三浦るぴん

座右の銘は自分の都合が悪いことは過去も現在も未来も水に流せ! 毎日お昼12時に小説やエ…

三浦るぴん

座右の銘は自分の都合が悪いことは過去も現在も未来も水に流せ! 毎日お昼12時に小説やエッセイ、創作に関することなどを投稿しています! みなさまのご意見やご要望もお待ちしています! コメントやメッセージなどは、お気軽にお願いします! ※18禁の小説もありますので、お気をつけて……!

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  • LSD《リリーサイド・ディメンション》(初稿版)

    三浦るぴんが書いている長編処女作です! SFファンタジーなので、そのジャンルがお好きな方はご期待ください!

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    三浦るぴんの短編小説(全年齢向け)です。

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【お知らせ】このアカウントの方向性について(2024/01/03現在)

お疲れ様です。三浦るぴんです。 最近、AI記事の投稿が多くなってきました。 自分としては、自分の書いた文章で評価されることが一番いいことであるということをわかって…

三浦るぴん
4か月前
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LSD《リリーサイド・ディメンション》第61話「対極の戦い」

  *  ――世界が、どうなってもいいなんて思わない。  オレは、ただ、この……百合世界が大好きだから、守りたいだけなんだ――。 「――その真・魂の結合が俺たち…

三浦るぴん
21時間前
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LSD《リリーサイド・ディメンション》第60話「変化する黒百合」

  *  ――黒百合の花言葉は「恋」「呪い」「狂おしい恋」「恋の魔術」「ときめき」らしい。  でも、黒百合の剣が、それらの花言葉の特性を持っているとは限らない。…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第59話「虹の少年たち」

  *  ――赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の髪を持つ少年たちがオレたちのいる想形空間に現れる。  赤はリーダン・ロリー・ローズゲート――茨門紅一、青はブルーノ・ホ…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第58話「転生――チハヤ・ロード・リリーロード」

  *  ――白百合の庭園……かつてオレが百合世界の平和を願い、百合世界を救うと誓った場所。  今はチルダがつくった想形空間で、それを模した場所として再現されて…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第57話「残された道」

  *  ――もはや選択の余地は残されていなかった。  ユリミチ・チハヤを薔薇世界に差し出せば、新次元が構築され、新たな宇宙が創造される。  その新たな宇宙で生…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第56話「すべてを知ったあと」

  *  ――ごとり、と音がした。  黒髪の少年であったユリミチ・チハヤの中から、白髪の少女であるリリアらしき者が現れた。  かつて百合世界に存在していた彼女た…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第55話「LSD――崩壊」

  *  ――夢ならば、どれほど、よかったでしょう……。  ……これは夢ではない。  現実だ。  オレが生きていた西暦二〇XX年は彼女がつくり出した幻影だった。…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第54話「百合道千刃弥《ユリミチ・チハヤ》の存在理由《レゾンデートル》」

  *  ――ボクたちは、あの場所で生まれた。  あの場所は収縮した宇宙の中心であり、いくつもの人工的に生物をつくる機械があった。  その機械の中でボクは女とし…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第53話「融合する、ふたつの世界」

  *  ――百合世界と薔薇世界、ふたつの世界が融合していく。  新しい世界へと、生まれ変わろうとしている。  エンプレシア城に集まっていたエンプレシアの国民で…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第52話「運命の瞬間」

  *  ――ダンスパーティから一日が経過したあとのことだった。  ルイーズが、アリエルと少し話がしたいと言っていた。  アリエルの持つ五光の指輪のひとつである…

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第51話「運命の相手」

  *  ――神託者たちとのダンスが終わったあと、エルフたちとのダンスが始まった。 「チハヤ、踊ろう」 「ランディア」  地のエルフ――ランディア・アースグラウ…

三浦るぴん
10日前
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LSD《リリーサイド・ディメンション》第50話「運命の舞踏会《ダンスパーティ》」

  *  ――オレが決めなくてはいけない。オレの運命の相手を。  ダンスパーティの会場はキラキラしていた。  淡く光るシャンデリアが夜を明るくする。  オレンジ…

三浦るぴん
11日前
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LSD《リリーサイド・ディメンション》第49話「稲穂の騎士――ルイーズ・イヤーズ・パレスアリー」

  *  ――その少女は稲穂のような黄金をまとう騎士だった。  それはマリアン・グレース・エンプレシアとは別のベクトルの黄金……瑞々しい稲穂のような髪を持つ少女…

三浦るぴん
12日前
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LSD《リリーサイド・ディメンション》第48話「平和な日々」

