないけど誰か余ってる人いるかな?というときに使います。

捨てたり、寄付する前に使わなくなったものを「あげる」投稿をします。投稿後しばらくして、もらいたい人が返信した場合、受け渡し時間や場所を決めて使わなくなったものをあげます。Goodwillのような場所に寄付した場合捨てられることもあるので、直接使う人にあげられるのはこのアプリのいい点だと感じています。

日本でもアプリ自体は使えるのですが、使用している人が少ないのが現状です。

注:使用する場合は直接面会する必要があるので、人通りの多い場所で受け渡しすることをお勧めします。

Too Good to Go | トゥーグッドトゥゴー

トゥーグッドトゥゴー(意訳:捨てるにはもったいない)は2015年にデンマークで始まった、レストランやお店の売れ残った食品を安価で売るアプリです。

https://toogoodtogo.com/en-us

パン屋で売れ残ったパン、総菜屋で売れ残った総菜、賞味期限が切れたお菓子、などを事前に予約して1/3ぐらいの価格で購入できるサービスです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.app.tgtg&hl=en_US&gl=US

福袋のように基本的には何をもらうかは指定できないので、好き嫌いやアレルギーがある人には向いていないかなと思いますが、フードウェイストを少なくしたい人にはお勧めです。

Citi Bike | シティバイク

シティバイクは2013年に始まった民間による公共自転車シェアリングシステムです。ニューヨーク市近郊で1000以上の駐輪ステーションがあり、好きなところで乗り降りできるサービスです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Citi_Bike#/media/File:Citi_Bike_electros_with_red_lights_jeh.jpg

シティバイクは創業当時から利用していますが、年々便利になっていて今後もどのように進化していくのか期待しています。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.citibikenyc.citibike&hl=en_US&gl=US

タクシーやUberの代わりに短い距離を移動する際に自転車を使う選択肢があるのはとてもサステナブルだと思っています。

まとめ

サステナブルを意識して情報収集をしていくと、今まで知らなかったサービスやアプリに出会うことがあります。ぜひお住まいの地域でもリサーチしてみてください。