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アクロイヤー 侵略

タカラのミクロマンシリーズの悪役商品アクロイヤーを使った特撮作品。ストーリーは空飛ぶ円盤で地球に飛来した赤アクロイヤーが街中を歩き回って破壊行為を行うのを、黒スーツの刑事っぽい謎のエージェントたちが阻止しよう追いかけるも、赤アクロイヤーには全く相手にされない。最後は青アクロイヤーの集団が現れて、赤アクロイヤーを逮捕して宇宙に去っていくという「SFレーザーブラスト」か「ヒドゥン」みたいなお話。
特撮はコマ撮り中心で、人間との合成にリアプロジェクションが使われている。アクロイヤーが腕の球体から放つ破壊光線は写真を使ったセル画使用のアニメーション作画。
コマ撮りでミクロマンシリーズやその改造人形を撮影する手法は自主映画特撮ではよく見られる手法だけど、特筆すべきは、コマ撮りに「原始怪獣ドラゴドン」で使われた「レジスコープ」が用いられていること。これは事前に動きに合わせて形成された複数の人形を順次入れ替えながら撮影する技法。監督さんは当時400円だか500円だかのアクロイヤーを20000円以上購入して、台座の上でポーズを決めさせて置き換えて撮影していたそうです。赤アクロイヤーを集団で追いかける青アクロイヤーもレジスコープのおかげで撮影することが出来たそうです。
後に、この監督さんは「機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争」に合わせて発売された塗装不要の成型色付きのジムの400円のガンプラを大量購入して、同じ手法で「機動刑事ジム」なる珍品映画を撮影している。
視聴したのは1983年の北九州市であったコミコン会場でのビデオ上映。ヒゲが特徴的な監督さんとは後に広島コミケで再会しました。
会場が何処だったか全く思い出せません。小倉で降りて路面電車に乗り換えたのか?八幡だったか?それとも別の場所だったか?平屋の集会所みたいなピンクの壁の建物だった記憶。北九州で路面電車に乗ったのはその一回だけだったのですが。

青アクロイヤーに追い詰められる赤アクロイヤー
連行される赤アクロイヤー
政府のエージェントらしき人間たちが宇宙人の謎を追うが何もつかめず
アクロイヤーに接触できるのもラストのアクロイヤーたちが去る場面だけというのも
SFレーザーブラストのFBI捜査員と同じ


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