見出し画像

時は無情な程に

今日はどうにもこうにもイライラする日だ。きっと誰だってそうだと思うが、人間社会で暮らしているとどうしても定期的にそういう日がやってくる。

最悪なことが1個起き、苛立ち、気分が沈む。するとネガティブな心理が磁力のように働いてるのか、さらに悪いことが重なって起きる。泣きっ面に蜂、それすら飛び越え号泣顔面にクイーンランゴスタ、といった精神状態の今日この頃なのだが、このモードに入ると、職場で自分の向かいに座っている人のキーボードのタイプ音にですら腹が立ってきてしまう。傍から見たらあまりに理不尽すぎる苛立ちを客観視し、さらにイライラしてしまうという悪循環。「いやイライラしてんのはお前の低すぎる人間性のせいやん」と、内なる自分に痛罵され、気分がどんどん落ち込む。

メンタルに異変が起きた時の解決法は、僕の場合とにかく寝ることなのだが、残念ながらそういう時はだいたい眠気にすら嫌われてしまい、意味もなくYoutubeやSNSを流し見して日付を跨いでしまう。そして昨今のSNSというのは、あまりにも人を苛立たせる情報に溢れすぎていて、じゃあ見なきゃいいじゃんと言われればそれまでなのだが、なぜか進んでイライラしに行ってしまう。なんなんやワレ。死んだ方がマシちゃうんか。

ところで。他人に対して腹が立つことは誰だってあると思うし僕も人並みにある、だからこそ今こんな精神状態なのだけど、だからといって所謂「絶交」「絶縁」とか、そんなレベルで人を嫌ったり憎んだりしたことがない経験がないことに気づいた。

僕は小学生~中学生の頃、クラスメイトにかなり舐められて過ごしていた。授業中に消しカスを投げつけられたり、先天性でどうしようもない斜視をイジられたり、体操服のジャージの下をうしろから急に脱がされたり等、書きながらドン引きするくらいのことをされてきて、そいつらのせいで学校生活の楽しさはほぼ無かったし、今でもそいつらの顔も名前も覚えてるのだけど、だからといってそいつらに会って恨みを晴らしたいとかぶん殴ってやりたいなどとは全く思わないのだ。
正直、「昔のことだしもうどうでもいい」が勝つ。例えばこの先同窓会か何かの居酒屋の席で、昔のことをすっかり忘れたそいつらから「久しぶりだなあ」なんて言われてビールを注がれたら、普通においしく飲んでしまう気すらする。


いじめられた経験が忘れられず、大人になっても憎しみを抱えたまま生きている人の話もよく聞く。心が広いと言えば聞こえはいいが、ただただ阿呆な人間なだけなのでは、と時折自分に対して思う。


何が言いたいかというと、いま自分が抱えているイライラの原因に対しても、時がたてばあっさり忘れて、毎日に上書きされていくのだろうな、ということ。
この性質、お得な人間だなとも思うし、そんなんでいいのか?悔しくないのか?とも思う。今だって、数か月前職場の上司にあまりにも理不尽なキレられ方をして、この恨みいつか絶対晴らすぐらいのテンションで生きていたのに、今ではもうどうでもいいやと、普通にその上司と仕事の会話をしている。ミスチルの某名曲で「時は無情な程に全てを洗い流してくれる」と唄われていたが、あれは僕の場合マジなのかもしれない。


ネガティブな感情が降り積もってきたので、せめてもの発散とだらだらと書き連ねてみた。文章を書くのは嫌いではなくむしろ結構好きなので、意外といいストレス発散方法を見つけたかもしれない。
iPhoneのメモに書く、とかでもいいのだろうけど敢えてこのnoteに投稿してみた。誰かが読んで、共感でも反感でも冷笑でもしてくれたら、僕のこの精神のグッチャグチャも無意味なものではなかったのだと思えるから。
オチもなにもあったもんじゃない乱文で申し訳ない。

とはいっても僕はプロフィールの通りバンドの一員なので、もしこの文章がバンド自体の評価を貶めるというのであれば即刻削除します。
今年はバンド頑張りますよ。

それではバイバイ。まーごめ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?