  *  ――百合暦二〇XX年七月十三日をもって、百合世界は薔薇世界の呪いから解放され、大人になっても死ななくなった。  その呪いから解放されたためか、エンプレ…

三浦るぴん
13日前
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LSD《リリーサイド・ディメンション》第47話「最後の戦い」

  *  ――本当の意味で、これが最後だ。  三体の帝を倒すことができたら、この百合世界は永遠に平和になる。  空を舞う三体の帝を標的にして、オレたちは、ひたす…

三浦るぴん
2週間前
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【お知らせ】このアカウントの方向性について(2024/01/03現在)

お疲れ様です。三浦るぴんです。

最近、AI記事の投稿が多くなってきました。

自分としては、自分の書いた文章で評価されることが一番いいことであるということをわかっているのですが、どうしてもAIが書いた記事で毎日投稿してしまう日々を繰り返してしまいます。

そこで、私は割り切ることにしました。

このnoteアカウントは毎日、記事を投稿するためのアカウントとして使うことを決めました。

まぁ、すで

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第61話「対極の戦い」

  *

 ――世界が、どうなってもいいなんて思わない。

 オレは、ただ、この……百合世界が大好きだから、守りたいだけなんだ――。

「――その真・魂の結合が俺たちにも使えないと思ったか?」

「なん、だと……?」

 リーダンが、オレたちの戦いにおける要となっている真・魂の結合が薔薇世界の騎士にも使えると言っている……?

「真・魂の結合、実行」

「青葵の鎧」

「真竹の鎧」

「蜜柑の鎧」

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第60話「変化する黒百合」

  *

 ――黒百合の花言葉は「恋」「呪い」「狂おしい恋」「恋の魔術」「ときめき」らしい。

 でも、黒百合の剣が、それらの花言葉の特性を持っているとは限らない。

 だって、ニセモノだから。

 口上するときの名はブラックリリーソード。

 ホンモノならばチョコレートリリーソードだろう……黒百合の英名はチョコレートリリーが正解なのだ。

 けど、ニセモノであるブラックリリーは百合の形状をした花

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第59話「虹の少年たち」

  *

 ――赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の髪を持つ少年たちがオレたちのいる想形空間に現れる。

 赤はリーダン・ロリー・ローズゲート――茨門紅一、青はブルーノ・ホリホック・マロウ――葵青菜、緑はルイ・イヤーズ・バンブーツリー――竹木類であるが、そのほかの四人はオレたちが、まだ見たことのない人物だった。

 橙が名乗る。

「マンダリン・シトラス・オレンジ……前世の名は橙蜜柑」

 黄が名乗る。

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第58話「転生――チハヤ・ロード・リリーロード」

  *

 ――白百合の庭園……かつてオレが百合世界の平和を願い、百合世界を救うと誓った場所。

 今はチルダがつくった想形空間で、それを模した場所として再現されている。

「これから転生の儀をとりおこなう」

『転生の儀?』

「そう、オレはユリミチ・チハヤではなく、チハヤ・ロード・リリーロードになるべきだったんだ。みんなが……神託者が、自分の名前を転生して英名風に変えたように、オレも倣って英名

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第57話「残された道」

  *

 ――もはや選択の余地は残されていなかった。

 ユリミチ・チハヤを薔薇世界に差し出せば、新次元が構築され、新たな宇宙が創造される。

 その新たな宇宙で生物が暮らせる世界をつくらなくてはいけない。

 いずれ、この世界の宇宙は収縮がおこなわれ、やがて消滅する。

 その前に手を打たなくてはいけない。

 もう、彼女たちに残された道は、ひとつしかなかった――。

『――!』

 彼女たち

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第56話「すべてを知ったあと」

  *

 ――ごとり、と音がした。

 黒髪の少年であったユリミチ・チハヤの中から、白髪の少女であるリリアらしき者が現れた。

 かつて百合世界に存在していた彼女たちは理解した。

 ユリミチ・チハヤと呼ばれた少年の正体が、実は、あの伝説の女神であるリリア本人であったということを。

 リリアは空のエルフであるエルシー・エルヴンシーズであり、ほかの四体のエルフもリリアから分化した存在であるという

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第55話「LSD――崩壊」

  *

 ――夢ならば、どれほど、よかったでしょう……。

 ……これは夢ではない。

 現実だ。

 オレが生きていた西暦二〇XX年は彼女がつくり出した幻影だった。

 オレは彼女であり、彼女はオレだったのだ。

 すべては「ボク」の願望……「ボク」が「オレ」になるための物語。

「理解したか? おまえの罪を」

 リーダン・ロリー・ローズゲート……いや、茨門紅一から転生した存在は、オレにわか

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第54話「百合道千刃弥《ユリミチ・チハヤ》の存在理由《レゾンデートル》」

