見出し画像

生きてるだけで素晴らしいってほんとかよ。

ここ最近考えていることがある。
「ありのまま」とか「本当の自分」とか、「使命」とか。

こうしなきゃ、こう考えなきゃ、こう言わなきゃ。
なんでああできなかったのか、なんでああいうふうに考えられなかったのか。

自分に何かを課せて、できなかったら責める。
できたときに、ホッとして、少しだけ自信になる。
でもまた目標を課せて、できなくて落ち込む、の繰り返しの人生。

責任感が強い、優しいと言われることで、自分を守っていたのだと思う。
この繰り返しで成長し、素晴らしい人間に、面白い人生になっていくからこうやって生きて行くんだと思っていた。

この2年で、少し考えかたというか人生の捉え方みたいのが少しずつ変わってきた気がする。

「あなたはそのままで素晴らしい」
「何かを成し遂げなくたって、笑顔で生きていてくれればそれだけでいい。」
こんな美しい言葉をかけられても、本音だと思えなくて、受け取れなかった。
ありがとうって笑顔で答える裏で「ほんとかよ」って思っちゃってる自分がいた。

そんな私に友だちができた。その子は子どもで弟、妹、姪、甥でもないけど、その子といると楽しいし大好きだから友だち。
その子が10代になり、大人になっていく中で何かあったら力になりたいし、私に子どもができたらその子に遊んで欲しいし、いつまでも付き合って行きたいと思える子。
その子がかわいくて、愛おしいと思う。
その子が勉強ができなくても、礼儀正しくなくても、誰を好きでも、その子がかわいい。
自分の子でも、家族でもないのにこんなにかわいい。

そう思えると言うことを、自分に置き換えてみた。
私も、誰かのそのかわいい子なのだと。
そう思うと、
「あなたはそのままで素晴らしい」
「何かを成し遂げなくたって、笑顔で生きていてくれればそれだけでいい。」
とかけてもらった言葉が、暖かく感じて、涙が出た。

親子、兄弟、祖父母、パートナー、友達、仕事仲間、親友、憧れの人、近所のおじさん、近所のお姉さん、先生、大切な人、
誰かは誰かの大切な、生きていてくれるだけで嬉しいと思わせる存在。
そんなことに気がついたら、いつもより外の景色が綺麗に見えて、
顔を合わす人のことをもっと知りたくなった。

「ありのまま」とか「本当の自分」とか、「使命」とか。
なんなのか、答えはまだ出ていない。

けど、今の私の出した結論は、
これができたからあなたはすごいとか、できなかったからまだまだとか。
そういうことの前に、生まれて、生きてるだけで素晴らしいということ。
今の私はそう思うって話。

読んでくれてありがとう。
(写真は、子どものときのかわいい私です)