見出し画像

書く習慣1ヶ月チャレンジ Day 20 これまでで一番の後悔

書く習慣1ヶ月チャレンジ、20日目は「これまでで一番の後悔」について。

自分の選択にはあまり後悔を感じない人間なので、黒歴史の過去には蓋をして開けたくない。
そんな中で唯一にして一番の後悔というと、「友人の結婚式に出席できなかったこと」かもしれない。


大学に入って一番最初にできた友達

彼女は大学に入ってできた一番最初の友達だった。
入学前の新入生交流会でたまたま同じグループになった小柄で可愛らしい子だった。

入学してからも一緒に授業を受けたり、お互いの家を行き来したり、ライブを見に行ったりと、知り合いの中でも気の合う数少ない友人だった。

ある日届いた招待状

卒業してからはほとんど連絡を取っていなかった。
そんなある日、彼女からLINEが届いた。

「今度結婚することになりました。ぜひ〇〇にも結婚式に来てもらいたいなと思って!」

お相手は学生時代から付き合っている人だというのを知っていたので、ついに結婚かあと感慨深くなった。

それに、私と違って交友関係が広い彼女が、私のことを思い出して結婚式に招待しようとしてくれていることが嬉しかった。

出席の旨を伝え、後日送られてきた招待状にも出席に丸をつけて返送した。

ヘルニアをこじらせた

この年、私は腰のヘルニアの神経痛に悩まされていた。
数ヶ月薬を飲んだり電気治療したりブロック注射をしていたが、状態は悪化数一方。
おばあちゃんみたいに腰を少し曲げないと歩くのもままならない。

かかりつけで紹介された大学病院に行くと、10日後に手術しましょうということになった。急展開である。

術後の回復に2ヶ月の安静が必要と主治医は言う。
結婚式の日程は手術の翌週だった。

私は彼女に欠席の旨を連絡した。
既読にはなったが、返事はこなかった。

それ以来、一切連絡を取ることはなかった。

今となっては

その時は、ヘルニアがあまりにもしんどすぎて他人のことを考えられる状況ではなかった。
断りの文面をもうちょっと丁寧にしておけばよかったかな、とか式の日におめでとうの一言でも送ればよかったな、とか思ったりもする。

でももう彼女の人生に私が登場したところで…みたいな気持ちもあるので、LINEのアイコンに映る彼女の子どもを見てそっと閉じるのである。

近くに住んでいるわけでもないしね。


なんやかんや理由をつけて思い出を正当化しようとする私の腐った根性に辟易とするけど、これもまた私の人生なのだと思う。

私の知らないところで、幸せに暮らしていてくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?