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訪問看護はじめました

はじめまして。
軽く自己紹介をさせていただきます。
僕は看護師で、今年で5年目になります。
1年目は救急病棟へ配属され、コロナが流行りはじめた頃でした。
2年目になっても収束せず、一旦落ち着いたと思えば、ウイルスは型を変え、何度も何度も医療を逼迫しました。
入院適応でも点滴だけして自宅に返したり、コロナで看取れば家族に会わせることもなく火葬場に直行・・・。
1年目からそんな状況が普通だったので当時は特別に大変だというのはありませんでしたが、今振り返るとやはり異常事態だったかなと思います。
コロナが下火になった頃、オペ室へ異動しました。
当時は他の病院の回復期病棟でも勤務して、更に訪問看護でも勤務していました。
働きすぎじゃない?って思われるかもしれませんが、
僕が個人的に看護師の良いなと思うところは、同じ資格でも病院、企業、市役所・・・etc
色々なところで生かせるのが強みだと思っているので全然苦ではありませんでした。
それに自分は同じところにとどまるのは難しい性格なので、同じ資格でも
色んな所属があって比較したり、経験値も上がって、飽きずに仕事ができるので看護師になって良かったなと思います。
自分のキャリア設計としては、急性期を経験してそこからどうしようかなぁという感じだったので
漠然と、オペ室いってICUに行こうかなと思っていました。
しかし、尊敬する先輩が辞めるのをきっかけに病院を出るのもありだなと思いはじめました。
病棟看護師、オペ室看護師、訪問看護師という選択肢を並べたときに
このまま病院にいて、上に上がったとしても責任は増えるけど大して給料は上がらないし、尊敬する先輩がいなくなったこの環境で学ぶことは自分にとってプラスにならないなと思いました。
訪看に行くって言ったとき周囲の先輩は、「看護師としてのキャリアはいいの?」といろんな人に言われましたが、全く気にしませんでした。
看護師の中で訪問看護師に対するイメージって、ゆっくり看護したいの~と病院をある程度勤め上げたベテランの看護師さんが行く領域ってイメージだと思います。(僕調べ)
あとは、一人で訪問するので、ある程度経験値があって、対応力、判断力がないといけないというのもあるから若いうちに行くと心配されるのかなとも思います。
でも、僕の訪問看護のイメージって全然ゆっくりじゃないんです。
ゆっくりじゃないなと漠然と思っていたことが確信に変わった出来事があります。
ある日のオンコールで呼ばれて、電話でいろいろと聞いて緊急訪問の判断をしました。
自宅へ向かっている途中、「この疾患は否定しないとな」、「もし、救急搬送ならどんなルートで受診まで繋げようかな」などなど
頭をフル回転して考えていました。
急性期領域だとコードブルーや急変に助けなきゃ!と良い意味でワクワクするという人は多いと思いますが、僕もそのタイプです。
自宅についてからも「見て」「聞いて」「触って」と自分の五感でどうしたらいいか考える状況が僕にとっては非常に快感でした。
転帰が自分が思ったような結果になったときは尚更、自分の判断は間違ってなかったんだ、利用者さんが早く治療できてよかったという安心と同時に喜びを覚えました。
それから「訪問看護は救急より救急かもしれない。」と思い始めて、この世界に飛び込んでみようと思いました。

これからこのnoteに訪問看護で僕が経験したことを書き溜めていきたいと思います。

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