  *

 ――ボクたちは、あの場所で生まれた。

 あの場所は収縮した宇宙の中心であり、いくつもの人工的に生物をつくる機械があった。

 その機械の中でボクは女として生まれた。

 ボクの名前は最初、遊里道千早だった。

 生まれたときから、ボクの肌は白く、髪も、まつげも白かった。

 白いことには理由がある。

 ボクは白い百合の花の遺伝子をもとにつくられた花人類だからだ。

 花人類は新人類

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第53話「融合する、ふたつの世界」

  *

 ――百合世界と薔薇世界、ふたつの世界が融合していく。

 新しい世界へと、生まれ変わろうとしている。

 エンプレシア城に集まっていたエンプレシアの国民である少女たちは薔薇世界にあるルイの所属するアジトへと転移していく。

 男と女、ふたつの性別が存在する世界へと生まれ変わっていく。

 もともと百合世界と薔薇世界は、ひとつの世界だったのだ。

 リリアが、この世界をふたつに分けたのだ

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第52話「運命の瞬間」

  *

 ――ダンスパーティから一日が経過したあとのことだった。

 ルイーズが、アリエルと少し話がしたいと言っていた。

 アリエルの持つ五光の指輪のひとつである風玉の指輪を調べたいと言っていた。

 なにやら過去の百合世界の歴史において五光の指輪は薔薇世界の侵略から守る役割があった、とのことで、その効果を調べたいとのことだった。

 要は、なぜ百合世界が薔薇世界の侵略から守られたのか、なぜ二

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第51話「運命の相手」

  *

 ――神託者たちとのダンスが終わったあと、エルフたちとのダンスが始まった。

「チハヤ、踊ろう」

「ランディア」

 地のエルフ――ランディア・アースグラウンド。

 土のように茶色いドレスに身を包み、黒茶色の髪はツインテールにしてあった。

 百合世界の中で特に異民族のような印象を受けた彼女であったが、こんな姿を見たら恋に落ちる男性がいるだろうな……今はオレしかいないけど。

「そん

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第50話「運命の舞踏会《ダンスパーティ》」

  *

 ――オレが決めなくてはいけない。オレの運命の相手を。

 ダンスパーティの会場はキラキラしていた。

 淡く光るシャンデリアが夜を明るくする。

 オレンジ色の光に包まれて、もうオレはクラクラだった。

 オレのいるべき場所じゃないように感じる。

 オレの前世は不登校な高校生だったんだ。

 そんな高校生だったオレが、前世とは無関係そうな場所で踊らなくてはいけない。

 それがオレの

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第49話「稲穂の騎士――ルイーズ・イヤーズ・パレスアリー」

  *

 ――その少女は稲穂のような黄金をまとう騎士だった。

 それはマリアン・グレース・エンプレシアとは別のベクトルの黄金……瑞々しい稲穂のような髪を持つ少女――ルイーズ・イヤーズ・パレスアリーだ。

 彼女の記憶は、オレの中には存在しなかった、はずなのに、なぜか、この百合世界では神託者のひとりとして存在している。

 オレが気づいていないだけで、本当は存在していたのかもしれないが、真相は不

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第48話「平和な日々」

  *

 ――百合暦二〇XX年七月十三日をもって、百合世界は薔薇世界の呪いから解放され、大人になっても死ななくなった。

 その呪いから解放されたためか、エンプレシアでは騎士学院が解体され、なにもしなくなった――もう、呪いから解放されたからだろう。

 呪いから解放された百合世界の唯一の国であるエンプレシアの女王――マリアン・グレース・エンプレシアにより、やがて拒絶の壁と断罪の壁を取り除き、全領

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LSD《リリーサイド・ディメンション》第47話「最後の戦い」

  *

 ――本当の意味で、これが最後だ。

 三体の帝を倒すことができたら、この百合世界は永遠に平和になる。

 空を舞う三体の帝を標的にして、オレたちは、ひたすら攻撃をおこなう。

 雷家臣三体、光家臣三体、天家臣三体がオレたちの攻撃を止める。

 家臣の魔物を突破する。

 それができなければ、三体の帝に攻撃を当てることはできない。

 倒さなければ、いけないのに――。

 ――オレは思う

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