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大人の勉強

「独学の技法」山口 周・著(ダイヤモンド社 2017)より、覚え書き

「独学の方針は、ジャンルではなく、むしろテーマで決める」(p.63)

闇雲な独学で、非効率な時間の分散投資をするよりも、「学びのターゲット」を定めるべし。

哲学、歴史などのジャンルを決めるのではなく、大事なのは、自分が追求したい「テーマ」に方向性を持つこと。

テーマとは、自分が追求したい「論点」のことです。たとえば、私の場合は「イノベーションが起こる組織とはどのようなものか」とか、「美意識はリーダーシップをどう向上させるのか」とか、「共産主義革命はいまだ可能なのか」とか、「キリスト教は悩めるビジネスパーソンを救えるか」とかといったテーマを持って独学に臨んでいます。

(p.64)

ジャンルを決めて勉強するとは、すでに体系化された知識を学ぶだけであり、そこから、その人ならではの、洞察や示唆が生まれにくい。


そうだったのか。

私は、「哲学」を学びたいなと、ざっくりと考えていたものの、哲学史、ギリシア哲学から始めないといけないのか?と思っていたのは、全くもって、的外れだったわけです。

まずは、自分のテーマを決めて、そこに必要な知識を得ようと、学習すれば、自ずとジャンルはクロスオーバーする。

つまり、テーマによっては、哲学も歴史も、心理学も関わってくるということです。

これは、言われればその通りなのですが、気がつかなかった。

大人の独学は、大学の一般教養とは違って、教科書を読んだら終了って、勉強じゃないですものね。

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