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See You Again〜2023 Spring Genesis of New World 風の時代

4/6(木)川口リリアメインホールを皮切りにスタートしたTHE ALFEE 春のツアー『風の時代』が、7/1・2(土・日)恒例の名古屋国際会議場センチュリーホールにて無事ファイナルを迎えました。

途中、大阪公演1本が、大雨による交通網麻痺のためにやむなく延期となってしまいましたが、ファイナルまで完走できて本当によかったです。その大阪も10月に代替公演が予定されており、日程的には秋ツアーの只中にありながらも、この日だけ春メニューになるようなので(そんなことができるのも凄いコト!)この日、参加するはずだったみなさんが1人でも多く集えることを祈ります。

そんなわけで大阪を残して…はいますが、春ツアーのファイナルです!ファイナル!名古屋2Days!!期待値MAX!でもそれを軽く超えてきちゃうのがTHE ALFEEのオソロシイところなんですよね〜♪ 

以下は春ツアーのセットリストです。

ツアー中に曲が入れ替わった部分は or 表記に。その中で個人的に一度も遭遇できなかった曲をカッコにしてあります。同じタイトルが上にも下にもあるのは、演奏された位置(曲順)の違いによるものです。

どんどん曲が変わっていくので、全制覇はやはりなかなか難しい! けれど、それが次への楽しみでもあり。
今回でいくと、昨年逃がし続けた「サファイアの瞳」を名古屋で聞けたのが、私にとってギフトでした。

あとは…全公演通して演奏された曲の中に、高見沢さんが今伝えたい想いやテーマがあるのかな〜と考えてみたり。

ではここから独断と偏見でピックアップ。

高見沢さんのソロが復活していて「はっ!」とした「鋼鉄の巨人」Bメロをハモるようになったのは…確か40周年の時に高見沢さんが喉を壊して…からだったと思うのですが(記憶違いだったらごめんなさい)そこをソロパートに戻すということは、コンディションの良さの表れなのかな?という気がして。春ツアーへの期待が加速したオープニングナンバーでした。

※追記:↑…と、当初書いておりました。Bメロハモスタイルになったのは90年代からと小耳に挟み、えぇえーー!そんなに昔からだっけーー?と驚いたのですが。そうか、夏イベ映像見たらわかるぞ…と見にいったところ確かに90年代から3声ハモでした。記憶違いにもほどがある。。。失礼しました…

ツアー序盤、日替わりになるところで「Brave Love ~Galaxy Express 999」が多く歌われたのは、今年2月に亡くなられた松本零士先生への追悼の意もあったでしょうか。 ”未来はけして君を裏切らない” はいつも胸に持っておきたい大切なメッセージ。

2本のアコギで入った「人間だから悲しいんだ」幸ちゃん&たかみーがそれぞれの立ち位置の中間あたりで向き合い爪弾くイントロ→ストロークに入る手前で、静かに自分の立ち位置に戻る坂崎さん。かたや立ち位置に戻った途端(時にふわっと一度跳び上がってから)ジャカジャカ泉谷弾きを始める高見沢さん。この静と動のコントラストがとてもよかったです。

個人的にこれが今ツアーのコアだったかなと思っているのが「GLORIOUS」ツアーを通してどんどん育っていったナンバーでした。高見沢さんのエモさも炸裂したかな、と。
これは高見沢さんのソロ曲として発表された後、2013年のシングルとしてリリースされた曲ですが、自分が年を経るごとに共感ポイントが上がってきて、重みを増してきています。
高見沢さんが歌いながら客席に向けて手を伸ばしてくれるところがありますが…『君を幸せにすることだけが 俺の栄光の日々』この人は。この人たちは。本気でそう思ってくれてるんじゃなかろうか。それは歌詞だよ…なんだけど。彼らのステージングを見ていると、そんな気がしてしまうのです。

俺はこれからも自由に 君を深く深く愛して行きたい
君を幸せにすることだけが 俺の栄光の日々

作詞・作曲:高見沢俊彦

また、

ヒット曲もなく、ライブの集客もままならなかった頃、23、24歳かな。知り合いや友達から「まだやってんだ」と言われた。いつまでやるんだ?という呆れ顔でね。同じ言葉が還暦を境に意味が逆転しました。今なら胸を張ってその言葉に応えられます。いつまでもやるさ。やれる限りやるさ。ALFEEには解散も引退もない、と。 

