ロブスター
こんにちは、甘野充です。
最近観たいなあって思っていた映画が、「哀れなるものたち」という映画です。
自殺した女性の脳みそを、彼女が身ごもっていた赤ちゃんの脳みそを移植することで生き返らせるというフランケンシュタインみたいな物語。
大人の体に子供の心。好奇心がいっぱい。
名探偵コナンの逆バージョンみたいな。違うけど。
僕は気にはなりながらも、サブスクで観れるようになったら観ようかな、と思いました。
最近はもう家で観れれば十分かなって思うようになってきて、なかなか映画館に行かない。それほどまでに新作に魅力を感じていない。
とりあえず、ゆりあんの解説で予告編を観ます。
興味深々です。
うーん、やっぱり観たいな、と思う。
そこでこの奇妙な物語を監督したヨルゴス・ランティモス監督の別の作品が観てみようと思いました。
Amazon Primeで探すと、「ロブスター」という映画を見つけました。
さっそく鑑賞。
物語は、45日間でパートナーを見つけなければ動物になる、という施設に入る主人公。これは離婚や死別を含めて独身者は必ずパートナーがいなければならないという未来のお話。
そしてその主人公がなるとしたら何になりたいか、という答えがロブスターなのだ。
映像が美しいが、あまりにも物語が奇妙だ。
ネタばれになるので内容は書かないが、淡々と異常な世界を見せられて、途中から、もっと異常な話の展開になってゆく。
映像は美しいのだが、ちょっとやり過ぎ感があるというか、普通の人へのおすすめはちょっとできない。かなりの映画通であるか、究極的な芸術を求めているか、ホラー映画が好きであるか、ともかく観る人を選ぶ映画だ。
作品としては良質であるが、これは僕の好みの問題であって、救いのない映画は、やはり気持ちが滅入るよね。
でもまあこれがこの監督の世界観なんだろうなあ。
スッキリはしないけど、こういうものだと承知の上で、他の作品も観てみたいと思う。怖いもの観たさといったところか。
作品自体はいい作品だと思う。後味悪いけど。
今日はそんな感じです。
それではまた。
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