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自然?無痛?迷っているアナタへ。両方やったアラサーママの無痛分娩レポ!

2021年第1子は自然分娩。
2024年第2子は無痛分娩。

もう一度産むとなったら…
絶対無痛分娩!!

1人目を産んだ瞬間、「もう絶対やりたくない!子供は1人だ!!」と決意した私だったけど2人目のお産が終わった後「無痛分娩ならもう1人いけるな」と思えるくらいの余裕がありました。
(※産むのはできるかもだけど、育てるのも考えるとそれはきつい。)

このnoteでは無痛分娩の詳しい処置の説明はしていません。私が無痛分娩を選んだ経緯からざっくりとした処置とその時どう思ったか、痛みはどうだったかを中心に書いています。


無痛分娩が増えてきているけど、周りに経験者がいなくて不安なアナタへ。
1人の経験談として、ご参考になれば幸いです。



無痛分娩を選んだ理由

もう1回あの痛いのはいやだ!!というのが1番の理由ですが、我が家の状況的にも無痛分娩を選んでよかったです。

我が家は3歳長女、単身赴任中の夫(新幹線で3時間)、そして私。

夫は育休を取る予定にしていましたが、私が全く3歳児の育児をしないことはないはず。
なので早く体調を戻したかったのが2つ目の理由です。

実際に体調の戻りについては産後3ヶ月の現時点の感想を後半で書きますね。


無痛分娩にも2種類あり陣痛がきてから処置をする無痛分娩と、予定日より前に出産日を決める計画無痛分娩があります。

私が通っていた病院は基本は計画無痛。さらに私が経産婦だったので計画無痛の一択でした。
夫が単身赴任中なので、予定日が分かっていた方が対応できるので計画無痛でよかったと思っています。

産院選び

私の住んでいる場所は地方の田舎なので無痛分娩をやっている病院はありませんでした。
なので、実家(同じ県の県庁所在地)の近くで探しました。

いくつかの病院で無痛分娩をしていましたが
最終的に1つ選ぶ時に重視したのは分娩件数です。

最初は「◯◯病院 無痛分娩 口コミ」で検索していましたが、結局こういうのはあんまり安心できる情報は出てきませんでした。インスタもしかり。私の検索が甘かったのかもしれませんが…。
結局、無痛分娩の件数が多い=無痛分娩に慣れていそうという判断をしました。

大体の病院HPに昨年の分娩件数とその内訳が載っています。

改めて調べてみると無痛分娩を実施している病院やその詳細がみれるサイトがありました。
これから産院を決める方は使ってみるのもいいかと思います◎

あとは知り合いの看護師さんに相談して、いい噂聞かないなと言われた病院は除外しました。

結果的に私は件数が2番目に多い病院にしました。
2番かい!!と思うかもしれませんが、やはり分娩件数が1番多い病院は1番人気な確率が高いです。

私は遠方だったこともあり、心拍が確実に確認できるよう8週目で受診しました。
無痛分娩は対応できる医師の人数に限りがあるため、その時点ですでに予約の空き待ちでした。
絶対に無痛分娩にしたかったのでその病院は諦め、第2候補の病院にしました。


経験上、妊娠4〜5週の早い段階での病院受診はおすすめできませんが、出産したい病院が人気の場合は早めに受診して予約をした方がいいかもしれません。


ここから実際に無痛分娩予定日の流れや感想を書いていきます。

入院1日目

病院到着!だけどさっそく想定外発生!


病院に9時に来るよう言われていました。
この日は平日で通勤ラッシュと被っていたので安全を見て実家(病院まで車で20分程度)に家族3人で前泊。

分娩室に長女は入れないと事前に言われていました。
しかし誘発剤の処置から出産まで早くても6時間くらいと言われていたので、ひとまず長女も連れて病院に行きました。

ここで1つ目の予定外発生!!
すでに陣痛がきている人が数名おり、待合室で待機することになりました。

長女が飽きないようおもちゃは持ってきていましたが、待合室には他の方もいるので音の出るものは使えず。
シールと落書き帳では30分くらいしかもちませんでした。

いつ案内されるかわからなかったので夫と長女は夫の実家(ここも車で30分くらい)に一旦戻りました。


・夫と私の実家が近いこと。
・どちらの母もフルで働いている訳ではなく調整がきくこと。

この2つが本当に助かりました。

1人病院に残った私はキャリー1つと大きめリュックを持って待機。
娘たちが帰った15分後に陣痛室に案内されました。

麻酔の準備と促進剤処置

院内着に着替え、処置室へ。
血圧などを計り、点滴。

そしてついに硬膜外麻酔用のチューブを背中に入れる処置。
やる前はどのくらい痛いんだろう、見えないの怖いなと思っていました。無痛分娩の不安ポイントの1つじゃないかと思います。

