見出し画像

縦書きVS横書きー読みものは縦書きが好きだけど⋯

書物に関して、日本語の本でも縦書き・横書きがあります(ナナメ書きはさすがにないかな)。
日本語だとやっぱり縦書きのものが馴染みがある。特に小説やエッセイなどシンプルに文章だけで構成されていてどんどん読み進めていくようなものなどは特に。

縦書き・横書きそれぞれ存在しますが、大まかな区別や特徴としては以下のような感じでしょうか。

●横書き
・英字や数字の表記が多いもの、横書きの表・図・数式を多く使うものなど。
・論文系、学術系、資料集、参考書などは横書きが主流。

英語は横書きで左から右に文字を流し、改行で下方向に移っていく形式が基本であるため、日本語でもそれに準じた内容や言葉を多用するものは横書きが向いています。当然ページは右から左にめくっていくのが自然。

●縦書き
・普通に文章のみで構成される読みものなど。特にエッセイや小説などは縦書きが主流。

日本語は昔から縦書きが基本で(数字も漢数字を使用)、上から下に文字を流し、改行で左方向に移っていく。よって、ページは左から右にめくっていくのが自然。

文章だけからなる読み物であれば、実際に縦書きの方が読みやすい。ただ、エッセイなどでも作品に洋風のイメージを持たせたいものや、英語など横書きの言語が頻繁に出てくる場合は横書きもなくはない。

もちろん、書物でも横書きの方が読みやすい内容のものもあるし、ネットの世界は横書きが当たり前なので横書きの方が不自然じゃない気もする。

  ◇   ◇

記念誌や雑誌・パンフレットは用途に応じて横書きだったり縦書きだったりその組み合わせだったり。その中でも読み物が多い部分は縦書き、写真や図を多用してビジュアル重視のレイアウトは横書きが多い、とか。

ただ、これは「紙の書物・出版物に関して主流なのはどれか」ということであり、これに限ったわけでもないと思います。実際にノートに書くときは大学ノート=横書きで、小学校などで使う国語のノートは縦書きですし(もしかして、今となってはノートに書くことすらないですかね?)

紙でいうと縦書き/横書きはその性質や内容によって使い分けられていますが、インターネットではすべて横書きなんですよね。スクロールが下方向ということもあるからでしょうか。

なので、ネット記事もブログ・企業Webサイトなども横書きが当たり前。そういう、インターネットが幼少期から普及していた若い世代はそれが当たり前の感覚でしょうから、ネット小説などが横書きでもそれに慣れていて違和感は感じないのかもしれません。

私個人としては古い世代ということもあり、インターネットで横書きになっている小説作品を読むというのは慣れておらず、ストーリーがあまり頭に入ってこないというか。どうしても「小説作品」という概念より「記事(投稿記事)」のイメージが強くて。

Web小説の横書きだと行間は空けた方が読みやすかったりするのでしょうが、行間あけると間延び感がするし、画面に表示できる文字量が少ないので改ページが多くなり、結果として〝長編作品は作るのも読むのも難しくなる〟という印象。

今の時代は【タイパ重視】で、ショート動画、倍速視聴、短め文量が好まれるので、Web小説も短編などあっさり傾向が好まれるからそれで何ら問題はないのかもしれません。

話がそれていきましたが⋯

Web‪で縦書きはどうなのかというと、縦書きにレイアウト(固定された画像として)表示されるような専用ビューワーなどで読む場合は、小説を小説として読めそうな気がします。

デジタル化された文章を読む際、青空文庫専用アプリや、Kindleアプリ、ビューワー(ソフトや機器)で縦読みができるものもあるにはあるようですが、特別に何らかの手を加えたり使ったりしないと縦書き表示、縦読みはできず。

通常に文字を入力してインターネットに記事や読み物としてアップするものはたいてい横書き表示。システムの都合上、そうならざるを得ないのでしょう。

この先Webで普通に縦書き表示されることはあるのでしょうか?

なんとなく調べていたら「縦書き Web 普及委員会」 というサイトを見つけました。少し古い時期のもののようですが、参考まで。

日本語の組版において
「縦書きと横書きの選択肢がある」
ということは極めて自然ですが、
世界的にはマイナーな
書字方向でもあります。
一方、東アジアでは
縦書きを利用している国が
一定数あり、横書きの文化圏においても
縦書きを利用するケースが
「珍しい」というほど
少なくないことも事実です。

縦書きWeb普及委員会サイトより

ということで、とりとめもない内容になってしまいました。
(何が言いたいか自分でも分からなくなった・・・)

縦書きはそもそも世界的にはマイナーということですね。Webだとさらに不向きということか?

世界各地の文化と合わせて調べると面白そうではあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?