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気配りのすすめ (vol 115)

こんにちは。 三宅@人材価値の種蒔き駐在員(Hiro san) です。

おもてなし、もったいない、反省

日本の独自文化なのか、「これだ!」という英単語が見当たりません。
更に

気配り

も辞書を引くと、
Care, attention, consideration   しっくりくる英語を見つけられません。

日常の仕事はチームで行われ、リレーの様に次の人にバトンを渡します。
バトンを渡す時にちょっとした気配りをすることで、
ミスを防いだり、効率を上げたり、
何より次の人が気持ちよく仕事を進められるようになります。

残念ながら、気配りの単語がないため、仕事を次に渡すときの日本流の?
感覚も一言では伝わりにくいのかもしれません。
次の人に「~させる」「~してもらう」「~して頂く」の感覚の違いです。
言語情報としての単語が無ければ、行動様式を理解するには説明が必要になるのではないかと思うのです。

実は私の会社でも、
書類を渡すときに、受け取った人が読みやすい方向で手渡す。当たり前のようなことが、できている人は少ない事に気づきました。机の上にメモもなくポンと置かれているようなこともあります。
些細なようですが、気配りが浸透していない象徴とも感じるのです。

「後工程はお客様」は、トヨタ生産方式、生産現場で発生した言葉ですが、生産の場だけではありません。
自分がバトンをわたす人に、お客様対応と同様の気配りが必要です。

既によく理解されているフレーズかもしれません。
それでも、相手への配慮、行動するときの注意を改めて強く意識することでチームワークのレベルが上がるはずです。

伝えることは3つ
気配りとは「どんな行動か」を理解し、「いつ」気配りするのか、そして、気配りが「できているか自問」する。
組織のマネジャー、スタッフ全員に、しっかりと理解してもらいましょう。

私たち日本人駐在員の、理解されている「はず」の感覚は、
実はまだ浸透していないかもしれません。

Our next process is our customer
I'm sure you've heard these words before.
Not only talking about the production process, but we should also keep the concept in our daily lives.
For example, the idea of 4S is the same. Another person uses the place we used, and the person is our customer we think. The habit of keeping equipment and areas clean for our customers is the mind of 4S.
In our daily work, it is important to consider that the person to whom we give documents, a person who will use the same item later, the person with whom we communicate, etc. those person who takes some action after us are all our next processes and customers.

Recently, I found that I need to ask myself always that ;
“Is my own actions on a daily basis as attentive as my attitude towards our customers?”
How about yourself do you think?
後工程はお客様
この言葉を聞いたことがあると思います。
生産の工程の話だけではなく、私たちの日常の生活の中でも心がけたいものです。
例えば4S の考え方も同じです。自分が使った場所を別の人が使う。後から使う人がお客様。お客様のために設備やエリアをきれいに保っておく習慣でが4Sの基本です。
日常の業務の中でも、書類を渡す先の人、自分が使った同じものを後に使う人、コミュニケーションの相手、私たちの次に行動を起こす人は全て、私たちの後工程、お客様だと思う気配りが重要です。
“日々の自身の行動が、お客様に対応する姿勢と同じように、気配りできているだろうか?”と自問することが必要だと最近気が付きました。
あなた自身はどうでしょうか?

気配りと、何でもかんでもバカ丁寧に、とは異なります。中庸を維持しながら気配りする。
この「中庸」も、フィットする英単語が見つけられません。
happy medium で感覚をシェアできるのかな~?

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

海外駐在長いですが、日本人的感覚は忘れたくないと思います。
それとも、もうすでに浦島太郎になった昭和のおじさんでしょうか?


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