実際にやってみて、痛みは普段の採血と同じくらいに感じました。
背骨に刺すので痛そうと思っていましたが、厳密には骨と骨の間なので想像していたより痛くなかったです。

背中にお肉がつかなかったことも幸いし、「入れやすいわ〜」と言ってもらいスムーズに入りました。

麻酔を入れる準備ができたので、効きを確認するため少量入れてテストしました。

最初に入れた時は右足太ももあたりがビリビリっとしました。
それもすぐなくなり、30分後には保冷剤を足やお腹に当てられても冷たさは感じないくらいに効いてきます。
本当に何も感じない!すごい!!と感動。

処置の間、これは当分夫の出る幕はないなと思い、連絡することにしました。

しかしここで2つ目のトラブル!!
連絡したくてもスマホはベッドから離れた場所にある。
どうしようと思った時!
買いたてホヤホヤのアップルウォッチが役立ちました!!

授乳中はスマホを触りにくいからと奮発して買ったアップルウォッチ。
授乳間隔を記録するために買ったも同然だったので全く使い慣れておらず。短い文章ならLINEの返事をしたり、電話もできることをこの時初めて知りました。(遅い)

なんとか夫と連携し長女のお昼寝後、14時くらいに1度来てもらいましたがたまに弱い陣痛がくるだけ。
ヒマすぎて夫は眼鏡を買い替えに行く始末。
結局その日は産まれなさそうと判断し、18時頃には夫に帰ってもらいました。

入院2日目〜出産

翌朝、9時ごろ検診しバルーンを挿入。
少し圧迫感があるかな?と思う程度でそこまで違和感もなかったです。
部屋に戻り、促進剤を投入。徐々に量を増やしていきます。

ここからお産が進んでいきます。

麻酔おあずけ〜効くまでの悶絶タイム

11時過ぎ。おや?ちょっと痛くなってきたな?と思っていたらどんどん痛くなってくる!!生理痛の5倍痛い(個人の感覚です。)
これは麻酔でしょ!と思い助産師さんに訴えるも却下!!!
「子宮口5cmくらいかな?あまり早く麻酔入れると陣痛が遠のいちゃうから。」と、レポでよく見るフレーズを食らいます。

前日に痛くなったら連絡するわ~と言って別れた夫へ「痛い。早く来て」とSOSを送信。
自分で腰をさすりながら「早くクスリを!!」と声が出そうになるのをこらえていました。

どうやったら麻酔を入れてもらえるのかばかり考えていた私。
12時。さっきと違う助産師さんが食事を運んできてくれる。
意を決して「食事ありがとうございます!これっていつ頃麻酔使えるんですかね~?」今できる最高の笑顔で何気なく聞いてみる。
すると「バルーンが出てこないと使えないね。」と言われました。

絶対バルーン出てる!!!
股に違和感のあった私は食事を下げてもらう時(痛くてほとんど食べれていない)ここでも意を決して「お手洗い行ってもいいですか?!」とお願いする。
※赤ちゃんの心拍を確認するのに器具をつけるため、トイレは申告制。

トイレでバルーンの先が出ていることを確認し、器具を付けにきてくれた助産師さんに「なんかたぶんバルーン出てきてるっぽいんですけど…」と控えめに訴えてみる。

確認してもらい、13時過ぎ。ついに麻酔投入決定!!

これもレポでよく見るリモコンのようなものを渡されました。
ようやくこれを手に入れられたと喜び、カチカチとボタンを押すけど全然効いてこない。え?壊れてる?大丈夫?と思いながら連打する。
結局効いてきたのは30分後。
それまでずっと腰をさすりながら耐え忍びました。

麻酔サイコータイム

効いてきてからの余裕はすごかったです。張りは感じるけど、到着した夫とBGMのオルゴール曲名当てクイズするくらいには余裕でした。
ちょっと痛いなと思ったら麻酔を追加する、を繰り返していました。

