【採用について】コミットが強すぎる人

4月になり、入社式のフィードが多く上がったり、新社会人が早速バックレたニュースが飛び交ったりで、今月は採用に関して色々考えてました。

人事関連のことを考える上で強烈に覚えていることが1つあり、それは私が2017年に読んだブログに書いてあった内容です。

記事自体は2014年のものですが、マジで「その通りすぎる」と思った内容で、読んでだときの情景まで鮮明に記憶に残っている内容です。

私も複数の職場を経験する中で、コミットが強すぎる人が何人かいました。その人の目標達成のために誰かが何らかの犠牲を背負っているところも見てきました。

結論、私はコミットが強すぎる人の採用は控えたいです。

ちなみに私の中で「コミットが強すぎる」の定義は、
・自部門の目標達成意識が強い
・他部門(他者)のことはどうでもいい

という2つが揃っていることです。

もちろんコミットが強い方は嬉しいですし、私も自社の成長のために日々コミットしてます。

営業ならば売上、エンジニアなら重要な機能開発など、会社としても優先度高く設定しているので、そこに強くコミットしてくれることはめちゃくちゃ嬉しいです。
だからといって、それを武器として他人に振りかざすのは絶対NGですし、こういう人が多い組織が健全なわけがないと考えてます。

コミット力が強すぎる人の部下も、仕事は超大変だけど達成すると賞与が沢山貰えたりして、変に神格化されてこれまた厄介だったりするし。

私が以前在籍していたSpeeeという会社では15コのカルチャー(行動規範)ってものがあります。

考え抜かれた内容で、個人的にはどれも好きな内容なのですが、この中の1つに「他部署への尊重、感謝」があります。

他部署への尊重、感謝
他部署の存在のおかげで、自部署の業務が成り立つ。私たちは得られる情報や経験の差を認識し、理解を深め、協力しあえる組織である。

ほんと、こういうことだと思うんです。

目標達成に対して甘い組織をつくる訳では決してない。コミット力を強く持ちながらも、部分最適ではなく全体最適で進んでいける組織にしていく。

そんなことを考えてた週でした。