ねぎし

23歳。事務職。同じことを繰り返す毎日で感じたことを短い日記にして書いてます。パック寿…

ねぎし

23歳。事務職。同じことを繰り返す毎日で感じたことを短い日記にして書いてます。パック寿司は玉子から食べてエビで終わります。

記事一覧

固定された記事

絵描き経験0の社会人が、1年間絵を描くとこうなる

まずは、この写真を見てほしい。 1年前の写真を撮るには中々の勇気が必要だった。しかし、これは紛れもなく自分が当時一生懸命描いた絵なのである。 「みんなおれの家族…

ねぎし
1年前
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実家の香りと音が一人暮らしの寂しさに響き続ける

誰しもが実家の思い出を持っている。 それが物理的なものではなく、心の中の思い出だと、忘れ難く何度も回顧してしまうようなものになる。 私の場合、その思い出は休日の…

ねぎし
7時間前
9

趣味が読書と答えたときの気まずさは私のせいじゃなくてお前のせいだからな

「趣味は何?」 「読書です」 「あぁ〜そう」 この会話の盛り上がらなさ!! この世の中、趣味が読書だけではウケが悪い。自分の想像以上に本を読む人間がいないことに…

ねぎし
5日前
40

全く知らない高校の演奏会に行ったらノスタルジーで心が潤った

アガサ・クリスティの本を借りに図書館へ行った。最近Xでアガサ・クリスティの小説のうち、1940年代に発表された作品が面白いとバズっていたのがきっかけだ。 横文字が頻…

ねぎし
7日前
20

高卒社会人が通信制大学に挑戦してキレる

社会人3年目で心理学系の通信制大学に入学した。 意味あんのか?と思う気持ちも多少あるが、学歴を手に入れられるのであれば過程などどうでもいい。 私の最終学歴は2年制…

ねぎし
9日前
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太宰治初心者が斜陽館に片道3時間かけて行った話

青森に転勤して2年目になる。最寄りの映画館まで車で2時間かかるのは嫌だが、自然豊かなのは枯れた心の栄養素が満たされた感じがする。 そんな青森だが、私がずっと行きた…

ねぎし
2週間前
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洗濯物放置癖が治らない

洗濯物を取り込むのが面倒で、数日間は放置してしまう。これは間違いなく結婚から遠ざかるような癖だと思う。 私のアパートから職場は歩いていける距離で、周りに何も建物…

ねぎし
2週間前
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鬱と仕事

軽度のうつ病と診断されて2週間が経つ。ご飯も食べれるし仕事もできる。日によって自殺念慮に駆られるが、それは誰にでもあるだろ思って過ごしている。 仕事は思い詰めな…

ねぎし
2週間前
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宿泊地の出会いと別れ

転勤前、彼女と箱根の旅館に泊まった。最近その旅館がTVで特集されているのを見つけ、懐かしさに浸った。 ビュッフェで食べたお寿司と天ぷらは、食べたのが1年前の今でも…

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3週間前
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メビウス8ミリ

都会は、人の多さに安心する。電車の向かいに座った人、すれ違った人たちに人生があると思うと、自分の存在がいかに小さいかを認識させてくれる。 自分とだけ向き合ってい…

ねぎし
3週間前
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鬱になりまして

鬱病になった。診断を受けた時は、絶望感よりも安心が優った。自分の中で落とし所がつけられなかった気持ちに、やっと客観的な視点から病名が下されたことに落ち着きを感じ…

ねぎし
3週間前
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チャイナドレスと希死念慮

チャイナドレスを買いに出かけた。霧雨が降っていたが、そこまで強くならないと思って傘は持っていかなかった。 そうしたら、雨がどんどん強くなるものだからコンビニに飛…

ねぎし
1か月前
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鬱に効く?セントジョーンズワートを飲む

最近あまりにも気分が下がるので、どうにかならないものかと調べていたら出会いました。 セントジョーンズワート 落ち込みや無気力の改善、不安、イライラ、緊張の緩和に…

ねぎし
1か月前
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薬局シュークリーム 他

薬局シュークリーム 出先でシュークリームを2つもらった。 その日は寄り道をしたかったので、近くの公園で食べようと思った。 家族連れが多いが敷地がそんなに広くな…

ねぎし
1か月前
17

つまらないものを作る理由を知った

セルフレジに立ち入る前、毎回お辞儀してから入ってたら面白いかなぁなんて考えながら20%引きのパック寿司を買った金曜日の17時。 今週はやけに長く感じた。感覚では水曜…

ねぎし
1か月前
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髪の毛に関する悪癖

職場に酒臭い同僚がいる。 あのツーっと鼻を真っ直ぐ突くような臭い。その人は小声で話すものだから、え?と近くによると酒の臭いが頭をクラクラさせる。 どうせなら美女…

