小雪の舞う朝に〜しろくまぽん
いつもより早く目覚めた朝
お気に入りのカーディガンに袖を通す
ベランダに出て深呼吸する
冷たい冷たい朝の空気
空からは小雪がぱらぱらり
舞う小雪はどこにも行き場の無い私の気持ち
あの日あの時あなたは隣にいたはずなのに
隣を見上げるとあなたは確かにいたはずなのに
あの朝あなたはいなくなってしまった
私を残していなくなってしまった
ベランダから手を振る私のことを
あなたは見上げて手を振ってくれたのに
あれがあなたとの最後だなんて
あなたは私を置いて行ってしまった
あれから