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不正請求の方法(経理部の裏話)

主として、社会を知らない学生さん向けに書きます。

ある事業では、製品を作るのにかかった費用を、
まるまるお客さんに請求して、
お金をもらえます。そういう契約です。
特別な注文品へのオーダーメイド対応ですね。

本当は発生していない費用であっても、
「費用がかかりました!」と
お客さんに請求すれば、お客さんからお金をもらえるんですね。

当然ながら、お客さんとしては「本当にかかった費用か?」と確認します。

では、どうやって不正請求するか?
簡単な話ですが、原料費はごまかせないので、人件費でごまかします。

原料(物)の購入にかかった費用の証明には、
購入時の領収書が必要です。
しかし、「何人が何時間働いたか?」という人件費については、
従業員の勤務記録を書き換えれば、簡単にごまかせます。
なぜなら、従業員の勤務記録というのは、完全に社内資料だからです。

公共事業とかで、これをやったら犯罪だと思うんですが、
世間的には立派な上場企業が、やったり、やらなかったり。みたいな(笑)

完全にブラックな話なので詳細は書けません。
なんというか、世の中に正義はないんですかね。大人って汚いですね(笑)

実際に、こういう場面に遭遇してしまった場合、
正義感を振りかざして、これを正すのは良い事です。
しかし、闇が深すぎるので、見てみないふりをする。
それも1つの処世術です。
(当然ながら、手を染めてしまったら、
 逮捕されて人生が台無しになるリスクはあります)

私の場合、悪事に手を染める前に、会社辞めました。
会社辞めるときに、上司から言われましたね。
「決して、言わないように」
そりゃそうですよね(笑)

私が、世間に公表しようとしても、
手元に証拠が無いから、どうにもできません。
今となっては、20年前の事で、多分時効だろうし。

こういうのって、誰が悪いんだろう。
やっぱり、社長、役員、部長。組織の上層部が悪いんでしょうね。
高い給料もらってるんだから、正々堂々と商売しましょうよ。

悪い事しないと、持たない会社なら、
倒産させれば良いじゃない。命までは取られないから。

まあでも、自分が40代後半になって、
家族を養う立場になると、会社が倒産されると、かなり困るな。。

会社(組織)に生活を依存しきってしまうのは、危ないですね。
とりあえず、何歳になっても転職できるよう、
自己啓発とか色々頑張ろう。









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