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ドクターメイトのMVV

こんにちは!ドクターメイトの宮崎です。

この記事はドクターメイト《秋のnote大運動会 2023》ラストの記事です。
記事一覧は下のリンクから。

今年の5月に全社でリアル大運動会をやったわけですが、その流れにあやかりnoteも大運動会リレー風にお届けするということですね。
今回は栄えある締めを務めさせていただきます。

前回のアドベントカレンダーでは自身の役割について書かせていただいたので、今回は会社が最も大事にしており、宮崎自身も大好きなドクターメイトのMVV(MISSION/VISION/VALUE)について、お届けしたいと思います。

実は過去に出資を頂いているグローバル・ブレイン社に記事にしていただいたのですが、今回はそれを肉付けしてみます。ではどうぞ!


ドクターメイトのMVV

いつ設定した?

会社としては2期目、正社員が1人(代表のみ)・業務委託が5名のときに初版を設定しました。今から4年前になります(もう4年も経つのか・・)。

そもそもなんでMVV?

ドクターメイトは医療と介護をITでつなぎまだ世の中にない新たな可能性を提供することで、日本№1の社会課題を解決していきたいスタートアップです。

当時は類似サービスも見当たらず(今はありがたいことに競合様が増えてきておりマーケットが盛り上がりを見せております)、自社サービス1つしかない状態でした(今は大小複数のサービスを提供できています!)。

目指している方向は間違っていない。が、目立ったトラクションがあるわけでもない。当時のメンバーにも、今後お迎えするメンバーに向けても、心の拠り所が必要でした

色々なところで出てくるメンバーの黒歴史

最初に考えていたことは?

まず、代表青柳の思いをしっかり言葉にすること。次にその思いや提供したい価値を、関わる全ての人達にわかりやすく伝えられる必要があると考えていました。

一方的な思いだけでもいけないし、工夫を重ねました。でもこのプロセスが楽しいんですよね。

難しかったことは?

関わる全ての人達に等しく思いを受け取ってもらうことでした。ただこれがとてつもなく難しい。
ドクターメイトは多様なステークホルダーと関わります。顧客である介護施設は様々な専門職が働かれており、それぞれの職種目線毎に受け取り方は様々。
加えて社内にも多様な経験があるメンバーが多く居て、これまた受け取り方は様々。
できるだけシンプルに。伝わりやすい言葉にできるように。それでいて特徴を出せるように。1つ1つの言葉に気を使いました。

変更回数は?

MISSION、VISIONが1回ずつ、VALUEは2回変更しました。
変更タイミングは4期目なので、初版から2年たったタイミングです。

事業が成長軌道に乗り、提供価値が具体化され、メンバーが一気に増えたタイミングでした(期初10名→期末25名)。

一般的に、MISSIONは不変・VISION/VALUEは可変なんていいますが、MISSIONを見直したことで、紐づくVISION/VALUEも変えていった感じです。

当時の全社共有資料のアジェンダ。デザインがダサいw

MVVの存在感

冒頭の取材記事にもありますが、何と言っても全社の思いを言語化した拠り所ができたことが大きかったです。

なにかに迷ったときや、不安になったときに必ず立ち戻れる場所。ドクターメイトって何がしたかったんだっけ?ドクターメイトが大事にしたいことって何だっけ?こういった問いが出ると必ずMVVに立ち戻ります。

その結果、会社の方針や組織の価値観に一貫性が生まれブレが少なくなりました。書いてみると当たり前ですが、全員がMVVを理解し、共感ができていないと成立しないことでもあります。 

MISSION

MISSION

右肩上がりに登っていき続ける意味で気球をチョイス。

MISSIONの位置付け

ドクターメイトの存在意義です。全ての会社活動の最上位概念。
最終的にたどり着きたい目的地でもあります。

「ドクターメイトって全ての人生を右肩上がりにしてる会社だよね」って言いたいし言われたいなぁ。

MISSIONのこだわり

最上位概念なので、抽象度>具体度を意識しつつ何を実現したいかを示しています。その中でもこだわったのはニュアンス。

突然ですが・・
皆さんは医療/介護と聞いてどんなイメージを持ちますか?