これは2020年の高見沢さんのお言葉。

WowWow 時代は変わって行くけど
俺は今もここで愛を歌ってる
WowWow 時は流れて行くけれど
友よ俺はここで夢を叫んでる

作詞・作曲:高見沢俊彦

と歌い上げる姿が頼もしくて誇らしくて。

組曲: 時の方舟」これはもう何度聞いても圧巻!ただただ凄い!としか。語彙力ゼロです。脱帽。生で。ライブで。このクオリティで!息を呑んだまま終わる9分間。

雷鳴のSEに続く「Count Down 1999」では。普段どんなに大変なこともどんなに難しいことも涼しい顔してこなしちゃう坂崎さんの、必死なスティックさばき!が見られます。曲終わりで手首ぷるぷるっとほぐしてからアコギに戻るとこまで見守るのがワンセットw 客席の熱量も毎回エラいことになってました。69歳と68歳で演る曲と思えないw

メタルから一転「鋼の騎士Q」は、シングル発売よりツアーの方が早かったこともあって、耳慣れしてない新鮮さが優り。新曲だからね、くらいに思っていたのですが、回を重ねるごとにじわじわと効いてきて、あ〜だからこの曲が本編ラストなんだ、と思い至りました。しなやかな強さを持って今日と向き合っていく。そんな力を授けてくれて本編が終わるのだと。

アンコールは。アンコールはもう!終始イントロ鳴るたび、きゃー♡ ひゃー! ウオォオオ〜!な狂喜乱舞の連続。何といっても「SWEAT&TEARS」の『夢追いかけようぜ〜!』と、「恋人になりたい」で渾身の『幸ちゃ〜ん♡』が叫べたのが今ツアーのハイライトかと。
リアル "瞳から汗を 体中に涙を" な時間に夢中になっていると、近づいてきてしまう別れの時…

↑こちらは2009年のシングル「夜明けを求めて」のカップリングに収められたライブ音源。最後の単独野外となった09年夏イベでの音源です。

要所要所で歌われてきた「See You Again」はたくさんの思い出がつまった曲。フラッシュバックするシーンがいくつもある中、ファイナル名古屋での思い出といえば。

2019年の春に、長年トランポチームのチーフとして活躍されていた金城さんをみんなで送った曲であり(その時の模様は以下↓後半に綴ったのでよろしければ)

また昨年の春ツアーファイナルで、3回目のアンコールに歌われた曲でもありました。去年はまだ声出しNGの制限があったため、客席からは拍手と手拍子しか返すことができず。鳴り響く手拍子の渦の中で、一緒に歌えない悔しさに泣いた曲でもあったのです。あの日のリベンジを!ここ名古屋で!果たし!ましたーーー!!!

ツアー序盤から、大合唱の客席を感慨深げに見渡していた5人の表情も忘れられません。

そして、そして!ファイナルならでは!3回目が叶ったアンコール!ステージ前方に用意されたのはスタンドマイクが1本のみ。客席からはどよめきがあがり、ソワソワとした雰囲気に包まれました。
3人が1本のマイクに顔を寄せ合って歌う通称 “1本マイク” も、コロナ禍によってできなくなったことのひとつでした。だから今回のこの計らいには本当にもう感無量で。

1本マイクがぁー!
戻ってきましたぁああーーーーー!

曲が始まる前から泣いていた「過ぎ去りし日々」この曲をこのスタイルで聞くのも私の記憶の中で初めてのことでした。

さらに最後のサビに差しかかるところで。高見沢さんがマイクスタンドをぐいっと倒すようにして外したのです。会場内に響いたのは、マイクを通さない生声のアカペラ。息が。止まりました。

過ぎ去りし日の熱い想いは 帰らないにしても
明日という未来がいつもあなたの前にあるから

作詞・作曲:高見沢俊彦

終わりは始まり。いつだってそうやって…そうTHE ALFEEには次への約束がいつも必ずあるのです。春のツアーが終われば夏のイベントが待っているし。夏イベが終われば秋のツアーが。秋のホールツアーと冬のアリーナツアーが終わる頃には翌年の春ツアーのスケジュールが出ている。そうやって続いてきたし、そうやってこれからも続いていくのです。きっと。共に行きましょうぞ、この道を。

最後にすごーーーくどうでもいーけれど。See You Againは。わたくし常にハモパート(幸ちゃんパート)を行く派デス♪ ハモ人口もちっと増えたらいーな〜。仲間募集中…w

最後の。最後に。「See You Again」というタイトルで書きたかったのはもうひとつ理由があり。2020年にnoteを書き始めて、noteを読み始めて。素敵な文章を書かれる方だな。捉え方も表現もめちゃくちゃ素敵。カッコいいなと憧れていた方に、お目にかかることができたのも、この名古屋ファイナルでした。そんなご縁ときっかけがタカラモノ。
シマフィーさんにSee You Again!

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