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社会

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社会全般について記します。「社会学」についても触れていくかもしれません。
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Webtoon(縦スクロール漫画)動向・予測に役立つ記事のまとめ 【随時追加】 <2>

Webtoon(縦スクロール漫画)動向・予測に役立つ記事のまとめ 【随時追加】 <2>

2021年の年始に、「Webtoonは日本でブレイクするか?」と題した記事を公開しました。

予想通り、Webtoon(縦スクロール漫画)が日本においてもめざましい発展を続けています。

それに伴って、Webtoonに関する記事も増えてきたため、良質な記事や気になる記事を、随時、紹介してきました。

こちらもだいぶ量が増えてきたので、
新たに、リンクをはって紹介していく場所を作ることにしました。

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漫画が大刷新される2020年代を予測してみる

漫画が大刷新される2020年代を予測してみる

今、漫画の在り方が大きく変化しつつあります。

1959年に週刊漫画誌が誕生して以来の、大刷新の2020年代になる気配さえも感じられます。

近々、大学生を対象に漫画をテーマに講義をするため、
自分の考察を整理する目的も兼ねて、
・これまでの漫画の王道、スタンダード
・どんな新しい潮流が勃興しているのか
そして、
・これからどのようになっていくと予想されるか
について、記していきたいと思います。

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Webtoon(縦スクロール漫画)動向・予測に役立つ記事のまとめ  <1>

Webtoon(縦スクロール漫画)動向・予測に役立つ記事のまとめ  <1>

2021年の年始に、「Webtoonは日本でブレイクするか?」と題した記事を公開しました。

予想通り、Webtoon(縦スクロール漫画)が日本においてもめざましい発展を続け、状況は日々刻々と変化しています。

それに伴って、Webtoonに関する記事も増えてきました。

良質な記事や気になる記事を、随時、リンクを貼っていくことにします。

上記の記事と合わせてご覧いただければ幸いです。

■LI

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「サードウェーブ・パブリッシング」という希望

「サードウェーブ・パブリッシング」という希望

この記事のベースとなる「サードウェーブ・パブリッシングという希望:出版の10年後」というタイトルで記したブログ記事を公開したのは、2016年5月15日でした。

早いもので、あれから5年が経とうとしています。

「サードウェーブ・パブリッシング」と言えるような本や店舗を見かける機会が少しずつ増えてきました。

出版業界を舞台にした映画『騙し絵の牙』で、ヒロインが最後に選択した道は、まさに「サードウ

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Clubhouse関連記事まとめ →なぜこんなにハマるのか?考察 (※でも今は全く触れてない)

Clubhouse関連記事まとめ →なぜこんなにハマるのか?考察 (※でも今は全く触れてない)

ーーー 2021年6月に追記 ーーー

こんな記事を書いておきながら、なんなんですが、
一ヶ月ほどで急速に興味が減退し、
今はほぼクラブハウスアプリを開くことさえありません。。

機会があれば、「なぜこんなにあっさり飽きたのか?」考察を記したいと思います。(たぶん記さない)

ーーー 以下、2021年2月に記したものです ーーー

音声版ツイッター、音声SNS「Clubhouse」、私は日曜夜に使

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キャラクタービジネス3.0 3つの階層で予見する2020年代の展望

キャラクタービジネス3.0 3つの階層で予見する2020年代の展望

’80〜’90年代+2000年代は、テレビ、出版、ゲームのプラットフォーム発のキャラクターが大勢を占めていた30年でした。

しかし、2010年代、SNSとソシャゲ、YouTube発のキャラクターが続出するようになり、勢力図は大きく変わりました。

いよいよ始まった2020年代、VR、5Gなど、キャラクターと相性のいいテクノロジーが世の中で大きな存在感を示していくと予想されます。

また、感染症の

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世の中はもう、別大陸へ移っていた | 50代のカリスマと、10代の俊英たち

世の中はもう、別大陸へ移っていた | 50代のカリスマと、10代の俊英たち

ここに書こうとしていることは、きっと、10代の人からすれば
「何を今更、当たり前のことをつらつら書いてるんだ」という内容なんだと思う。

僕自身、世の中にそのような変化が起こっていることは
ずっと前から頭では理解していた。

でも、昨夜、ようやく「腑に落ちた」感覚を得た。

その感覚がまだ真新しいうちに、綴っておこうと思う。

昨日、二週間ぶりに出社して、深夜に帰宅して風呂に入った後、
録画してい

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「読書感想文」なんていらない。 →「小論文」を義務教育にしよう