破水·出産

3時間くらいゆったりと過ごし、16時30分。
ボコンっと強めに蹴られた?と一瞬思いましたが、すぐに破水だとわかりました。そこから一気に痛みと張りが増します。

最後にもう少しボタンを押したい!と思っている間に分娩台に運ばれました。
いたーーー!!!!と思いつつも、もういきんでーーと言われ、あれよあれよと無事出産。

1人目の時は「やっと終わった」としか思えませんでしたが、今回は生まれたことを喜び涙があふれるくらいの余裕がありました。

出産後の体調

ここから自然分娩と無痛分娩の出産後~3か月の体調をそれぞれ書いていきます。

1人目も2人目も退院後は里帰りしました。
1人目は1か月、2人目は2週間実家にお世話になりました。

今回実家の滞在は2週間でしたが、帰宅後も夫が育休を取ってくれていたり、長女は保育園に預けられたり1人目の時と同じくらいあるいはそれ以上休める環境でした。

結論からいうと、無痛分娩の方が体調の回復は早く感じています。

<自然分娩(1人目)>
・常に眠くてしょうがない。
・腹筋がなくなり、起き上がれない。横に手をついて手の力で起きる。
・下っ腹が生後6か月くらいまで出ていた。

<無痛分娩>
・昼寝しなくても大丈夫。
※産後ハイもあったかも。今は昼食後30分は目をつむるようにしています。
・腹筋を使っていつもどおり起き上がれる。
・2か月くらいで下っ腹は引っ込んだ。妊娠前のズボンも余裕。
 体重は妊娠前+2kg

体形の戻りなどは個人差はあると思いますし、1人目で細切れ睡眠経験済みなので一概には言えませんが、感覚としては無痛分娩後の方が圧倒的に元気です。

実際に起こった知っておいてほしいこと

無痛分娩で不安なことと言えば、麻酔のリスクなどがあるかと思います。
私も下半身が麻痺してしまったら?など色々不安になり調べました。
ただ、私は赤ちゃんに起こるリスクの勉強が足りなかったなと反省しています。
ここからは実際に赤ちゃんに起こったことを書きます。

生まれた瞬間から過呼吸に

無事生まれてきた後は基本的にカンガルーケアを推奨している病院が多いです。
私もそのつもりでいました。
生まれてひと安心していると、看護師さん達が少しバタバタされている様子。

すぐカンガルーケアと聞いていたのになかなか来ないわが子。

すると看護師さんから一言。
「赤ちゃん過呼吸だからこれからすぐ保育器入ります。」

ささっと形式上の抱っこした写真を撮り、すぐに保育器へ。

そこから対面できたのは次の日の昼頃でした。
どうやら新生児一過性多呼吸でした。

新生児一過性多呼吸は、出生後、肺の中に過剰な液体があるために一時的な呼吸困難が起こって、しばしば血液中の酸素レベルが低くなる病気です。
新生児一過性多呼吸は、早産児や特に母親が帝王切開前に陣痛を経験しなかった場合(つまり、母親が計画的な帝王切開を受けた場合)によくみられます。

新生児一過性多呼吸

今回私は計画無痛分娩のため、誘発剤による陣痛はありました。
しかし、赤ちゃんの生まれたいタイミングより早くよんでしまったので準備ができていなかったのかと思います。

1か月検診でも特に問題なかったので一時的なものでしたが、計画にすることで赤ちゃんに少なからず負担がかかることは知っておいてほしいです。

まとめ

計画無痛分娩の感想をまとめると
・家族の対応がしやすい(特に上の子がいる場合)

・痛いけど自然より圧倒的に痛い時間が短い

・体力が温存される分、回復も早く感じる

・計画分娩だと赤ちゃんが呼吸の準備ができておらず過呼吸になることもある

いかがでしたでしょうか?
陣痛が怖くて出産を迷っている
2人目を考えているけど1度経験したからこそ、もう1度アレをするのはしんどいと迷っている方の参考になれば幸いです。

皆さんが納得のいく出産になることを願っています!!

(↓ご参考までに入院出産で活躍したものをご紹介)

夫との連絡で活躍したアップルウォッチ。ぴよログというお世話記録アプリを使えるのがSeries 7からだったので古いけどこれで十分かなと思い中古を購入。
実際最新じゃなくても新品じゃなくても十分でした。夜中でも記録しやすい◎

シリコンバンドは寝ているときにつけても軽くて違和感なし。
柔らかいので抱っこするときも赤ちゃんにやさしいのでおすすめです。

夜間授乳でヘトヘトに。でも昼寝をしたいけどなんか眠れない。そんな時ラジオを聴きながらホットアイマスクだとよく眠れました◎
耳栓代わりにも使っていました。

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