Miyu

ライター。上京情報メディア『上京タイムズ』編集長。石川県出身、東京都在住。マイナビ×n…

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ライター。上京情報メディア『上京タイムズ』編集長。石川県出身、東京都在住。マイナビ×note投稿コンテストで《「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。》が、7,482作品の中から「入賞」を受賞。

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固定された記事

noteコンテスト「#あの選択をしたから」受賞のご報告。

今日は、夢がひとつ叶ったご報告をさせてください。 わたしが執筆したnote《「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。》が、株式会社マイナビ×note投稿コンテスト…

Miyu
6か月前
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美しさという「価値観」と共に生きる。

「ダセェよね、そういうの」 友人のその言葉に思わずハッとして、食事の手が一瞬止まった。わたしの中の言葉にならなかったモヤモヤした感覚の正体は、それだった。 《ダ…

Miyu
7日前
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才能に嫉妬した夜。

「やられた」と思った。 文章とは通常、どこまで行っても触ることができない。頭の中と感情で味わうものだ。 一方で、食事はどうだろう。これほどに五感を伴う体験は、他…

Miyu
1か月前
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わたしは「感化」されたい。

「純度100%のわたしとは何か?」について考えたことがある。 その結論は「そんなものは存在しない」であった。もしあるとするならば、あらゆるものから守られていた『胎内…

Miyu
1か月前
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人生から小説が消えた日。

恥ずかしい告白をしようと思う。 わたしは文章を書く仕事でありながら、小説を読まない。好きな小説家も作品も言えない。とても恥ずかしいと思っている。 正しく言えば、…

Miyu
1か月前
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まるで文通のような。

最近、ひとりの友だちができた。彼とは1〜2ヶ月に一度ほど、顔を合わせれば軽く挨拶をする程度の関係だったが、ひょんなことからメッセージのやり取りが始まった。 あると…

Miyu
1か月前
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鈍色と純な空。

東京に来て以来、なんども感動するのはその澄んだ空だ。 わたしは、空色というのをあまり知らないで育った。わたしが生まれた日本海側の街は、だいたい曇りか雨か、その中…

Miyu
1か月前
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「自分の名前」で仕事をするということ。

去年わたしが本格的にライターとして活動を始めて以来、仕事で書いてきたものはすべて自分の名前が記載されない『無記名記事』だった。 そんなわたしにとってnoteは、自分…

Miyu
2か月前
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【お知らせ】上京情報メディア『上京タイムズ』をリリースしました!

こんにちは、ライターのMiyuです。 この度、上京情報メディア『上京タイムズ』をリリースしましたことをお知らせいたします。 立ち上げの経緯やメディアのコンセプト、今…

Miyu
2か月前
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【お知らせ】Paranavi(パラナビ)で連載がスタートしました!

こんにちは、ライターのMiyuです。本日2024年2月6日より、トレンダーズ株式会社様が運営するWebメディア「Paranavi(パラナビ)」にて、連載が開始したことをお知らせいた…

Miyu
3か月前
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【2024】スターバックス バレンタイングッズ&オペラフラペチーノ最速レビュー!

2024年1月17日。スターバックスのバレンタインプロモーション初日。朝6時ごろからオンライン販売されると告知されていたグッズを待ち侘びていたわたしは、意気揚々と早起き…

Miyu
4か月前
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なぜ「ちいかわ」はこんなにも大人たちの心を奪うのか? 〜ナガノ展に寄せて〜

わたしがちいかわファンになって、かれこれ3年ほど経つだろうか。30代のいい大人でありながらいつの間にかその魅力にどっぷりハマってしまったわけだが、それはわたしだけ…

Miyu
4か月前
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魔法のiらんどコンテスト「#推しへのクソデカ感情を美しく表現する」で入選作品に選ばれました!

小説サイト「魔法のiらんど」が開催した、X(Twitter)ハッシュタグ投稿コンテスト 「#推しへのクソデカ感情を美しく表現する」に応募したところ、もっとも秀逸な投稿TOP3…

Miyu
4か月前
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「ザ・リッツ・カールトン京都」で年越し!2023年大晦日→2024年元旦の宿泊記。

とんでもない幕開けとなってしまった2024年の元旦だが、まさかそんなことになろうとは予想だにせず、わたしは石川へ帰省する前に京都を経由して、2023年最後の旅行をしてい…

Miyu
4か月前
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令和6年能登半島地震。石川県へ帰省する途中で地震が発生した記録。

2024年1月1日(月)16時10分。わたしが石川県に帰省するために乗っていた、特急サンダーバード31号金沢行きが京都駅を出発した同時刻に、令和6年能登半島地震が発生した。 …

Miyu
4か月前
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チェキの最上位モデルがすごいことになってる件 〜2023年買ってよかったもの〜

