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見えている色は本当に正しい色?生産効率が上がる高演色LEDデスクライトの導入

リモートワークが本格的になり、デスクに向き合うことが増えたかと思います。そして作業の生産性を左右する要素の一つがです。

太陽光には青赤緑などの全て色の可視光線が含まれており、それぞれの色が反射して色を見ることができています。
一般的なLEDや蛍光灯の光は青色の光線が強く赤色の光線が弱くなっています。このスペクトルにより特に茶色や肌などがくすんで見えます。

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(引用:https://toyodagosei-led.jp/products/lighting/)

そこで、高演色蛍光灯が市場にありましたが、環境への配慮により生産が終了してしまいました。
そこに置き換わる高演色LEDが年々進化を続け、高演色性が優れるLEDを搭載するデスクライトがよく見られるようになってきました。

LED普及されはじめたときのLEDは酷い代物のライトが数多くありました。
発熱が多いもの、フリッカーでチラつくもの、演色性が悪いもの…
光の質が悪いと気がついた頃には目が疲れてしまいます。

光の活躍することといえば?
・パソコンの画面の色
・写真集やイラストの色
・物撮りの時の色
・料理の食材の色
・化粧の色
・カメラのメンテナンスや分解

色が重要なシーンはこれよりも沢山あります。光を見直してみませんか?
デスクのライトの光をより良い光にすることによって疲れにくくなり、色が正確に見ることができます。

光の重要なポイント

・影
・デザイン
・フリッカー
・演色性

この4つがデスクライトを選ぶ重要なポイントとなるかと思います。

・影
LEDデスクライトには複数のLEDを搭載している商品があります。
複数のLEDを搭載していると影も多重に見えてしまう場合があります。

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LEDの配列間隔が荒いものは多重に光の影が見えてしまいますが、配列間隔が細かなものは自然な光に見えます。
さらに、光が自然に見えるように拡散板が搭載されたモデルもあります。

・デザイン
設置方法を検討しながら、個人のインテリアに合わせてお好みで選んで下さい。
デスクライトのデザインによってはアームが短かったり、ライトが動かしにくかったりします。
よく構造を分析して購入して下さい。

ちなみに僕はZ-Lightのようなアーム式が好きです。

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アーム式は場所を取る代わりに、光の方向を自由に変えられます。光をバウンズさせたり、スポットライトのように照らしたり自由に方向を変えられます。


・フリッカー
蛍光灯やLEDは高速で点滅して、明るさを調節したりしています。
高速で点滅すると、光がちらつき、動きがコマ撮りに見えたり、写真を撮ったときに縞模様に写真が写ったりします。

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普段はフリッカーは感じにくいので気にならないですが、フリッカーはジワジワト目にストレスを与えて知らずのうちに疲れてしまいます。
それに早い動きには不向きでコマ送りに見えたりします。
フリッカーフリーのものを選ぶとより長時間快適に作業ができます。

・演色性
最初に説明をしましたが、演色性とは説明が長くなるのでWikipediaを見てください。

簡単に説明すると、どれだけ色が光源から各色の波長がでているか?の指標(Ra)になります。Ra100に近いほど演色性が良い光になります。

演色評価数
演色評価数とは、モノの色の見え方に対して、照明が与える色への影響度合を表す数値のこと。一般的には自然光(太陽光)を基準として、近いものほど「演色性が良い」かけ離れたものほど「演色性が悪い」とされる。この演色性を客観的に判断できるように数値化したものを演色評価数という。演色評価数が100に近いほど太陽光下での色に近いとされている。
引用:山田照明 Z-Light ( http://www.zlight.net/ )

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画像の引用:山田照明 Z-Light ( http://www.zlight.net/product/LED/Z-80PROII/ )

すべての色は光が物体から反射しているから見えています。
太陽光で虹色が見えるのはこのためです。スペクトルが分解されて虹色に見えています。
通常のLEDでは虹の一部の色が欠損して見えるはずです。

