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【呪術廻戦考察】五条悟の術式と領域展開『無量空処』を分解して現実的か考えてみる。

この記事では、五条悟の術式や領域展開について噛み砕きたいと思う。

五条の術式は無限を操る「無下限呪術」

五条悟は無限を操る。自分と敵の間に無限の空間を作り出し、敵の動きを遅くしたり潰したりする。

自身の高速移動もその呪式によるものである。

無限を操るには、原子レベルでの呪術の操作が必要なのだが彼には『六眼』があるので、コントロールを可能にしている。

無下限呪術を噛み砕く

止める力

自分の周りに無限の空間を作ることで、物体の動きを止める(無限に遅くなっている)。五条に近づくほどに無限に近づくように空間は作られている。

彼はアキレスと亀を例にあげる。

足の速いアキレスという男が、100m先の亀を追いかけることを考えます。アキレスが亀のスタート地点に着いたとき、亀は1mほど進んでいるでしょう。さらにアキレスが追い付こうと1m進んでいる間に、亀は1cm進んでいます。

この考え方だとアキレスは一生亀に追いつけません。これを極端にしたのが、無下限呪術だという。

術式順転「蒼」

無限を収束して、引力を発生させ物体を引き寄せる術式。蒼の力を遠くに置くことで、引力を使ったワープもできる。

小さなブラックホールのイメージです。

術式反転「赫」

数学で習う「無限級数」を説明する必要がある。これは、 “いつまでも続く足し算”のことで、「収束」「発散」というふたつのパターンが存在します。

収束の例: 1/2+1/4+1/8+・・・=1
発散の例: 1+2+3+4+・・・=∞

無限に足した結果、1つの数字に集まるのが収束。無限大に向かうのが発散である。

また、「術式反転」という言葉がありますが、これは本来「負のエネルギー」である呪力とは逆の「正のエネルギー」を流し込んで発動する方式です。五条先生の場合、普通は「収束」なのを逆転させているということになります。

引力の逆で、はじく力が生まれているのです。

領域展開「無量空処」

五条は「“知覚”“伝達” 生きるという行為に無限回の作業を矯正する」と説明していました。

芥見先生によると、自分の前に「リンゴ、ゴリラ、ラッパ」が並んでいたら、普通は「リンゴ→ゴリラ→ラッパ」と認識することができますが、「無量空処」の場合は手前のリンゴで「リリリリリリリ」となってしまうとのこと。

リンゴの時点で膨大な情報量が流し込まれ、次にたどり着けないといったイメージでしょうか。

その結果、非術師であれば一瞬で廃人化してしまい、敵の呪霊も同様に情報処理が追いつかず、身動きが全く取れない状況になります。

あの空間のイメージが宇宙なのは頷けます。


まとめていくと、

大丈夫。ぼく、最強だから。

って言いたくなるのわかりますね。勝てる要素がないわけです。

だから、弱みを握って動けないように閉じ込めるしかなかった。そのために渋谷は壊滅しました。

五条先生に勝つなら、彼と同等の呪力がある人間が領域展開を作ることで必中の状態を作るしかない。

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