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社会

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社会全般について記します。「社会学」についても触れていくかもしれません。
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2020年4月の記事一覧

気になったウェブ記事メモ:2020年3月 海外漫画展開、アナログ盤レーベルなど

気になったウェブ記事メモ:2020年3月 海外漫画展開、アナログ盤レーベルなど

公開しそびれていました。3月に気になったウェブ記事のメモです。

この一ヶ月は、初旬と末頃では、世の中の空気も、自分の感覚も
全く別物となっています。

4月も下旬となろうとしている今見ると、「呑気なコメント書いてるなあ」というところもあるのですが、それも含めて、備忘録として公開しておこうと思います。(一部、4月現在に書き加えたコメントもあります)

■集英社の海外向けマンガ配信「MANGA Pl

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈前編〉 の続きです。

〈前編〉では、ウェブメディアビジネスは出版社が注力すべきものではない理由を、
1.収益 2.集客 3.運営
という点から説明しました。

こちらの〈後編〉では、
・旨味の少ないビジネスに出版社が傾倒してしまった理由
・未来がないと気づいても止められない理由
そして、
・今、まずすべきこと
さらには、
・それでもウェブメディ

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「混迷の2020年代カルチャー」を見通すための必読書『2010s』

「混迷の2020年代カルチャー」を見通すための必読書『2010s』

予想だにしないスタートとなった2020年代。

いつ、どのようにして収束するのか、まだ全く先が見えてきませんが、
ある程度落ち着いた後にも、私たちの生活に大きな影響を及ぼし続けることはまず間違いないでしょう。

社会、政治、経済はもちろんのこと、
映画、音楽、文学、漫画、アート等々、多くのカルチャーにも多大なる変革をもたらす可能性はかなり高いと考えられます。

暗い気分が湧いてきがちな日々だからこ

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

2010年代は「出版界の失われた10年」だと私は考えています。

その主な要因の一つとして、
ウェブメディアに邁進してしまったこと
が挙げられます。

ウェブメディアビジネスは、その構造上、出版社には未来がないのです。

○百万PV! ○千万PV!と喧伝されている昨今だからこそ、その理由を整理して、しっかりと説明したいと思います。

■ウェブメディアに注力すること自体が間違い私自身、一時は、ウェブ

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短期的には悲観的に。長期的には楽観的に。そして、エンタメの力を最大限に

短期的には悲観的に。長期的には楽観的に。そして、エンタメの力を最大限に

2020年。

年始はもちろん、一ヶ月前に想像していた4月の始まりとも、
全く異なる状況となっています。

こういう時は、短期的には悲観的、長期的には楽観的、というのが、
ちょうどいい心の持ちようだと思います。

私たちが想定しているより恐ろしい事態が水面下で進行している可能性がある。
でも、事態が収束した後の世界は、今よりもずっと好ましく、楽しいものになっている。

少なくとも僕は本気でそう考え

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