今年は、いくつか大きな買い物をした年だった。本当は「2023年の買ってよかったもの」をすべてを紹介したかったが、本日は12月31日。今年の残り時間があとわずかであるため…

Miyu
4か月前
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noteコンテスト「#あの選択をしたから」受賞のご報告。

noteコンテスト「#あの選択をしたから」受賞のご報告。

今日は、夢がひとつ叶ったご報告をさせてください。

わたしが執筆したnote《「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。》が、株式会社マイナビ×note投稿コンテスト「#あの選択をしたから」にて7,482作品の中から「入賞」に選ばれました。

実は、わたしには「自分の書いた作品で何かしらのコンテストで受賞してみたい」という密かな夢がありました。

今回、自分が想像していたよりも遥かに早く、そ

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美しさという「価値観」と共に生きる。

美しさという「価値観」と共に生きる。

「ダセェよね、そういうの」

友人のその言葉に思わずハッとして、食事の手が一瞬止まった。わたしの中の言葉にならなかったモヤモヤした感覚の正体は、それだった。

《ダサいことをしない》

それは自分の中で大切にしている価値観のひとつだったから、同意や答えを求めたわけでもない会話の中で友人が自然と「ダサい」という言葉を使ったとき、やっぱりこの人のことは信頼できるし大好きだと思って、思わず握手したくなっ

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才能に嫉妬した夜。

才能に嫉妬した夜。

「やられた」と思った。

文章とは通常、どこまで行っても触ることができない。頭の中と感情で味わうものだ。

一方で、食事はどうだろう。これほどに五感を伴う体験は、他にないと言っても過言ではない。

ではもし、その二つが出会ってしまったならば?

それを実現させてしまったイベントが、年度末の最終日である3月31日に、渋谷の某会員制Barで開催された。

ストーリーペアリングイベント『あの角を曲がれば

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わたしは「感化」されたい。

わたしは「感化」されたい。

「純度100%のわたしとは何か?」について考えたことがある。

その結論は「そんなものは存在しない」であった。もしあるとするならば、あらゆるものから守られていた『胎内』かもしれない。

この世に産まれ落ちた瞬間から、わたしたちは他者の影響を受け続けている。それを回避することは不可能だ。

家族、友人、恋人、先生、同僚、本の著者、顔見知りの客、他者のさまざまな断片の集合体が「自分」である。

それく

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人生から小説が消えた日。

人生から小説が消えた日。

恥ずかしい告白をしようと思う。

わたしは文章を書く仕事でありながら、小説を読まない。好きな小説家も作品も言えない。とても恥ずかしいと思っている。

正しく言えば、大人になってから小説を読まなくなってしまった。

人生を遡ると、本はずっと大好きだったように思う。小学校の図書室や町の図書館から本を借りて、何かしら常に読んでいる子どもだった。

小学校高学年のときは小林深雪さんのティーンズ小説にドハマ

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まるで文通のような。

まるで文通のような。

最近、ひとりの友だちができた。彼とは1〜2ヶ月に一度ほど、顔を合わせれば軽く挨拶をする程度の関係だったが、ひょんなことからメッセージのやり取りが始まった。

あるときから、彼はテキストではなく音声メッセージで返信をくれるようになった。わたしにとってそれは非常に新鮮な体験で、毎回あたたかい気持ちにさせてもらえる。

音声メッセージは、1分程度。もしこれを文字に起こしたなら、長い長い吹き出しになってし

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鈍色と純な空。

鈍色と純な空。

東京に来て以来、なんども感動するのはその澄んだ空だ。

わたしは、空色というのをあまり知らないで育った。わたしが生まれた日本海側の街は、だいたい曇りか雨か、その中間だ。

晴天を知らないわけではない。でも真夏の空はギラついていて、青も彩度が高くて主張が強すぎる。やわらかな空色とは、まったくの別物だ。

上京して一年半が経ったが、いまだに寒さと晴れが同居する東京の空には慣れない。まるで奇跡みたいに見

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「自分の名前」で仕事をするということ。

「自分の名前」で仕事をするということ。

去年わたしが本格的にライターとして活動を始めて以来、仕事で書いてきたものはすべて自分の名前が記載されない『無記名記事』だった。

そんなわたしにとってnoteは、自分の名前で記事を発信できる唯一の場所として機能していた。

noteの記事はわたしが書いたものとして読まれ、コメント欄やSNSを通じて読者から反応が得られる。それはやはり非常に嬉しいことだと実感した。「Miyuさんへ」と感想をいただくこ

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【お知らせ】上京情報メディア『上京タイムズ』をリリースしました!

【お知らせ】上京情報メディア『上京タイムズ』をリリースしました!