ねぎし
2か月前
8
固定された記事

絵描き経験0の社会人が、1年間絵を描くとこうなる

まずは、この写真を見てほしい。 1年前の写真を撮るには中々の勇気が必要だった。しかし、これは紛れもなく自分が当時一生懸命描いた絵なのである。 「みんなおれの家族だぜ……」ワンピースの白ひげが脳裏に浮かんだ。過去の自分をぎゅっと抱きしめてあげたい。 私は、1年前から絵を描くようになった。きっかけはnoteからで、「ああ、こんな記事を書きたいけれど、エッセイ漫画みたいに表現できたら面白いだろうなぁ」という思いからである。 かく言う私は、エッセイ漫画調な作品を読むことが大好

実家の香りと音が一人暮らしの寂しさに響き続ける

誰しもが実家の思い出を持っている。 それが物理的なものではなく、心の中の思い出だと、忘れ難く何度も回顧してしまうようなものになる。 私の場合、その思い出は休日の朝になる。 実家は古い木造の家で、埼玉北部に位置している。ほとんど群馬で、都会というには程遠い(群馬の人ごめん!) 日曜の朝、澄んだ空気が窓から差し込み、実家の居間は独特の静けさに包まれていた。起きていたのは私と祖母だけで、時刻は6時頃だったか。 私がまだ子供だった頃は、その朝の光に照らされた居間で「どうぶつの

趣味が読書と答えたときの気まずさは私のせいじゃなくてお前のせいだからな

「趣味は何?」 「読書です」 「あぁ〜そう」 この会話の盛り上がらなさ!! この世の中、趣味が読書だけではウケが悪い。自分の想像以上に本を読む人間がいないことに驚きますが、それが現実のようです。 私はもう「読書です」だけでは盛り上がらないことを知り、絶望したので「読書を絵を描くのが好きです」と返してます。 絵といっても気がついたら模写しているだけですが、絵だということに変わりはない。解釈は相手側に任せます。 「どんな絵を描くの?」と聞かれたら「ボールペン画です」

全く知らない高校の演奏会に行ったらノスタルジーで心が潤った

アガサ・クリスティの本を借りに図書館へ行った。最近Xでアガサ・クリスティの小説のうち、1940年代に発表された作品が面白いとバズっていたのがきっかけだ。 横文字が頻繁に出てくると、文字が羽生結弦ばりに滑ってしまうので海外小説は嫌煙していたが、最近エッセイばかり読むことに飽きてきたのでちょうどいい機会だと思った。 まずは慣らしをしようと短編集を2冊借りた。私の悪癖で、図書館に行くとつい5冊は借りてしまうが、返却期限に読み終えず手をつけないまま返す本もあった。 おかわり無料

高卒社会人が通信制大学に挑戦してキレる

社会人3年目で心理学系の通信制大学に入学した。 意味あんのか?と思う気持ちも多少あるが、学歴を手に入れられるのであれば過程などどうでもいい。 私の最終学歴は2年制の専門学校で、履歴書の扱いではほとんど高卒に近い。 このおかげで、転職活動を考えようものにも応募する資格さえなくて困っていた。 そもそも高卒ってだけでなんでこんなフィルターがかからなきゃならんのだ。 大卒でもハンバーグ作ろうとしたら天ぷらを作っちゃいましたみたいなレベルのミスしてる人がいるからな。 転職す

太宰治初心者が斜陽館に片道3時間かけて行った話

青森に転勤して2年目になる。最寄りの映画館まで車で2時間かかるのは嫌だが、自然豊かなのは枯れた心の栄養素が満たされた感じがする。 そんな青森だが、私がずっと行きたいと思っていた場所がある。 それが斜陽館なのだ。 学生時代、根岸青年は本屋で黒字の表紙に銀色の文字で『人間失格』と書かれた本を見つけた。それが太宰治の本であることは流石に知っていたが、読んだことはなかった。 第一の手記で始まる「恥の多い生涯を送って来ました」は、日常生活でふとした時になぜか思い出してしまう。

洗濯物放置癖が治らない

洗濯物を取り込むのが面倒で、数日間は放置してしまう。これは間違いなく結婚から遠ざかるような癖だと思う。 私のアパートから職場は歩いていける距離で、周りに何も建物もなくアパートが土地の高いところにあるので、職場からアパートがよく見える。 先日、職場の敷地内を歩いていると私の洗濯物がピンポイントで見えていた。お気に入りのタオルが太陽の光をいっぱいに浴びている。 これには衝撃だった。何日も洗濯物を干しているものだから、もしかしたら職場の人に「あそこに住んでるやつは万年洗濯を干

鬱と仕事

軽度のうつ病と診断されて2週間が経つ。ご飯も食べれるし仕事もできる。日によって自殺念慮に駆られるが、それは誰にでもあるだろ思って過ごしている。 仕事は思い詰めないようにほどほどの温度感でこなし、余裕がなくなりそうになったら東京駅やアメ横、渋谷の雑踏なんかを思い出している。そうすると自分以外にも人間が懸命に生きている感覚で気持ちが落ち着くのだ。 この記事を読んでいる社会人読者の中には、退勤するのが気まずいなんて瞬間はないだろうか。 私もその1人だったのだが、うつとなってか

