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語学オタクのアラ還主婦のお片付け騒動記1

こんにちは。語学オタク、フランス語勉強中のGerryです。

以前からチラッと書いていましたが、いよいよお引っ越しが決まりました。
ギョウザの街がある県から、真珠と牛肉が有名な県に引っ越します。早い話がダンナの母と同居するために故郷へUターンってやつです。ダンナとは同郷なので私も母に近いところに住めるのはありがたいことです。

ですが、同居を決めたからといってすぐに引っ越せるものではありません。
昭和の時代に建てられたダンナの実家。さほど傷んでいるわけではないのですが、使い勝手が悪い。

特に台所。キッチンではなくて台所

引っ越しが決まった時に、この台所の改装を決めました。今後住んでいくにあたって、動線が悪くて使いにくいのではストレスが溜まりまくることは必至だったので、とりあえずここだけは改装しようと。ここは譲れませんでした。
改装のために断捨離を断行しました。モノに溢れた家を片付けて引っ越すまでの騒動を記録しておきます。

ダンナの実家をお片付け

ダンナの実家を嫁が片付ける。あぁ、考えただけでゾクゾクしませんか(2つの意味で)。Gerryは最後までやり切ることができるのでしょうか。

暗い台所

昭和の時代の台所。使いやすさが1ミリもない。北側にあり昼間でも薄暗い。夏は暑いし冬はとにかく冷える。

昔は台所は家の北側って決まっていましたね。冷蔵庫などが普及していなかった時代はともかく、今は北側である必要はないんじゃないかなぁ。

そびえる食器棚

一番の問題が食器棚。
ここの台所、北と南に窓はあるものの、北の窓の外には目隠しのためにポリカーボネートの波板が貼ってあります。これじゃ風が入らない。だから風通しがめっぽう悪い。おまけに部屋の真ん中に食器棚がそびえてます。しかも耐震対策ということで天井にピッタリくっつくように物入れが後付けされていて、食器棚を固定しています。文字通りそびえ立ってます。おかげで風は全く通りません。エアコンの暖かい空気もシャットアウト。他に耐震対策無かったのか・・・?

シンクからテーブルまで行こうと思ったら食器棚を回り込まないといけません。狭い。めんどくさい。向こうからくる人とぶつかる。

その食器棚には扉の部分にも地震対策が施されていて、扉の一番上にロックが付けられています。地震の揺れで中の食器が飛び出さないように、です。どういう構造なのか片手では絶対に開けられない仕組み。片手に食器を持っていたのでは開けられない扉。
いったん食器を置く→両手でロック解除→食器を入れる→両手でロックする
食器の出し入れだけでこのアクション。あ〜めんどい。

溜め込む女と捨てる女

台所を空っぽにしなければならないので、いらないものは処分しなければなりません。義母は「どうやって片付けていいかわからない」と最初からギブアップを宣言。嫁であるGerryがやるしかない。溜め込む女vs捨てる女の戦いが始まりました。

食器棚は不用品入れ!?

この食器棚、日常使いのもは入っていません。普段は使わない大量のグラスやお皿などがギッチギチに詰められています。奥のものを取ろうとしたら前のものをどかさなと取れないシステム。もちろんここまで溜め込んだのはここに長く住む義母です。昭和の時代の戦後のものがない時代を経験した世代です。しかたがいないといえばしかたがない。
じゃ、普段使ってるものはどこにあるのかって?洗った食器を入れるカゴと食器乾燥機(今でもあるのかなぁ、食器の乾燥だけを目的とした家電)の中です。
使う→洗う→カゴの中へ→乾燥機へ→使う・・・・というルーティーン。
食器棚っていらなくない??あ、だからいらないものが入っているのか。妙に納得(納得してる場合ではない)。要らないものばかりが入っているなら、地震対策いらなくない??

実はいらないものが入っている食器棚はもう1つありまして。なぜ2つもあるのかというと、義父の知り合いに作ってもらったやつらしく、古くなっても捨てられずにいたようです。
昭和の時代の家なので、来客用の食器がとにかく多いのです。冠婚葬祭を自宅で行なっていた時代ですからね。お茶碗とかコップとか最低でも10客は揃ってます。そういった食器がたんまり入っている食器棚がもう1つあるわけです。古すぎて立て付けが悪いし、中のものも埃だらけだし。
狭い台所に食器棚が2つ。ありえない。

はぁぁぁぁ・・・・・・。

シンク下の収納も不用品入れ!?

