エールとともに〜目があうひと番外編【ショートショート】
「ねぇー、ほんとに行くの?あたし、やっぱ、無理ー。」
あたしは、一歩も動けずにぐずぐずして、弱音を吐いた。すると、みーちゃんと、ノンちゃんがそんなあたしにハッパを掛ける。
「もうー、みゆちゃんったら。ここまで来て何言ってんの?早く行っちゃいなよー。さっさとする!」
あたしは、クラスメイトのしんやくんの家の前にいる。クラスのみんなより一足早く受験をするしんやくんにお守りとチョコを渡そうとしているのだけど。緊張のあまり一歩も動けずにいた。
あたしは、クラスメイト