宿泊地の出会いと別れ

転勤前、彼女と箱根の旅館に泊まった。最近その旅館がTVで特集されているのを見つけ、懐かしさに浸った。 ビュッフェで食べたお寿司と天ぷらは、食べたのが1年前の今でも美味しかったことを覚えている。 私が取り皿を持って、ビュッフェ会場をウロウロしていると、ボサボサ髪で無精髭の男性が歩いているのを見つけた。 浴衣も少しはだけていて、インナーが見えそうになっていた。男性のなんと魅力的なことか。ゴールデンバッドなんかを吸っていたら間違いなく文豪に見える。 旅の出会いは一期一会、そ

メビウス8ミリ

都会は、人の多さに安心する。電車の向かいに座った人、すれ違った人たちに人生があると思うと、自分の存在がいかに小さいかを認識させてくれる。 自分とだけ向き合っていると、他人も生きていることに忘れてしまう。片田舎にいると尚更そうだ。自分だけが生きていると感じて、空が自分を潰してしまうような窮屈さに反吐が出そうになる。 だから、寂しい時は本を読んだ。 中島らも、燃え殻、太宰治。近々はシオランを読みたい。 ただ、本当にどうしようもない時はページすら捲れずに布団の中で横になって

鬱になりまして

鬱病になった。診断を受けた時は、絶望感よりも安心が優った。自分の中で落とし所がつけられなかった気持ちに、やっと客観的な視点から病名が下されたことに落ち着きを感じた。 どうやら私は鬱病の浅瀬にいるようで、特に薬が必要な状態ではない。抑うつと睡眠障害が日常生活を阻むが、それはさらにひどくなるようであればもう一度医者に罹った方がいいとのことだ。 職場に連絡するのは勇気が必要だったが、なんとかメールを打って送信した。ひとまず休職はしない。本当はしたほうがいいようだが、それはなんだ

チャイナドレスと希死念慮

チャイナドレスを買いに出かけた。霧雨が降っていたが、そこまで強くならないと思って傘は持っていかなかった。 そうしたら、雨がどんどん強くなるものだからコンビニに飛び込んで折りたたみ傘を買った。 1500円。私が天気予報を見ていれば払わなくて済んだのに。自分の生活能力の無さが、木の幹から離れた根っこの部分でも表れる。 そうだ、チャイナドレスを買うに至った経緯だ。 先日、彼女にコスプレをしてエッチをしてみたいと話した。そうすれば、自分の鬱的な症状も和らぐと付け加えて(最低)

鬱に効く?セントジョーンズワートを飲む

最近あまりにも気分が下がるので、どうにかならないものかと調べていたら出会いました。 セントジョーンズワート 落ち込みや無気力の改善、不安、イライラ、緊張の緩和に効果があるらしい。 私は希死念慮に駆られてしまい、生活に支障が出るレベルでした。 ああもうこれは、死ななくてはならない。そう考える時間が増え、何をするのにも興味が湧かず。 レビューには「悪夢を見る」と買いてあったので怖かったですが、藁にもすがる思いで買いました。 飲み続けて1週間は経ちましたが、個人的には前

薬局シュークリーム 他

薬局シュークリーム 出先でシュークリームを2つもらった。 その日は寄り道をしたかったので、近くの公園で食べようと思った。 家族連れが多いが敷地がそんなに広くない公園。成人男性1人がシュークリームを食べるのはいささか危険な気がした。 結局、薬局の駐車場でシュークリームにかぶりつく。クリームがこぼれないように反対にして、シートを汚さないよう慎重に食べる。 本当は1個300円はするシュークリーム。もっと気ままに食べればよかったと家に帰ってから後悔した。 小さな変化

つまらないものを作る理由を知った

セルフレジに立ち入る前、毎回お辞儀してから入ってたら面白いかなぁなんて考えながら20%引きのパック寿司を買った金曜日の17時。 今週はやけに長く感じた。感覚では水曜日が特に長い。週休3日制を導入するなら水曜日にすべきだと思う。そうしたら、1時間はダラダラして終わらせる仕事も40分くらいに短縮できるのに(微妙な作業効率上昇)。 そんな話はよしとして。 最近、なるほどなと思った話がある。 それが「つまらないものを作る理由は自身の内面性が豊かではないから」というもので、これ

髪の毛に関する悪癖

職場に酒臭い同僚がいる。 あのツーっと鼻を真っ直ぐ突くような臭い。その人は小声で話すものだから、え?と近くによると酒の臭いが頭をクラクラさせる。 どうせなら美女から香る妖艶な匂いに陶酔したいところだが、現実は酒臭いおじさんに悩まされている。 あの酒臭さはどうやら前日に深酒なんかをしていると、翌日に皮膚からアルコールが分解された物質が放散されているらしい。 はぁなるほど。どうりで全身から臭うわけだ。ではどうやって付き合っていけばいいのだろう。 「ちょっと!酒臭いですよ