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本日の猫たち #330

我が家には3匹の猫(先住猫、兄、妹)がいるのですが、猫とひとくちに言っても、やっぱりそれぞれ性格が全然違います。

一緒に暮らすようになって2年。それぞれの変化を記録して置こうと思います。

子猫のときから変わらず、ものすごくきっちりしているのが先住猫。

我が家の治安維持を担う先住猫(3歳)


ご飯を食べるときも一粒も残さず、落とさず、きれいに食べます。
兄猫は飼い主のことをマットだと思っているので、飼い主が横になっていると、遠慮なく踏みつけて通過するのですが、先住猫は絶対に足蹴にすることはしません。しっかり迂回します。

先住猫がへそ天で寛ぐ姿を、ほとんど見たことがありません。
もっと猫らしく、自由気ままでいてくれてもいいのに(飼い主のほうがかなりいい加減)……と思うのですが、そういう性格なんでしょうね。毎日のパトロールもこなし、愛情深く兄妹猫たちの世話をし、飼い主のメンタルケアをし、一番忙しく過ごしています。

警備に余念の無い先住猫(右)と猫ライフを謳歌する兄猫(左)


妹猫は、飼い主の良き友人です。
(でも妹猫が一番好きなのは、先住猫です)
「遊ぼうよー」と飼い主の腕をちょいちょいしてくるのは、妹猫だけ。
虚弱だった子猫の頃が嘘みたいに、ボールを追っかけて、一番元気に走り回ります。

先住猫と同じくらい大きくなった妹猫(2歳)


先住猫が学級委員なら、妹猫は風紀委員。特に「におい」に敏感で、くさいものには砂かけをし、たまに獣臭がする兄猫を熱心にグルーミングします。最近覚えた習慣が「個食」。これまで3匹一緒に食事をとっていたのですが、妹猫は「一緒はいやー」と、別室でひとりで食べるようになりました。
きっと隣で兄猫が「がふがふ」言いながら、がっついて、食べこぼしが飛んでくるのがいやだったのでしょう……。

もともと子猫のときから、神経質なほど潔癖症なところがありました。
どのくらい潔癖かというと、自分のお皿のカリカリに、兄猫がかじったカリカリが一粒飛んでくるだけで「もう結構です」と立ち去るレベルです。
そして歯磨きおやつをあげるときも、「わたしは別でいただきます」と、しっぽをたてて飼い主を浴室に誘導し、浴室の窓にのぼり、「さ、こちらに持ってきてください」と、ひとり、窓際で食べるのです……。

ただその浴室、いつも乾燥しているわけではなく、飼い主が使った後、掃除した後は、濡れています。
でもそんなことは一切気にせず、飼い主が「濡れているよ」と言っても妹猫は聞かず、「わたしはいつもの場所でいただきます」と、飼い主を浴室に誘導します。窓にのぼろうとしたところで「水滴!」に驚き、前足をぷるぷるさせながら、「どうしてこういうことになったの?」「あなたがやったの?」「どうしてこんなひどいことをするの?」と目で訴えて、「もう結構です!」と機嫌を損ねて、どこかに行ってしまいます。
(たいていは先住猫のところで慰めてもらいます)

そして記憶をリセットしたら、また「ねえねえ」「遊ぼうよ」と腕をちょいちょいしにやってきます。

珍しくひとりで寝ていた妹猫


この潔癖症の妹猫、うちに遊びに来てくれた友人のバッグのにおいをかいで、「くっさー!」というしかめっつらをし、「くさいくさい(柑橘系のにおいがついていた模様)」と砂かけジェスチャーをしたあげく、友人の顔を見て「あなたなんでこんなくさいもの持っているの?」と訴えたことがあります。人間だとデリカシーが欠如したものすごく失礼なやつなのですが、幸い猫だったので、ゆるされました。



そして兄猫。

空気清浄機をOFFにするのが特技の兄猫(2歳)


我が家で一番猫らしいのが兄猫です。
猫がやるであろうと言われていることは(悪さ含め)コンプリートしました。特技はケーブル切断と、家電、エアコン、テレビの電源OFFです。
兄猫のいいところは、とにかくおおらか。警戒心ゼロです。
先住猫、妹猫ともに「抱っこ」が大嫌いなのですが、兄猫は「抱っこ」OK。フレンドリーで自分から膝にのってきます。見知らぬ人がいても気にしません。その見知らぬ人に「ごはんください」と甘えに行きます。

猫は普通、お腹を触られるのが嫌いなのですが(先住猫と妹猫は絶対に触らせてくれません)、兄猫は全然大丈夫で、どこを触っても怒りません。
爪切りもまったく抵抗なく、1分で終わります。

猫飼い初心者向けの猫です。

兄猫は、先住猫、妹と違い、なにかに強いこだわりもなく、猫ライフを満喫しています。

気持ち良い場所をよく知っている兄猫


そういえば、飼い主の髪をグルーミングするのは兄猫だけです。
べちょべちょにされます。

先住猫はいつも手を出すと舐めてくれるのですが(やさしい……)、妹猫は「そんな汚いもの(?)舐めない」と、飼い主の手には見向きもしませんでしたが、2年経ってようやく、何度も何度もにおいをかぎ、一舐めだけしてくれるようになりました。

3匹いるからこそ、お互いの個性の違いがわかっておもしろいです。

猫たちは猫たちで、飼い主と、うちに来る人たちを比較して、「人間とひとくちにいっても、それぞれ全然違う。においも違う。ごはんくれる人とくれない人がいる」と思っていたりもするのかなと。

やっぱり今日も冬用ベッドで寝る兄妹猫(いつ片付けられるのか…)

備忘録がわりに綴ってみました。

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気が向いたらまたのぞいてやってください。

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