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部下のモデルになってみる (vol 134)

あこがれの先輩

初恋の人ではなく、仕事の上での話です。

皆さんには、尊敬する上司、先輩はいますか?  なぜ、尊敬していますか?
その人と同じようになりたいと思っているのではありませんか?

反面教師としてではなく、部下のモデルになりたい
と多くの人が思っているのではないでしょうか?   私もその一人です。

社内のリーダーシップ研修を前にサーバントリーダーシップを意識してもらうようにお願いしました。

研修後、今度は、学んだことを実践するうえで、部下の面々の「モデル」になることをお願いしました。

上司が部下のモデルになる、部下が上司にあこがれて、同じような上司に成長していくことを意識する。これが鎖の様に繋がることが、永続性につながると考えたからです。

ブルドーザー型のリーダーシップで、畏れられるのであればまだしも、恐れらていたのでは、部下が上司に学ぶことは少なくなってしまうでしょう。
憧れの先輩にはなる、尊敬される上司になることを目指すことが求められるのだろうと思います。

私自身、社内ツイートの中で、「フィードバックを下さい」とたびたび書いています。私自身の修正をするためでもありますが、フィードバックを受けることに抵抗を抱く人が多いと感じる中で、フィードバックを求める姿勢がモデルの一部として浸透できればいいなとの思いもあります。

身近に、モデルになるような上司、先輩がいなかったらどうしましょう?
毎日の活動の中で、

どの様な振る舞いをしよう、自分はどのように見えているだろう
苦境に立った時、難しい問題に直面したとき、どんなリーダーシップを発揮したらいいだろう。

普通、悩みますよね。

こんな時は、「上司になってほしいと思う俳優は?」を思い出して下さい。
あなたにとってのトップNo. 1は誰ですか?
毎日の振る舞い、何か相談されたとき、この苦境場面だったら、

あの俳優上司ならどんな対応をするだろう

これを考えることは、苦痛でなく楽しみを感じます。楽しみながら、素敵な上司を演じればいいのです。これもモデリングの一つでしょう。

「モデル」を意識すること、もう一つ効用があります。
「自分はどのように見えているだろう」と考えることは、自分を鳥瞰してみる、一段高いところから自分自身を第三者的に観察することの練習になります。観察があれば、修正もできます。
実は、自分の客観視が、マネジャーとしての成長に一番影響を与える大切なことの一つかもしれません。

We discussed the human resource development of your subordinates.
And in order to let your subordinates think about their own growth, it is effective that you as their supervisors, behave model and demonstrate your own efforts toward growth.
This is because many people look at the people they face and find helpful to adopt and copy their good points.
What kind of model do you see me as? Please give me your feedback.
What kind of model do your subordinates see you as?
What kind of attitude do you practice in a way that your subordinates can see, in your hope that they will grow?
皆さんの部下の人材育成について議論しました。
部下に自分の成長を考えるように仕向けるには、上司である皆さん自身が、モデルとなって成長に向けた努力を示すことが効果的です。
多くの人は、「いいな」と思う、参考になる様子を見て、その人の良いところを取り入れるからです。
皆さんにとって、私はどの様なモデルとして見られているでしょうか?
ぜひフィードバックを下さい。
部下にとって、あなたの姿は、どのようなモデルとして見えているでしょう?
部下の成長を願って、あなたはどの様な姿勢を部下に見える形で実践しますか?

周りを見渡して、色々な人の、見習いたいところ、見習いたくないところを意識してみて下さい。その後で「じゃあ、自分はどうだろう」と考えると、自分を少し客観視できるようになります。

あなたは、あなたのどんな所を、周りの人に真似してもらいたいですか?
真似してもらいたいところ、それは、あなたの強みの側面かもしれません。

最後までお付き合い、ありがとうございます。

自分はどんな人に見えているだろう?
どんなリーダーとして映っているだろう?
尊敬されるような人だろうか?

人の目を気にすることは、人材育成の時には責任感の一部だと思うのです。
どう思われますか?

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