実は私もドクターメイトに入社するまで、業界経験が無い素人でした。
当時は言葉を選ばずいうと、あまり受けたくない・受けたら終わり・大変・キツいなど決してポジティブな感情ではありませんでした

今ではそんなことはないわけですが、関わる機会がなかったり知識がなかったりするとそうなりがちですよね。

医療/介護は今もこれからも日本にとって欠かせない産業です。
そして、その産業を良くするために、日々現場の方々は必死に患者・利用者に向き合ってくれています。

だからこそ、ドクターメイトは医療/介護を提供することも、享受することもポジティブで人生を豊かにすることであってほしいと願っています

人生の最期に向けて、最高の状態であり続ける状況を提供できる産業にしたい。そんな思いで今のMISSIONとしました。

MISSIONで好きなところ

実は複数の意味が込められているところです。

◆すべての人生:全世代、全世界の人生
・全世代:医療/介護の問題を解決することは、「高齢者向け社会保障費の適正化」に繋がり、適正化して得られる財源を未来の投資に回していけるのではないかと考えています。そうすることで全世代の課題解決に繋げていきたいと考えています。
・全世界:日本は世界有数の「医療先進国」であり、世界№1の「高齢先進国」技術を持ち、世界№1の高齢化課題を抱えた日本における成功モデルこそ、海外へ展開をしていけると信じています。

◆右肩上がりにする
シンプルに、人生最期が最高の状態=右肩上がりにし続けたいですよね。
死を迎える最期の瞬間に「今が一番最高だった」といえるような環境を作りたいと思っています。

VISION

VISION

人生は長い、未来を見据えて希望に向かっていくイメージ。

VISIONの位置付け

ドクターメイトMISSIONを実現する方法です。ゴールに向かう羅針盤。
ドクターメイトって何してるの?って聞かれたら答える内容です。

「全ての人生を右肩上がりにするために、ドクターメイトは持続可能な介護の仕組みを創っている」って自信を持って伝えたいし伝えられる様になりたい。

VISIONのこだわり

MISSIONを実現するための羅針盤として、抽象と具体の間を意識しました。
どのように?の意味合いをイメージできることが重要です。

画像でも問題提起をしていますが、医療/介護は特に「人と人とが関わり、人の思いによって成り立つ産業」と自分は解釈しています。
だからこそ、その思いを大事にし続けられるためには「ずっと変わらない仕組み」が必要だというのがドクターメイトの考え方です。

人の善意は素晴らしいし、頑張りも大事。でも無理は良くないよねと。
ITの力をかけあわせて、誰もが幸せにずっと医療/介護に向き合える世界を作りたいという思いが込められています。

VISIONで好きなところ

何と言っても、言葉にこだわったことでしょうか。
実は初版に英語が含まれていたり笑、長かったり笑、しましたがシンプルに伝わりやすく変更しています。

フランス料理のメニューって何やねん笑

◆持続可能な
前述の通り、関わる全ての人達をリスペクトしているからこそ、思いや今のやり方を否定するのではなく、更に右肩上がりにするためにはどのような言葉を置くのが適切なんだろうかと考えました。

ドクターメイトのメンバーたちは皆業界が大好きです。
そんな我々ができることは、業界内部だけでなく外部からの視点や技術も組み合わせて、「持続可能である状態を提供する」ことに行き着いたわけです。

◆仕組みを創る
持続可能な状態を「どのような形」で実現するかを考えました。

色々な言葉が出てきましたが、ドクターメイトを主語にせず、たとえ自分たちが離れたとしても持続している状態にする事が重要です。

結果、「仕組み」を提供すると決めました。
きっかけはドクターメイトのサービスなのかもしれませんが、最終的には介護施設が自主的に活用できる姿まで昇華できたらなぁと考えています。

