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週末はクリエイティブに。スパイスカレーで味わう料理の喜び

平日のごはんは、何も考えないで用意できるから固定のメニューを食べることがほとんど。
でも、週末はちょっと違ったものを食べたい。

そうだ、カレーを食べよう。

1週間分の食料に加えて、カレー用にトマト・玉ねぎ・鶏もも肉を買った。
レシピ通りだとバターやプレーンヨーグルトも入れるんだけど、これのためだけに買うのもなと思い、買わなかった。

S&Bの赤缶のスパイスを使った、シンプルなカレー。
レシピが2人前だったのもあって、昼・夜カレーで良いやと決め込んだ。

料理があまり得意ではない私。
食材を切る工程が、料理の中で一番めんどくさいと思ってしまう。
とはいえたまにやると意外に作業に集中できて楽しかったりする。

玉ねぎは大雑把にみじん切りにして、トマトは汁をベチョベチョにしながら角切り。鶏もも肉は一口大にカットした。

多めの油で材料を炒め、水を入れて15分煮込む。

ちょっと水が多かったのか、シャバシャバなカレーになってしまったが、どうせ自分が食べるんだし味がおいしければ良いのだ。

キッチンにはスパイシーな香りが漂っている。
市販のカレールーで作るカレーとはまた違った香り。
食欲をそそる。

お皿にご飯をよそい、出来上がったカレーをかける。
シャバシャバなカレーが皿の底へ吸われていって、米の上には具だけがドンと鎮座している。

人には食べさせられないけど、自分で作った料理には愛着が湧くものだ。おいしそうに見える。

一刻も早く食べたいところを、まずは落ち着いてテーブルセッティング。

付け合せに用意しておいたキャベツの千切りからいただく。
何も考えてなかったけど、玉ねぎドレッシングだ。
今日は玉ねぎの日だな、と思いながらムシャムシャ食べた。

さて、肝心のカレーをスプーンですくって口に入れる。
玉ねぎの甘味、トマトのほのかな酸味、スパイスの風味。
口の中で待望のカレー味が一気に広がった。

もうちょっと塩を入れてもよかったかもしれない。
ちょっと味がぼやけた感じがした。
味見をサボるとこうなる。

レシピを見返すと玉ねぎはきつね色に炒めると書いてあった。
きつね色までなってたっけな…もうちょっと炒める時間長くしても良かったかも。

カレーを次々と口に運びながら脳内は反省会だ。

今回はスープカレー寸前みたいになってしまったが、これはこれでおいしいじゃないか。
カレー食べたい欲は一応満たされたので満足。


料理というのはクリエイティブな作業だなとつくづく思う。
考えることが多いし、やることも多い。

でも、だからこそ自分で作ることに意味があるのだろう。
既製品だったり人に作ってもらうのとは、また違うおいしさが生まれる気がする。

こういうふうに感じるのも、普段料理らしい料理をあまりしないでレンチン料理ばっかりしてるからかもしれない。
包丁を使って火を使う作業って「ちゃんと料理してる」って感じがするもんな。

料理の完成というゴールテープを切ったときの小さな達成感は、自己肯定にも繋がっているんだな。
そんなことを思いながらカレーを一気に平らげたのだった。

ごちそうさまでした。

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