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呪いは常備薬として毎日接種するもの【貞子DX】

貞子DX

「呪いのビデオ」を見た人が24時間後に突然死する怪事件が続発する。そんな中、大学院生・一条文華はテレビ番組で呪いの存在を否定した後、ビデオを見てしまったという妹から電話が入り、呪いの解明に乗り出す。

初期作以外はホラーコメディでおなじみの貞子。今回はDXということで、「デジタル技術をより普及させ、人々の生活をよりよくする」を目的にした貞子の話。

変に怖くしようとしてして、スベってるほかの作品よりはマシだったけど見てられなかった。

簡単なストーリー

呪いのビデオにまつわるナゾをIQ2000の大学院生が解くというもの。

連続する不審死が呪いのビデオによるものとした霊媒師を、大学院生がプラシーボ効果に過ぎないと論破することで始まる。

持ち帰ったビデオのコピーを妹が見てしまい、呪いを信じ始める。

今回の貞子は見た人間の家の前にワープしてくる流れ。

最初は近しい人に化けて近づいてきて、領域展開すると貞子に井戸へ誘われる。

初期作であるリングの設定「ダビングしたメープを見る」や、みんなで見ることで呪いを分散など試みるも失敗する。

呪いのビデオは霊媒師が、自分の商売のために売り捌いたものと判明して天流神社に向かう。

常備薬をヒントに、ビデオは「24時間以内に再び呪いのビデオを見ること」が対策と判明した。

間違った理論のために貞子ウイルスに罹った人たちと共に、呪いのビデオを鑑賞するところで終わる。

サプライズとして、映画館が移り映画そのものが呪いのビデオというメタ的な視点が入った。

IQ2000とは思えない動きを見せて、国民に貞子を常備薬として与えた主人公。

毎日呪いにおびえることを強制したのは、滑稽だった。

ホラー苦手な人が入口として見るのはいいと思う。

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