「読書感想文」なんていらない。 →「小論文」を義務教育にしよう

「『読書感想文』って必要なくない?」という国語教師のツイートが話題になっています。

そのツイートを見たことで、数年前の朝日新聞の記事を思い出しました。

私が2006年に立ち上げた小学生限定の新人公募文学賞「12歳の文学賞」受賞者へのインタビューです。

(鈴木るりかさんのデビュー作はこちらです↓)

3年連続・大賞を受賞し、中学生作家として華々しくデビューした鈴木るりかさんですら、
読書感想文

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「毎日出勤で強制的にコミュニティ発生」こそが会社のパワーの源泉”だった”

「毎日出勤で強制的にコミュニティ発生」こそが会社のパワーの源泉”だった”

「毎日出勤」というしきたりによって、
強制的に一箇所にコミュニティを発生させていたのが、
会社という組織形態
なんだな、と最近つくづく感じています。

とりわけ、出版社のような、
装置を持つわけでもなく、
商品制作の大部分をアウトソーシングしている
会社は、その機能こそが肝なのだと思います。

■出版社の財産はオフィスに固着しているのかもしれない「出版社の財産とは何か」
という問いは、以前からよく

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【テーマ別おすすめ本】 アメリカのアニメ業界を学べる8冊

【テーマ別おすすめ本】 アメリカのアニメ業界を学べる8冊

コンテンツビジネスを考えていくうえで、「王者」アメリカのアニメ業界を知ることは欠かせません。

近年何が起こっているのか、どこに向かおうとしてるのか、ということはもちろん、
これまでの歴史も把握しておくことも肝心だと考えています。

そんな時に大いに役立つ、おすすめの本を紹介していきます。

■昨今のディズニーの動向が一冊で把握できるまずお薦めなのは、
2020年2月にウォルト・ディズニー・カンパ

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈前編〉 の続きです。

〈前編〉では、ウェブメディアビジネスは出版社が注力すべきものではない理由を、
1.収益 2.集客 3.運営
という点から説明しました。

こちらの〈後編〉では、
・旨味の少ないビジネスに出版社が傾倒してしまった理由
・未来がないと気づいても止められない理由
そして、
・今、まずすべきこと
さらには、
・それでもウェブメディ

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「混迷の2020年代カルチャー」を見通すための必読書『2010s』

「混迷の2020年代カルチャー」を見通すための必読書『2010s』

予想だにしないスタートとなった2020年代。

いつ、どのようにして収束するのか、まだ全く先が見えてきませんが、
ある程度落ち着いた後にも、私たちの生活に大きな影響を及ぼし続けることはまず間違いないでしょう。

社会、政治、経済はもちろんのこと、
映画、音楽、文学、漫画、アート等々、多くのカルチャーにも多大なる変革をもたらす可能性はかなり高いと考えられます。

暗い気分が湧いてきがちな日々だからこ

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

2010年代は「出版界の失われた10年」だと私は考えています。

その主な要因の一つとして、
ウェブメディアに邁進してしまったこと
が挙げられます。

ウェブメディアビジネスは、その構造上、出版社には未来がないのです。

○百万PV! ○千万PV!と喧伝されている昨今だからこそ、その理由を整理して、しっかりと説明したいと思います。

■ウェブメディアに注力すること自体が間違い私自身、一時は、ウェブ

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短期的には悲観的に。長期的には楽観的に。そして、エンタメの力を最大限に

短期的には悲観的に。長期的には楽観的に。そして、エンタメの力を最大限に

2020年。

年始はもちろん、一ヶ月前に想像していた4月の始まりとも、
全く異なる状況となっています。

こういう時は、短期的には悲観的、長期的には楽観的、というのが、
ちょうどいい心の持ちようだと思います。

私たちが想定しているより恐ろしい事態が水面下で進行している可能性がある。
でも、事態が収束した後の世界は、今よりもずっと好ましく、楽しいものになっている。

少なくとも僕は本気でそう考え

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