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奈良に行くなら

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奈良のお気に入りスポットと、ぶらぶら歩きコースについてまとめています。
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奈良に行くなら【目次】

こうして目次にしてみると、メインどころもまだ全然書けてないなぁ…と思ってみたり。ぼちぼち貯めていきます。 ◆奈良公園周辺 [1]〜[5]はほぼ毎回同じルートで歩いているお決まりコースです。 ◆西ノ京エリア ◆山の辺の道エリア ◆南部エリア ◆吉野エリア ◆番外編として東京にあるアンテナショップを。 ◆その他

春を呼ぶ修二会2024

修二会のお作法のひとつ「生飯(さば)投げ」 上の画像は、生飯投げ目線はこんな感じなのかな?と撮ってきたものです。二月堂の風景としては割とマニアックなアングルではないでしょうか(笑) お昼の食事を終えて食堂(じきどう)から出てきた練行衆が、閼伽井屋(あかいや)の屋根に向けて紙に包んだご飯をえいっ!と投げる「生飯投げ」鳥獣たちへ食物を施す作法です。鹿ちゃんが食べにやってきたり、咥えて飛び去るカラスさんも。 修二会といっても…お水取りの名前とお松明くらいしか知らなかった私がそん

奈良に行くなら[34]〜くもり時々アバロッツ編

奈良県庁横のバスターミナルの裏から横断歩道を渡って東大寺方面へ。あ、ここキレイに整備されたね〜なんて眺めたのは数年前のことでした。工事の幕で覆われている様子を目にしていたので、再び現れた白塀と何やらスタイリッシュな建物に興味津々歩み寄り。何のお店?…あレストランか…日本料理と、興味を惹いたこの建物はスペイン料理ですか〜。お、どちらもなかなかの高級店。 奈良旅ひとり歩きが多い私にとってはちょっと敷居が高いかな。こういういいレストランは気心知れた友人か…どなたかとご一緒できる機

奈良に行くなら[33]〜奈良国立博物館・なら仏像館編

うわっ!でか… 広々とした展示室で見るド迫力の仁王さま。わかってはいても思わず声が出てしまいました。 奈良国立博物館・なら仏像館の第6展示室。順路からすると6番目でありながらも、ここが入り口の正面に位置しているため、第1展示室に入るより先に見えてしまうんですね。気が急く! 動画で何となく様子は知ったつもりでいましたが、なんだあれは…なんだなんだあのサイズ感は。重厚感ハンパないな…はやる気持ちを抑えこみながら先へ先へと進みました。 いや、もう。圧巻!でした。 本来は吉野

奈良に行くなら[32]〜たまうさぎ編

近鉄奈良駅を通りがかる際に必ずチェックするのが駅構内にあるこちらのお店。扱うお品はただ一つ、きなこだんごのみ!なんという潔さ! 米粉のおだんごはもちもちしているのに歯ぎれが良く。しっとり馴染んだきなこの味わいとともに、初めて食べたときから「あ〜なんかこの感じ懐かしい〜」となったおだんごです。 そもそも興味を持ったきっかけは、お店が閉まっていたから。通りがかるとね…閉まってるんですよ。周りのお店が営業している時間帯にここだけ。昼間に「あ、開いてる!」と思ったら売り切れの札が

奈良に行くなら[31]〜檜原神社編

さて。綱越神社を起点に、大神神社の一の鳥居をくぐり三輪明神への謎を深め(詳しくは以下に) 久すり道を経て鎮池に座す市杵島姫命にごあいさつ、狭井神社を抜けて、これまた謎の龗神神社でさらに「???」を散らかしながらも足取りを軽くして(こちらも詳しくは以下に) その後も山の辺の道をてくてく…てくてく……歩き続け。大神神社からは1.5kmほどなんですかね、やっと檜原神社に到着です。ひとまず社務所前のベンチでひと休み。 ここへ来ると時代感がバグる気がするのは私だけでしょうか。

奈良に行くなら[30]〜八大龍王辨財天大神 龗神神社編

なんだ?この怪しげな看板は? 大神神社から狭井神社(←2023年4月、三輪山登拝はまだまだ叶いません)を抜けて、山の辺の道で檜原神社へ向かう途中。気になる立て看板を目にしました。 桧原神社への道のりを半分近く来たようです。 えっと…だいぶ傾いてますケド…八大龍王辨財天大神 龗神(おかみのかみ)…ですか。龗といえば雨かんむりに龍と書くように龍神さまですよね。高龗神(たかおかみのかみ)・闇龗神(くらおかみのかみ)の総称。高龗大神をご祭神として祀る丹生川上神社上社によると、

