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日本では教えてくれなかった英文法

こんにちは。
サムネのバス、Happy new yearで可愛いです。

以前カナダバンクーバーにて半年間語学留学をしていたのですが、その時の語学学校で初めて出会った文法、っていうのが結構ありました。
私が、留学までに英検とかIELTS対策に本腰を入れていなかったのもあるかもしれませんが、日本の普通の高校で英語を勉強している間に習わなかった文法、英語圏ではよく使うのに、日本の英語教育ではあまり見ない文法をいくつか紹介したいと思います。

これらの文法は、もちろんカナダでの語学学校での学びや生活に加え、日頃英語圏のyoutubeやpodcastも鑑賞しますが、そこで気づいたものも含みます。

関係代名詞としてのthatとwhich

関係代名詞、といえば、

I have a sister who is living in Tokyo.
This is a book which I bought yesterday.
I saw a man and a dog that were walking in the park.

これらの文の太文字の部分です。
教科書などにならって言えば、「名詞の後ろから説明をつけたす語」だそうです。
さらにその名詞を先行詞というそうです。上の文で言うと、上から順に、a sister,  a book, a man and a dogがそれぞれ先行詞です。

この関係代名詞で特にthatとwhichについて書きたいと思います。みなさんthatとwhichの使い分けってどう習いましたか?

私は、モノだけならwhichthatはヒトにもモノにも使えるけど、ヒト+モノ(動物)ならthatだけが使える、って習いました。

これは私が使っていた参考書の特徴なのか、当時の英語の先生の特徴なのか、それとも日本の英語教育の特徴なのか、なんとも言えませんが、多くの先生が口をそろえて、モノの場合はwhichを使うことを推奨してくるのです。thatはヒト+モノの時だけだよ、って言うのです。一応理論上、thatはヒト、モノ、事に使える便利な代名詞であることを踏まえても、thatを使うことを推奨してきません。

ではカナダで生活してみて一体何が違ったかというと、多くの場合(私はほとんどだと思っている)モノにはthatを使うのです。日本と真逆なのです。
ただしヒトにはwhoを使います。

それ以降、私もモノの関係代名詞はwhichよりthatを使うほうが多いです。そっちに慣れてしまった。

意外なwhichの使い方

またもや関係代名詞whichの使い方です。
先ほど、日本ではモノを修飾する場合のメジャーな関係代名詞はwhichだがカナダではthatだった、ということを紹介しました。
これだとwhichがのけ者ですが、すごい便利なwhichの使い方を紹介します。これもカナダ行くまで知らなかったものです。

それが、前の文を先行詞にできること、です。先行詞にできる部分は、全文の場合も、前の文一部の場合もあります。

例えば、
it is explicit that reading online has been preferred particularly  by the young generation since you need only a cellphone,which is much easier and lighter to read.
この文のwhichの先行詞は、直前の節を指します。つまり、you need only  a cellphone です。

他にも、、
I ate bread that passed its best before date,which gave me a stomach ache.
この場合、賞味期限切れのパンを食べた→そしたらおなか壊した、といったように、文全体を先行詞として使うこともできます。

この使い方は、必ず、,(カンマ)+which で使います。さらにwhichのあとは、普通の動詞、be動詞、助動詞など、どんな動詞が来ても構いません。

先行詞の範囲が、名詞(単語)ではなく、かなり広範囲を修飾できる使い方、というのが私が知らなかった文法です。

意外な受動態

次に受動態についてです。
受動態と言えば、be動詞+過去分詞で、He was arrested.とか、This book was written by her.とかで使いますよね。

では私がカナダで知った受動態は何か、というとreporting verbを使った受動態です。

reporting verb ↓
say, tell, claim, argue, maintain, allege, assume, believe, consider, estimate, expect, find, know, prove, report, show, think, understand, など
reporting verbは本当にたくさんあります。

そしてreporting verbは、名前の通り何かを伝える動詞です。英語のニュースとかでよく使われてます。私のイメージだと、動詞の後に、新しくthat説が来るような動詞はreporting verbと言ええるのではないでしょうか。( I think that this cafe is nice. みたいにthatの後に新しい主語/動詞が来れる場合はreporting verbなのではと思ってます。)

reporting verbを使った受動態というのは、
・主語 is said to be ….
・It is said that ….
 の形の2択です。
ここではreporting verbとしてsayを使ってますが、もちろんこれ以外でも使えます。また動詞もisを使っていますが、過去形、完了形なども使えます。

主語 is said to be… の使い方

この形は、受身の活動を受けているものをそのまま主語にして、reporing verbをくっつけただけです。

一番最初にHe was arrested.という例文を書きましたが、これをreporting verbを使って書いてみると、He is known to be arrested.とかになります。
もちろんreporting verbを使っているので、意味は変わります。

他にも、
The renewable energy is expected to be cleaner.
(再生可能エネルギーはより綺麗だと期待されている)

British food is not considered to be tasty.
(イギリス料理は美味しくないと思われている)

という感じで使えます。もし否定形にしたい場合は、2つ目の例文のように、一番最初にnotを入れるようです。

It is said that … の使い方

こっちの用法は馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
It is said thatの後に、新しく主語動詞を持ってきます。動詞は
上で書いた例文をこの用法に置き換えると、

It is expected that the renewable energy is cleaner.
It is not considered that British food is tasty.
といった感じです。

そして私も一度テストで間違えてしまったことがあるのですが、expectとか、estimateみたいな少し未来を示唆するような動詞の時、未来形を使うか迷いませんか?
It is estimated that the new technology becomes more widespread in the future.みたいな例文の場合、It is estimatedのisは現在形で、未来形にはなりません。なぜならestimateされているのは現在だから。でもthat説の動詞である、becomeはwill becomeとかにできると思います。
基本的に、reporting verbの時制は未来形になりません。


reporting verbを受動態で使う意義

そもそも受動態を使う意義を調べてみました。

・行動を与えた人物(動作主)に焦点が当たっていない、興味がない
・行動を与えた人物が分かり切っている、もしくは分からない(真逆なのが面白い)
・人を責めない表現になる
などでしょうか。

しかしreporting verbを使った受動態は、
話を客観的、一般的にしたいから、という理由で使う場合が多い気がします。
なので、これらの表現は、フォーマルな場面やライティングに適しているのは、と思います。実際、私もこの表現を習ったのはIELTSのライティング対策の授業です。(これはただただIELTS対策をしていた中で習った表現なので日本の英語教育とは関係ないかもしれません。)

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました!

日本では教えてくれない英文法、というタイトルですが、あくまで私が高校時代までの教育で知らなかっただけですので、個人で英語にたくさん触れていた方、ましてや大学などで英語を学んでいる方にとっては、もしかしたら当たり前の内容だったかもしれません。

少しでも参考になれば幸いです。また、もしみなさんが日本ではあまり浸透していない英文法など知っていましたら、ぜひ教えてください:)
See you soon!


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