こんにちは、ライターのMiyuです。

この度、上京情報メディア『上京タイムズ』をリリースしましたことをお知らせいたします。

立ち上げの経緯やメディアのコンセプト、今後の発信内容などについては、下記の記事にて語っておりますのでぜひご覧ください。

インタビュー第一弾は、沖縄県出身の方です。

まずは、首都圏1都3県を除くすべての道府県の出身者の記事を制作することを目標として、走り始めました。

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【お知らせ】Paranavi(パラナビ)で連載がスタートしました!

【お知らせ】Paranavi(パラナビ)で連載がスタートしました!

こんにちは、ライターのMiyuです。本日2024年2月6日より、トレンダーズ株式会社様が運営するWebメディア「Paranavi(パラナビ)」にて、連載が開始したことをお知らせいたします。

パラナビは「キャリアと私を何倍も楽しむ」をテーマに、パラレルキャリアや自分らしく働くために必要な情報を発信するWebメディアです。

パラナビが発信しているテーマは、わたしが日々発信している「大人がよりよく幸

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【2024】スターバックス バレンタイングッズ&オペラフラペチーノ最速レビュー!

【2024】スターバックス バレンタイングッズ&オペラフラペチーノ最速レビュー!

2024年1月17日。スターバックスのバレンタインプロモーション初日。朝6時ごろからオンライン販売されると告知されていたグッズを待ち侘びていたわたしは、意気揚々と早起きをした。

しかし朝5時55分の時点ですでに売り切れとなっている商品画面を見て、オンライン争奪戦に敗北したことを寝ぼけ眼のまま理解した。絶望だ。

「朝6時前に売り切れってどういうことやねん!?」わたしの心の中で、ちいかわのうさぎが

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なぜ「ちいかわ」はこんなにも大人たちの心を奪うのか? 〜ナガノ展に寄せて〜

なぜ「ちいかわ」はこんなにも大人たちの心を奪うのか? 〜ナガノ展に寄せて〜

わたしがちいかわファンになって、かれこれ3年ほど経つだろうか。30代のいい大人でありながらいつの間にかその魅力にどっぷりハマってしまったわけだが、それはわたしだけではない。

毎回、ちいかわイベントのチケットは抽選や先着で激しい争奪戦となる。そんなチケットを運良くゲットしたファンたちを会場で見ると、小さな子ども連れはそこまで多くなく、その大半が大人である。

さらにそのファン層は、若い女性だけでは

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魔法のiらんどコンテスト「#推しへのクソデカ感情を美しく表現する」で入選作品に選ばれました!

魔法のiらんどコンテスト「#推しへのクソデカ感情を美しく表現する」で入選作品に選ばれました!

小説サイト「魔法のiらんど」が開催した、X(Twitter)ハッシュタグ投稿コンテスト 「#推しへのクソデカ感情を美しく表現する」に応募したところ、もっとも秀逸な投稿TOP3として入選作品に選ばれましたのでご報告いたします。

結果発表

応募作品

本作品ではコンテスト名の通り、大好きな「推し」へのクソデカ感情を綴りました!2024年も全力で推しを応援します!

「魔法のiらんど」との思い出

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「ザ・リッツ・カールトン京都」で年越し!2023年大晦日→2024年元旦の宿泊記。

「ザ・リッツ・カールトン京都」で年越し!2023年大晦日→2024年元旦の宿泊記。

とんでもない幕開けとなってしまった2024年の元旦だが、まさかそんなことになろうとは予想だにせず、わたしは石川へ帰省する前に京都を経由して、2023年最後の旅行をしていた。

この日のために2023年を生きてきたといっても過言ではないほど楽しみにしていた、2023年12月31日。大晦日を過ごすべく向かったのは「ザ・リッツ・カールトン京都」。

このタイミングで楽しい内容の記事を出すのは迷ったが、大

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令和6年能登半島地震。石川県へ帰省する途中で地震が発生した記録。

令和6年能登半島地震。石川県へ帰省する途中で地震が発生した記録。

2024年1月1日(月)16時10分。わたしが石川県に帰省するために乗っていた、特急サンダーバード31号金沢行きが京都駅を出発した同時刻に、令和6年能登半島地震が発生した。

石川県では最大震度7、サンダーバードの目的地である金沢市でも震度5強の地震を観測。本記事では、地震が起きたそのときの車内の様子と、その後わたしがどのように対応したかを記録しておく。

▶️筆者プロフィール
Miyu(ライター

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チェキの最上位モデルがすごいことになってる件 〜2023年買ってよかったもの〜

チェキの最上位モデルがすごいことになってる件 〜2023年買ってよかったもの〜

今年は、いくつか大きな買い物をした年だった。本当は「2023年の買ってよかったもの」をすべてを紹介したかったが、本日は12月31日。今年の残り時間があとわずかであるため、最もよかったアイテムを皆さんにぜひ紹介したいと思う。

わたしが2023年買ってよかったものは、FUJIFILMのポラロイドカメラ「チェキ」の最上位モデルである「instax mini Evo」だ。

レトロでかわいらしいルックス

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