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舟を編む~私、辞書つくります~第一話

この「舟を編む」。
最初は映画でみて(好き)、
その次は原作を読み(好き)、
そして最近はドラマが本当に良かったです(大好き)。

今更またドラマ?
原作のわき役の人が主役なのかぁ…などと
思いながら見始めたのですが
ストーリーと配役の妙もあって
1話目から引き込まれました。

ドラマは
設定を現代に移して
岸部みどりちゃんから見た辞書編纂の物語です。
(みどりちゃんはファッション誌の編集部員で
辞書なんて中学校以来触ってもいませんので、
辞書編纂部に移動はまさに青天の霹靂。
みどりちゃんを通して、
辞書を作る作業を垣間見られます)

このドラマは「なんて」に始まり
「なんて」で終わりました。

辞書「なんて」、
わたし「なんて」、
カメラ「なんて」。

ドラマの中で
柴田恭兵さん演じる国語学者の松本先生から
「辞書で『なんて』を調べてみてください」と言われて
みどりちゃんは今まで開かなかった辞書
(手提げ袋からさえも出していなかった)
を引いてみます。
そこにある「なんて」の意味。

このドラマは一話ごとに
心に響くセリフがありました。

野田洋次郎くん演じる馬締くんと
松本先生が
みどりちゃんに伝える言葉。

不思議ですよね、言葉って。
どんなに尽くしても何一つ伝わらないこともあれば
たった一つの言葉で千も万も伝えられることもある。
まったく意図していないことを
言葉が勝手に伝えてしまうこともある。
でも、岸部さん。
この世に悪い言葉は存在しませんよ。

舟を編む~私、辞書つくります~第一話より

全ての言葉には
その言葉が生まれてきた理由があります。
誰かが誰かに何かを伝えたくて、伝えたくて
必要に迫られて生まれてきたんです。
悪いのは言葉ではありません。
選び方と使い方です。

舟を編む~私、辞書つくります~第一話より

言葉って本当に不思議。
この言葉、というものを
丁寧にセリフに落とし込んだのがこのドラマだと思います。
オンタイムではありませんが、
このドラマについては
少しずつ書いていきたいと思います。

うちのぼくちゃんに
ドラマを観ている時に
この人(野田洋次郎くん)は
♪前前前世から僕は~
を歌った人だよ!と教えると
どうにも結びつかなかったようです。







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