面白い本・好きな本|ふつうの暮らし[コンビニ人間、ぼくはイエローで、ふつう]
ふつうのときに思う、ふつうでいい
ふつうじゃない時の、ふつうがいい
コロナは落ち着かず、ウクライナも大変なことになり、物価もあがり続けるこの1年。早くふつうに戻ってくれないかなぁ、ふつうがいいなぁ、と思い続けたこの1年。
ふつうの時の「ふつうでいい」は「ふつう」の凄さに気づいていないという気づき。異常になって初めて「ふつう」を知る。
気負いすぎず、気を抜きすぎず。
願い過ぎず、無頓着でもない。
ふつうに暮らすって素晴らしい。
ふつうの暮らしって?
ふつうの人がイメージする「ふつうの暮らし」はこんな感じかもしれない。男性なら大学を出て、会社に入り、結婚し、子供が産まれ、ローンで家を買い、定年まで勤めて、年金で老後をすごす。女性ならば、そういう男性の妻になる__
まぁ令和の今、そんな生き方が多数派なわけないでしょ、と鼻で笑ってしまうかもしれない。では、昭和の時代はこれふつう?
これは1950年でも1980年でもあまり変わらない。典型的な人生だと思っていた「ふつうの暮らし」なんて、全然ふつうじゃない。
自分のふつう、みんなのふつう
「人はその周りの5人の平均値だ」という言葉をnoteで知る。趣味嗜好が似ている人は集まりやすく、自分の見えている世界が「ふつう」であると錯覚する、と。
自分のふつうと、みんなのふつうは違う。大切なのは、「自分のふつうを疑い、謙虚になること」。ほんと、いいこと書いてる。
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これもよく言われるやつ。年をとるほど、新しいモノやコトに拒否反応を示してしまう。昔からあるふつうを求めるんだけど、その“ふつう”はあくまでも自分のふつうでしかない。
ふつうはいろいろ。
ということで、いろいろな「ふつう」について考えさせられる本3冊。純文学とエッセイとデザインの話。
なかでも、『ふつう』の著者である深澤さんは、スピッツを最大限の賛辞として「ふつう」と表現していて、とても印象的。
「ふつう」を知って、ふつうに暮らす。
「ふつう」を疑い、謙虚に暮らす。
コンビニ人間
コンビニ店員のふつうと、世間のふつう
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
母のふつう、息子のふつう、学校のふつう
ふつう
民藝もサステナブルもロングライフもふつう
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