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エンターテイナー・ストリート

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甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創… もっと読む
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共同運営マガジンの参加申請

 甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。  参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。  たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。  参加費は無料!  ぜひともご参加を。  

【創作】水霊の碁 第2話 彗星の光芒

※前回はこちら 第2話 彗星の光芒 2-1 弥之吉は圧倒されていた。時の名人本因坊道策は、恰幅の良さ、金箔のついた派手な着物、丸々とした坊主頭等、全身から「力」を発散させていた。このような覇気は今まで見たことがなかった。 これが名人、天下一の碁打ちとはこのようなものなのだ。弥之吉は武者震いがするのを覚えた。強烈なその「気」に羨望を覚え、自分もこうなりたいと直感した。 道策はぎょろりと目をむくと、居並ぶ弟子たちの中で平伏していない弥之吉の方

1人遊び (詩)

Xに投稿しました。

私の明日の一枚

明日はメンタルの調子が良くないようです。 カードを引いてから天気予報を見たら、やはり雨・・・ 持病の悪化のサインです。 多分、頭痛です。 このカードが示しているのは辛抱たまらん状態。 たまらんっすね・・・ 明日はちょっと過労気味のサインでもあります。 やることがたまりすぎていて、実際ちょっとアタフタしています。 やることリストを整頓しないといけないんですが、明日は頭が働かないようです。 頑張りがなかなか評価されない暗示。 でも、コツコツやるのには慣れているので、明日もコツ

愛に関する記事紹介⑦

いつも私の記事をご覧くださり、ありがとうございます。 今日は、大川隆法先生の説かれる幸福の原理、「愛・知・反省・発展」に関連して、皆さんの素敵な「愛」の記事をご紹介する企画dayです! 今回は7名の方の記事をご紹介します! シロクロさん なんと、プライベートを出さない主義のシロクロさんが、そのポリシーを捻じ曲げて投稿して下さった感動作! 壮絶な出産体験が語られます。 赤ちゃんが五体満足で生まれてくることだって、当たり前ではない。 家族が当たり前にいてくれることの

心配しなくて大丈夫 死ぬのなんて怖くない 生き続ける方がよっぽどつらいから 彼方の世界に還ったら お金の心配もしなくて済むし いいことだらけ 嫌な人とも付き合わなくていい 成長は遅いかもしれないが 気持ちの合う人に囲まれる 自分のことより思いやり これはちょっと心配だ

振り返りnote㉕5月5日~5月11日

いつも記事をご覧くださり、ありがとうございます! 本日は、週末の振り返りnoteの日✨ 日々のお知らせや、今週公開した記事の入った主なマガジンと、記事をご紹介していきます。 毎日チェックするのが難しい、という方も、この機会にまとめてチェックできますので、覗いてみてくださいね☆ 💖新企画始動予定のお知らせ💖 来週中に、あっとビックリな新企画始動のお知らせ予定‼ 皆さんにカミングアウトするのが楽しみで仕方がないです💖 来週以降は、週2回ほど、新企画の公開日とさせていただき

人生設計が出来すぎてる幼稚園児

先生 「じゃあ次、佐藤くんのこれからの人生設計を教えてもらえるかな?」 佐藤くん 「はい! 僕の人生は、超名門大学へエスカレーター式で行ける小学校に入学して、 学年最下位の成績を叩き出します。 でも、僕はクラスメイトのかすみちゃんとこの学校で成績1位を取って 将来結婚すると約束しています。 毎日毎日勉強を頑張ります。 そして最終的に僕は成績1位を取ってかすみちゃんと将来結婚できるようになります。 しかし、かすみちゃんは転校します。 僕は落ち込んで中学2年生まで不登校になって

朔太郎忌

青空に かの人の姿を写し 想い偲ぶ かの人の詩が 救いし 我が心 陽があたり キラキラひかる墓標の前 静かな場所で ありし日のかの人を想い そっと 手を合わせて偲ぶれど かの人の想いを知るには まだ未熟すぎて… 胸を掻き抱き つぶやく言葉を 薫風が包み込む

「永久欠番のあなたへ」詩―#青プラ文学部

早苗月(さなえづき)の河岸を あなたの手を取って 白雲と共に 歩いた あなたの 歩みは  壊れた時計の 針のよう 立ち止まり 座り 遠くの 山をみつめる ベンチに 腰かけて ポツポツと 細くやせた指で 心の糸で 編んだ袋から  昔の話を 取り出し 乾いた声で 話し出す お前は 8歳の時 ここで おぼれそうになったんよ お父さんが ものすごい顔して 下駄 履いたまま 川に 飛び込んだ お前は 本当に 手のかかる 子だったんよ 大きくなったら どんな 大人になるかと ず

神話外痕跡

■痕跡1 ・国道の車窓から、走る車と空気の間に風が生まれ、側道のススキが、でも、多分、ススキではない春の白い植物たちが揺れていた ・名も知れないその植物、雑草かもしれないものたちが、ただ、外気に、風に吹かれて揺れていた ・その生命力のなさのようなものに、ただ、吹き晒されるもの、を想い、見つめていた ・ふと、何かが、反転した。していた。その生命力のなさそのもののような植物は、燃え上がっていた ・彼らは、ほんとうに、自ら、真に、自ら、燃え上がり、ゆらぎ、風を吹かせ、車に

バタフライ 【詩/現代詩】

バタフライをしながら 正気を保つのはむずかしい いつの間にか 三本の角が首から生えている (押し寄せる蒼い泡 ブクブク) 万物の根源へ向けて 触角をのばす 先端に触れたものを鷲掴み 幻の臓器をえぐり取る その エモーショナルな運動は もはや 地球への暴力である (メエルシュトレエムが渦を巻いている) 火口の中心に向かって 叩きつけている瀑布の音は もはや (それは 万物を吸い込む七色の渦) 太陽の墜落 月光の没落 メエルシュトレエムの影を見ている エイハブ船長の年

愛する人がいないから

冷たいテレビと冷たいスマホ ひとりのわたしはさみしくなる 誰とも話をしない日は ずっとテレビに笑いかけ スマホに言葉を紡いでいる どうしてひとり なぜひとり 自分で選んだことなのに どうにもならないものなのか 微笑んでいる母の遺影 もういないことをまだ受け入れられない 真っ暗闇の中 目くらのように立ちすくむ 何も見えずに右往左往を繰り返す SNS という安易な人とのつながりを求めるわたし 本当は一体何を望んでいるの 自分の心の内をひけらかすため 結局は人と

【連載小説】ガンズグロウ vol.4「本」

私が大学にノートパソコンを持ち込むようになって、しばらくたった。 まだ拙いものの、大分キーを覚えてきて、少し時間はかかるけど、チャットできるようになってきた。 私はいつもタツキに守られて戦った。守備までできるほど上達していないからだ。 ゆらぎが言った。 『さやかはいつもタツキに守られてるけど、やる気あんの?』 『え?やる気はありますよ』 『じゃあ守備は自分でしてさ、タツキを攻撃に回してよ、もったいない』 『あ……そうだよね』 タツキが割って入る。 『さやかち