英国自然史博物館/野生生物写真コンテスト2020 受賞作 (1)「抱擁」

画像1 ロシアの写真家セルゲイ・ゴルシュコフ氏はロシア極東の森でアムールトラの痕跡とカメラトラップを設置するのに最適な場所を探し求めた。写真を撮るチャンスは少なかったが「私は他に何も考えられなかった」と彼は言う。この1枚を撮影するのに11か月かかった。ひとりぼっちの虎は、配偶者を探すため木の幹など目立つ場所に匂い、体毛、尿などを残す。ロシア極東には約500頭のアムールトラが生存するが、生息地の喪失と密猟の脅威にさらされ絶滅の危機にある。この虎は老木を抱き、木漏れ日を浴びながら目を閉じ、樹皮に頬をこすりつけている。
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