春を呼ぶ修二会2023

今年で1272回目を迎える東大寺修二会が始まっています。修二会については去年↓も書いていますが。 今年もニコ美さんが生中継してくれているので、お昼の12時半過ぎには生飯投げ→19時からのお松明→24〜25時の下堂「ちょーず、ちょーず」と、できる限り追いかけてます。 音量調整もカメラアングルもどんどん進化させてくるニコ美さんがすごい!いやもう本当にありがたいです。コメントで解説してくださる方もいらっしゃるし。 (↑番組概要の下にあるライブ配信ページのリンクからも、毎日 ”現

奈良に行くなら[29]〜大神神社編

2023年、卯年。うさぎさんと言えばココじゃないですか?と久しぶりに訪れた大神神社です。前々から、次に行くときは一の鳥居をくぐりたい!と思っていたので、今回は三輪駅からまず綱越神社を目指し、ここからスタートしました。綱腰神社は大神神社の摂社のひとつで、祓戸大神(はらえどのおおかみ)を祀っています。ニの鳥居の奥にも祓戸神社がありますが、昔はこのおんぱらさん(御祓からきた通称)で穢れを落としてから参拝するのが通例であった、という話と、今も「卯の日神事」など大神神社の大きな神事の際

奈良に行くなら[28]〜若草山編

奈良の超絶♪見晴らしスポット、若草山。毎年1月第4土曜日に行われる山焼きの行事でも有名な若草山です。 山焼きは、冬の澄んだ夜空に広がる打ち上げ花火が美しくもありますが、もともとは若草山の草地を焼く行事。草や空気の乾燥具合で焼け方が変わってくるため、この時期の天候を気にされている方も多いですよね。 今年の山焼きは本日開催! 昨日からの降雪の影響が心配されていますが。お天気は回復してきているようなので、うまい具合に焼けるといいですね。 当日はお昼頃から飛火野にて大とんどが行

奈良に行くなら[27]〜井上天極堂編

今回は「葛(くず)」のお話。みなさん、葛って日頃召し上がります?普段あまりお目にかかる食材じゃないですよね。和菓子好きな方には多少なじみがあるでしょうか。葛きり、葛もち、葛まんじゅう…和菓子以外だとお鍋に入れる葛きり…くらい? 奈良を歩くようになって、そこここで葛が売られているのを見ても、正直ピンときていなかった私です。あ〜吉野葛って有名だよね…くらいの認識しかなく。いや…別にそんなそそられるポイントなくない?と… そんな認識を変えてくれたのが、こちらのお店。天極堂さんです

奈良に行くなら[26]〜吉野神宮編

あー空が広いな〜。空、近い! そんな印象がある吉野神宮。見出し画像は境内で見上げた空の様子です。スキッとスカッと晴れ渡る空。そらアナタが行った時のお天気がたまたま良かっただけでしょと言われれば、まぁその通りなんですが。 金峯山寺に行こうと吉野山マップを予習しながら、下千本エリアの端っこだから吉野山の麓なんだろうなと勝手に思い込んでいたこともあって、えー!山のてっぺんやん!と、際立つ空の広さに驚かされた場所でもありました。 吉野神宮は明治22年(1889年)に明治天皇によって

奈良に行くなら[25]〜興福寺五重塔編

当たり前にいつもそこにある風景。猿沢池から伸びる五十二段の石段を上がった先にある興福寺五重塔。何度訪れたかわからない、何度見上げたかわからない…この景色を目にすると「あ、奈良来たんだな」と思ったりもします。そんな馴染みの光景が、この土地のランドマークが、しばらく見られなくなりそうです。薬師寺東塔がやっとお目見えしたかと思えば今度は…といった感じですかね。 いよいよ五重塔の修理が始まります。約120年ぶりの大規模修理だそうですよ。工事が始まると塔全体が素屋根で覆われ、その姿を

奈良に行くなら[24]〜ほうせき箱/SOUSUKE

ここのところの猛暑、酷暑…恋しくなるのが冷たくて口溶けのよいかき氷。 奈良でのかき氷の盛り上がりについては、こちらでも書きましたが。 このお店は私が奈良で一番好きなかき氷専門店。奈良のかき氷ブームを牽引してきた人気店です。人気があり過ぎて、長蛇に恐れをなした私、ウワサを聞きつけてから実際来店できるまでに2年以上かかりました…。2018年に現在の場所に移転してからは席数が増えたこともあって、だいぶスムーズに入店できるようになりました。通い始めた頃は朝イチで番号札を取りに行って