シンクの下にある収納には大抵お鍋やタッパーなどが収納されていますが、ウチは違う。確かにお鍋やタッパーは入っているのですが全てレジ袋に入っています。鍋もタッパーも、です。だから引き出しを開けても何が入っているかがわかりません。しかも普段はあまり使わないものばかり。たまに使うキッチングッズもレジ袋の中。菜箸にはサランラップが巻いてある。あぁ、手間が増える・・・・。中にはレジ袋に入れたものがレジ袋に入っているという、マトリョーシカシステムで収納されているものもあり、中にはレジ袋が劣化してボロボロになったものまで(こんな状態のレジ袋初めて見ました)。この収納システム廃止にしたい〜〜〜。

よく言えば見せる収納

食器棚もシンク下も不用品がつまっているため、普段使いのお鍋やフライパンなどはその辺の空きスペースにふわっと置いてあります。今流行りの「見せる収納」ですよね(笑)。多分違う、いや絶対違う。
これらが調理台を圧迫するため、調理スペースはまな板1枚分だけ。むむむむ。
ますますカオスな台所。

生ゴミはビニール袋に入れて空いてるスペースに

スーパーのサッカー台に置かれているただで手に入るビニール袋。あれが生ゴミ入れになっていて、空いているスペースにこれまたふわっと置いてあります。ただのビニール袋なので水分が抜けません。ゴミ出しの日にこのまま出すのが申し訳ないほど・・・。生ゴミを入れるカゴは義母が嫌いなので使っていないのはいいのですが、せめて穴が空いている袋にしてシンク内に置いて水切りしたいよぉ。

100均なんかで見かける穴が空いていて自立する袋を私が買ってきても、義母は絶対に手をつけません。ま、使い慣れていないってことなんでしょうけど、そこまで頑なにならなくても、ねぇ。

謎のパーシャル冷蔵庫

冷蔵庫にはパーシャル室ってありますよね。冷蔵と冷凍の中間地点みたいなやつ。昭和の時代の古い冷蔵庫にはなかった装備です。だからここの台所にはパーシャル機能だけの冷蔵庫があります。冷蔵庫を新しくしてパーシャル室がついているにもかかわらず、このパーシャル冷蔵庫は現役を続け今に至っております。PanasonicではなくてNationalって書いてあるし。何年、いや何十年使ってるんだろ。お肉などが入っているのですが、いつも必ず収納されているのがインスタントコーヒーとクリープとグラニュー糖。これは常温でいいやつだよね??

扉を覆っているのは水道屋さんの冷蔵庫マグネットの数々。賑やかというかうるさいというか・・・。冷マをこんなに張っておく必要があるか???

不用品が詰まった魔窟のような納戸

小さな納戸があります。パントリーとして使えそうなものなんですが、ここにはいただきものの食器類がつまっています。中には「のし」がついたままのものも。開けて、とりあえず使わないからしまっとこうっていう流れで収められたものでしょうね。古めかしい急須と湯呑み、カップ&ソーサー、コップなどなどたくさんのものが詰まっていました。お盆なんて何組出てきたことか。ガス炊飯器も2つ発見。もう絶対使わない、というか使えない炊飯ジャーも出てきた。

あ、タケノコを茹でるためだけの大きな鍋×2とか茶碗蒸しを作る時だけに使う巨大な蒸し器も入ってた!どちらも大きくて場所を取る・・・。

全部出した!

さぁ、これだけのものを片付けなくてはなりません。お片付けの基本は「いったん全部出す」です。だから全部出しました。台所には出すスペースがないので仏間に出すことにしました。出てくるわ出てくるわ・・・。山のような食器の数々。8畳の仏間の半分以上が食器やら鍋やらで埋まりました。もうひとつの食器棚にはそのまま食器を残しているので、この量で半分ということになります。

旅館か料亭でもやってましたか?
やってませんwww

食器棚のひとつと納戸から出てきたもの

出したものは義母に確認して、残すものと処分するものとに分別。
「これは・・・捨てていいです・・・よね???」
「これは・・・捨てますね」
「これは捨てます」
だんだんたずね方が雑になってくる。捨てるのってエネルギーいるんですよ。
捨てる女も楽じゃない。

・・・とここまでで3日ほどかかりました。これから不要になった食器類をどうにかしなきゃなりません。
どうやって処分すればいいのか・・・。やれやれ。

片付けの最中に、明らかにゴミみたいなものも出てきます。私が「こりゃゴミだろ」って捨ててしまったものがいくつかあり、そいうものに限って「あれは使うんだった」って後から言われたりするんですよね・・・。おかげで義母からは「あなたは自分が使わないものはどんどん捨てるから」と言われましたよ。ええ。言われましたとも。私は「捨てる女」ですが、何か??それくらいしないと全然片付かないんですよ〜〜〜〜〜。

つづく

ここまで読んでいただいてありがとうございました。



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