VALUE

VALUE

思いが繋がっていく感じ。コーポレートカラーの青もポイント。

VALUEの位置付け

ドクターメイトMISSION/VISIONを実現するための、会社メンバーに持っていてほしい価値観・考え方です。社内の共通言語。
同時に新しくお迎えするメンバーにも共感していてほしい。

「〇〇の動きってWinWinWinだよね」「お客さんとシナプスつながってる!」「レセプター開いてる?」的に日常会話にも入っていたりします。

VALUEのこだわり

普遍的な内容であると同時に、ドクターメイトらしさにこだわりました。

代表青柳が医師ということもありますが、医療用語を取り入れつつ、日常的に使えて、覚えやすく特徴があるといいよね。と言葉を選んでいった記憶があります。

最初はもっとシンプルな単語で行きたかったのですが、らしさを追求した結果ちょっと長くなりましたね笑

シナプスとは何か?を力説しているスライド。
振り返ると素敵なのに当時は失笑が生まれました。

VALUEで好きなところ

◆WinWInWin
他のVALUEは変化を遂げましたが、このVALUEだけは当時から残り続けています。
ドクターメイトだけではないと思いますが、会社・サービスをやっているととにかく関わる方々が多い。

ドクターメイトメンバーの特徴として利他的な人が多いというのもありますが、どこかでWin-Loseを生み出すのは良くないよねという思想は結構染み付いています。VALUEの代表格。

◆信頼のシナプスをつなぐ
僕も普段から良く使うのですが、「早く行きたければ1人で行け、遠くに行きたければみんなで行け」という言葉があります。

ドクターメイトは持続可能な介護のしくみを創る会社なので、遠くに行く必要があります。そのためには、みんなで行かなくてはいけません。
脳信号をやり取りするように、信頼の思いをシナプスでつないでいければ、みんなで遠くに行ける!という塩梅です。

◆楽しみのレセプターを最大にする
代表青柳の座右の銘に「バランス・タイミング・ユーモア」というのがあります。
ユーモア=面白いという意味ではなく、楽しむことを指しているらしいのですが、大事なことですよね。

会社入り口すぐに飾ってある代表直筆のそれ。本人曰く達筆。

全ての人生を右肩上がりにしようとしている会社なので、居るメンバーの人生が右肩上がりになっていなければいけません
加えて、ドクターメイトはスタートアップという側面があるので、常に難しく困難なことにチャレンジしています

大変なときや辛いときに、前を向き気持ちを右肩上がりにする原動力は「楽しむ」ことですよね。
レセプターは閉じているとなんの意味もないので、全開放で楽しんでいこう!という気合いが込められています。

社員合宿の1スライド。全員が主役で楽しむ祭(祭?)!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今まで社内に伝え続けてきたことを、社外の方にも届けたく書いてみましたが、毎回書き出すと思いが溢れすぎて文字数が多くなりがちです。

改めて、ドクターメイトは壮大なMISSION/VISIONをか掲げているなぁと思いますし、それを実行するVALUEもらしさがあるなと自画自賛してしまいました。
今回は書けなかったのですが、次回はMVVの浸透についても触れていけたらなと思っています(僕じゃない誰かが書いてくれるはず)。

最後に

2025年問題を皮切りに、今後日本は加速的な超高齢化社会に突入します。
もしかすると、お読みの方の多くは医療/介護が身近に無い方も多くいらっしゃるのかと思いますが、必ずその時は来ます。

日本には多くの課題がありますが、社会保障費の半分近くが医療/介護に使われている状況を見ても、一番大きな社会課題と言って差し支えがありません。

そんな業界をより良くすべく、ドクターメイトは日々活動しております。
少しでも興味を持った方がいらっしゃれば、気軽にエントリーしてみてください!
未経験の僕でもやれているので、きっと大丈夫です。ポチってください。お願いします。切実に。

直近の全社キックオフの一コマ。祭りじゃー!!


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