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ぼくらの地球の治し方...どうすればいいんだろうね

毎日呑気な生活をしている自分。
食べるものにも困らず、住む家もあり、着るものにも困ることもない平和な日本でそれが当然のようになんの疑問も抱かず暮らしている。

先月『お金のいらない国』の話を読んで、豊かな国の大量生産、大量消費、大量廃棄が貧しい国の人々の命を奪っていることを改めて思い知らされた。

今までは知識としては薄っすら気づいてはいるくせに、積極的に知ろうとせず目を向けないようにしていたように思う。

せいぜいチョコレートはできるだけフェアトレードのものをとか、食品も地球を汚さないためにもできるだけ自然に近いものをとか、洋服はファストファッションのものではなく長く使えるものをとか、必要以上のものを持たないようにするとか...
その程度のことで精一杯だ。しかもそれでさえ徹底は出来ていない。

『ぼくらの地球の治し方』の著者である藤原ひろのぶさんは、貧困問題に取り組んでいらっしゃる方だ。

藤原さんのインスタでは現地での様子などを紹介されているので、自分への戒めのためにも毎日読むようにしている。

この本にも書かれているが、自分たちの豊かな物質社会は開発途上国に住む人たちの労働の上に成り立っていることを忘れてはいけない。
日本ではたくさんの食糧を輸入しているにも関わらず、毎日大量の食べ物が廃棄されている。その地球の裏側ではたった1個のパンでさえ食べられずに餓死する人たちもいる。

分け合えば足りる、助け合えば生きていける。

今だけ 金だけ 自分だけ

行きすぎた拝金主義は壊してはいけないものを壊し
作らなくてもいいものを山ほど作り続けた。

本当に大切なものは何か、ぼくたちは気づいているはず。

豊かな国で暮らしている人たちが『自分だけ』の気持ちを『分け合おう』に変えたらきっと少しずつでもよくなるはず。
森林伐採にしても動物たちの住む場所を奪っている。
地球は人間だけのものじゃないんだから『自分だけ』の気持ちを変えないと。

『今だけ』が良かったらいいはずがない。
未来のために壊れかけている地球を守らなくてはいけないところまで来てる。

気候問題、紛争問題、貧困問題、すべての根本は一緒で”無関心”から生じているのではないでしょうか?

最後に書かれていたこの言葉は、悲しい気持ちになるものはなるべく見ないように、気づかないフリをしていた自分に言われているような気がした。



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