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例えば手術中に光源から赤色の波長がでていないと、血液は黒ずんで見えてしまいます。そのため手術や医学分野では高演色の光源が使われるシーンが多くあります。(どこかの軍隊では逆に緑色を発光させて血を黒ずませて判別しやすくする方法をしているようです)

高演色LEDが登場するまで、印刷所やデザイン事務所などの光は高演色蛍光灯が使われていました。
しかし、蛍光灯は水銀が封入されており環境面での配慮で今後生産が終了していきます。特に高演色蛍光灯は3年ほど前から生産が終了されてしまいました。現在市場にあるのはメーカーのストックのみです。

写真集を見たり、デザインをする上で高演色の光は手放すことができなく、高演色のLEDを使うと、普通のライトには戻れないくなくなります。

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最近、高演色性能の優れたLEDデスクライトが数多く市場にでてくるようになったため、まとめてみました。


超省スペースなUSBデスクライト

前回レビューしたライトです。

テレワークが普及して品切れ中のようです。。。すごい人気。

Ra95以上の高演色LEDを搭載。
スタンドの設置の必要も無く、自動調光などできる高性能でデスクライトです。
USBから電源が取れるのでコンセントを専有しないのも嬉しいポイントです。とにかく省スペースにデスクに置くならこれだと思います!


コスパ重視!Ra93 デスクライト

とにかくハイコスパモデル。
Ra93というこの価格帯では珍しいスペックです。
高演色、フリッカーレス、シンプルデザイン。
安いのに必要十分の性能です。とりあえず買っても良いスペックです。


こだわりの家電メーカーが作ったデスクライト

お値段がバルミューダ。高いだけあります。
演色性Ra97以上を叩き出したスペック。デザインの好み等はあると思いますが、ペン立てになります。
考えられた光の指向性、目が疲れない工夫が盛り込まれています。
子供から大人まで幅広い世代に渡って長く使えるライトだと思います。


デスクライト老舗。プロデザイナーが選ぶ機種

デザイナーがよく使う機種です。そして安心安全のZ-Lightです。
プロ御用達なだけあって、スペックは申し分ありません。演色性Ra97以上、光の影や、光量などすべてがプロ仕様です。
このボディの設計がよく考えられており、対象物にライトを近づけたり、グリグリとよく動いてくれます。ライトには手を通せる持ちてのような構造。
僕も大好きな機種です。

とにかく良いライトを選ぶならこれ以外のライトはナイト思います。

ライト界のLeica。ダイソンのライト

Ra90以上という価格の割に演色性が低いスペックですが、これほどこだわり作られたデザインのライトは他にないと思います。
お値段もかなり強気な設定です。
ベアリングの隙間をスイスイと移動するのが気持ちよさそうです。
ほしい…スイスイ動かしてみたい。


汎用デスクライトに組み合わせる高演色LED

昼白色が5000K。色を見るなら昼白色を買いましょう。
このLEDは去年発売されたばかりで、Ra90以上とパッケージにありますが、Amazonのレビューで測定している方がいて、実際にはRa97ほどあるようです。

それにE26口径のライトを持っていたらLED電球代のみで高演色環境を手に入れることができます。
ということは…E26口径のライトがキッチンや洗面所などにあれば簡単に変更できます。

パナソニックの汎用的に使える高演色LEDによりあらゆる光が高演色にできるようになりました。

ただ、この方法の唯一の欠点が光の強さを調節できないということ…読書など薄暗くしたいときは不向きかもしれません。

最後に

上記で紹介したデスクライト以外にも高演色なLEDライトは沢山あります。
お好みのライトを自分で探すのも手ですし、

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デスクでの作業環境の充実のために、光は非常に重要なポイントとなります。

私もZ-Light Z-100という古いモデルの電球を入れ替えて高演色のLEDを使っています。
好きなデザインのライトに使ったりする場合はこのような方法がオススメです。

ぜひ良い光を導入して、生産性の向上やストレスフリーな環境を整えてください。

読んでいただけるだけでも大変嬉しいです。もしご支援を頂いた場合は新たなチャレンジへ使わせて頂きます。